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JP1 Version 12 JP1/Service Support 構築・運用ガイド


jsscollectdata(案件情報集計)

〈このページの構成〉

機能

案件の状況を集計します。プロセスワークボードの状態に関係なく,JP1/Service Supportが管理するプロセスワークボードすべてが集計対象となります。なお,保存案件は集計の対象となりません。

メイン画面(案件状況)での案件の状況の一覧表示,および[集計データのファイル出力]画面でのファイル出力は,jsscollectdataコマンドの集計結果が基になります。

集計データは,用途によって保持する期間が異なります。集計データの保持期間を,用途別に次の表に示します。

表12‒10 集計データの保持期間

集計データの用途

保持期間

メイン画面(案件状況)の表示用

コマンド実行日の前日から30日間

日単位のレポート出力用

コマンド実行日の前日から62日間

月単位のレポート出力用

コマンド実行日の前日から96か月間

このコマンドは,JP1/Service Support - Task Serviceサービスからも自動実行できます。

形式

jsscollectdata {-s | -a}

実行権限

Administrators権限

格納先フォルダ

JP1/SSパス\bin\

引数

-s

日々の集計データを更新する場合に指定します。データベースに格納されている集計データと比較して,保持期間内の集計データで足りない部分だけを追加登録します。また,保持期間を超過した集計データを削除します。

-a

バージョンアップ直後,データ移行直後,集計データをすべて取り直したい場合などに指定します。初回実行時を除いて,このオプションを指定してjsscollectdataコマンドを実行した場合,jssdbreclaim.batコマンドを実行して,データベースの空き領域を解放することをお勧めします。なお,日々のデータ更新には,このオプションを指定しないでください。

戻り値

戻り値

意味

0

正常終了

1

異常終了

実行時の前提条件

注意事項