2.7.4　ウイルス対策ソフト実行時の注意事項

ウイルス対策ソフトの影響で，JP1/AJS3 for EAPが使用しているファイルおよびフォルダに対するファイルアクセスに排他制御によるロックが掛かることがあります。この影響で，次のような現象が発生するおそれがあります。

• コマンドまたはカスタムジョブが実行できない，または遅延する。

  コマンドまたはカスタムジョブの実行に必要なファイルに排他制御によるロックが掛かることによって，コマンドまたはカスタムジョブの起動失敗や異常終了，コマンドまたはカスタムジョブの実行が遅延することがあります。

• カスタムジョブの定義を変更することができない。

  JP1/AJS3 for EAPのカスタムジョブ定義ファイルに排他制御によるロックが掛かることによって，ジョブ定義の追加や変更などが失敗することがあります。

• ファイルに出力されない。

  JP1/AJS3 for EAPが出力するファイルに排他制御によるロックが掛かることによって，ファイルに出力できなくなることがあります。

• ログが出力されない。

  JP1/AJS3 for EAPのログに排他制御によるロックが掛かることによって，ログが出力できなくなり，トラブル発生時の調査ができなくなることがあります。

JP1/AJS3 for EAPの稼働中にウイルスチェックをする場合は，次のファイルおよびフォルダを対象から外してください。JP1/AJS3 for EAPの停止中にウイルスチェックをしてJP1/AJS3 for EAPを再稼動する場合は，次のファイルおよびフォルダに対してウイルスチェックが完了したことを確認してください。

Windowsの場合

• JP1/AJS3 for EAPのインストール先フォルダ

  デフォルトのインストール先フォルダは，次のとおりです。

  システムドライブ\Program Files(x86)\Hitachi\JP1AMR3\

• JP1/AJS3 for EAPのログファイルおよびフォルダ

  JP1/AJS3 for EAPのログファイルおよびフォルダについては，「2.2.1　JP1/AJS3 for EAP（ジョブ制御）の動作環境を設定する」または「2.3.1　JP1/AJS3 for EAP（インフォパッケージまたはプロセスチェーン制御）の動作環境を設定する」のtrace（トレースセクション）を参照してください。

• JP1/AJS3 for EAPのコマンドの作業フォルダ

  JP1/AJS3 for EAPのコマンドの作業フォルダについては，「2.2.1　JP1/AJS3 for EAP（ジョブ制御）の動作環境を設定する」または「2.3.1　JP1/AJS3 for EAP（インフォパッケージまたはプロセスチェーン制御）の動作環境を設定する」のcommand（コマンドセクション）を参照してください。

• JP1/AJS3 for EAPが出力するファイル

  JP1/AJS3 for EAPが出力するファイルについては，次の個所を参照してください。

  • 「3.1.1(3)(k)実行結果の出力先を指定する」

  • 「3.1.2(3)(f)実行結果の出力先を指定する」

  • 「4.(1)　ジョブ制御機能のコマンドで共通の引数の形式」のリダイレクション情報

  • 「4　 jr3bjcpy」の-jo R/3ジョブログファイル名

  • 「4　 jr3bjsub」の-jo R/3ジョブログファイル名

• JP1/AJS3 for EAPの製品情報登録ファイル

  次のファイルパスあるファイルです。

  システムドライブ\Program Files(x86)\Hitachi\jp1common\jp1amr3\jp1amr3.dat

Linuxの場合

• JP1/AJS3 for EAPのインストール先ディレクトリ

  JP1/AJS3 for EAPのインストール先ディレクトリは，次のとおりです。

  • /etc/opt/jp1_am_r3

  • /opt/jp1_am_r3

  • /var/opt/jp1_am_r3

• JP1/AJS3 for EAPのログファイルおよびディレクトリ

  JP1/AJS3 for EAPのログファイルおよびフォルダについては，「2.2.1　JP1/AJS3 for EAP（ジョブ制御）の動作環境を設定する」または「2.3.1　JP1/AJS3 for EAP（インフォパッケージまたはプロセスチェーン制御）の動作環境を設定する」のtrace（トレースセクション）を参照してください。

• JP1/AJS3 for EAPのコマンドの作業ディレクトリ

  JP1/AJS3 for EAPのコマンドの作業ディレクトリについては，「2.2.1　JP1/AJS3 for EAP（ジョブ制御）の動作環境を設定する」または「2.3.1　JP1/AJS3 for EAP（インフォパッケージまたはプロセスチェーン制御）の動作環境を設定する」のcommand（コマンドセクション）を参照してください。

• JP1/AJS3 for EAPが出力するファイル

  JP1/AJS3 for EAPが出力するファイルについては，次の個所を参照してください。

  • 「3.1.1(3)(k) 実行結果の出力先を指定する」

  • 「3.1.2(3)(f) 実行結果の出力先を指定する」

  • 「4.(1)　ジョブ制御機能のコマンドで共通の引数の形式」のリダイレクション情報

  • 「4　 jr3bjcpy」の-jo R/3ジョブログファイル名

  • 「4　 jr3bjsub」の-jo R/3ジョブログファイル名

• JP1/AJS3 for EAPの製品情報登録ファイル

  次のファイルパスあるファイルです。

  /etc/opt/.hlic/116C.dat

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