11.2.2 案件管理DBからの案件の一括削除
案件管理DBから案件を一括で削除したい場合に使用してください。
なお,JP1/Service Supportの運用状態によって,手順が異なります。
- JP1/Service Supportの運用を停止できる場合
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「(1) JP1/Service Supportの運用を停止して案件を一括削除する」を参照してください。この場合,案件管理DBをバックアップできます。
- JP1/Service Supportの運用を停止できない場合
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「(2) JP1/Service Supportの運用中に案件を一括削除する」を参照してください。この場合,削除対象案件をCSVファイルに退避できます。
(1) JP1/Service Supportの運用を停止して案件を一括削除する
JP1/Service Supportの運用を停止して案件管理DBから案件を一括削除する手順を次に示します。
なお,案件管理DBにすでに削除待ちとなっている案件がある場合,削除待ちとなっている案件と,これから一括削除する案件の区別がつかなくなることがあります。このため,ここでは,すでに削除待ち状態となっている案件を削除してから,不要な案件を一括削除する手順について説明します。
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次に示す順序でサービスを停止する。
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JP1/Service Support - Task Serviceサービス
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JP1/Service Support - Web Serviceサービス
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JP1/Service Supportサービス
JP1/Service Support - DB Serverサービスは起動したままとしてください。
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スタートメニューの[プログラム]−[JP1_Service Support]−[JP1_SSコマンドプロンプト]を起動する。
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jssdbbackup.batコマンドを実行し,案件管理DBのバックアップを取得する。
削除待ち状態のデータを削除する前に,案件管理DBのバックアップを取得します。引数には-maintオプションを指定して実行してください。詳細については,「12. コマンド」の「jssdbbackup.bat(データベースバックアップ)」を参照してください。
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jssdelrecコマンドを実行し,削除待ち状態のデータを削除する。
詳細については,「12. コマンド」の「jssdelrec(案件管理DBデータ削除)」を参照してください。
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jssitemdeletionコマンドを実行し,案件を一括で削除待ち状態にする。
詳細については,「12. コマンド」の「jssitemdeletion(案件一括削除)」を参照してください。
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jssitemlistコマンドを実行する。
jssitemlistコマンドを-dオプション付きで実行し,不要な案件が削除待ち状態となっているかどうか確認してください。詳細については,「12. コマンド」の「jssitemlist(案件一覧出力)」を参照してください。
誤ったオプションを指定してjssitemdeletionコマンドを実行するなど,削除不要な案件が削除待ち状態となっている場合,jssrevコマンドを実行することで削除待ち状態が解除できます。詳細については,「12. コマンド」の「jssrev(案件一括削除取り消し)」を参照してください。
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jssdelrecコマンドを実行し,削除待ち状態の案件を削除する。
詳細については,「12. コマンド」の「jssdelrec(案件管理DBデータ削除)」を参照してください。
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jsscollectdataコマンドを実行する。
集計データをすべて取り直したい場合は,引数に-aオプションを指定して実行してください。詳細については,「12. コマンド」の「jsscollectdata(案件情報集計)」を参照してください。
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スタートメニューの[プログラム]−[JP1_Service Support]−[JP1_SSコマンドプロンプト]を起動する。
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jssdbreclaim.batコマンドを実行する。
詳細については,「12. コマンド」の「jssdbreclaim.bat(案件管理DB空き領域解放)」を参照してください。
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次に示す順序でサービスを再起動する。
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JP1/Service Supportサービス
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JP1/Service Support - Web Serviceサービス
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JP1/Service Support - Task Serviceサービス
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(2) JP1/Service Supportの運用中に案件を一括削除する
古い案件(システムIDがsys01の案件で,2012/01/01〜2013/01/01の間に登録した案件),かつクローズしている案件を,案件管理DBから一括削除する手順を次に示します。
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jssitemexportExコマンドを実行し,削除対象案件をCSVファイルに退避する。
jssitemexportExコマンドを実行する際,対象の案件を絞り込みます。実行例を次に示します。
jssitemexportEx -o "c:\exportData" -s -id sys01 -ct 2012/01/01-2013/01/01
詳細については,「12. コマンド」の「jssitemexportEx(案件情報拡張エクスポート)」を参照してください。
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jssdelrecコマンドを実行し,削除待ち状態のデータを削除する。
実行例を次に示します。
jssdelrec -a -b
詳細については,「12. コマンド」の「jssdelrec(案件管理DBデータ削除)」を参照してください。
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手順1で絞り込んだ条件と同じ条件でjssitemdeletionコマンドを実行し,案件を削除待ちにする。
実行例を次に示します。
jssitemdeletion -s -id sys01 -ct 2012/01/01-2013/01/01
詳細については,「12. コマンド」の「jssitemdeletion(案件一括削除)」を参照してください。
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jssitemlistコマンドを実行する。
jssitemlistコマンドを-dオプション付きで実行し,不要な案件が削除待ち状態となっているかどうか確認してください。詳細については,「12. コマンド」の「jssitemlist(案件一覧出力)」を参照してください。
誤ったオプションを指定してjssitemdeletionコマンドを実行するなど,削除不要な案件が削除待ち状態となっている場合,jssrevコマンドを実行することで削除待ち状態が解除できます。詳細については,「12. コマンド」の「jssrev(案件一括削除取り消し)」を参照してください。
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jssdelrecコマンドを実行し,手順3で削除待ちにした案件を削除する。
実行例を次に示します。
jssdelrec -a -b
詳細については,「12. コマンド」の「jssdelrec(案件管理DBデータ削除)」を参照してください。
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jsscollectdataを実行し,案件情報を収集する。
集計データをすべて取り直したい場合は,引数に-aオプションを指定して実行してください。詳細については,「12. コマンド」の「jsscollectdata(案件情報集計)」を参照してください。
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jssdbreclaim.batコマンドを実行する。
詳細については,「12. コマンド」の「jssdbreclaim.bat(案件管理DB空き領域解放)」を参照してください。