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JP1 Version 11 JP1/Service Level Management


3.2.10 システム性能の監視項目を設定する(JP1/PFMと連携する場合)

監視項目は監視対象サービスごとに設定する必要があります。

〈この項の構成〉

(1) 作業の前に

(2) 作業手順

この作業で使用する[設定]画面を次に示します。

[図データ]

  1. [設定]ボタンをクリックする。

  2. [設定メニュー]エリアの[監視設定]を選択する。

    [監視設定]エリアが表示されます。

  3. [サービス一覧]エリアから監視対象サービスを選択する。

    監視対象サービスを選択すると,[監視設定]エリアに,設定対象となるサービスグループ名,サービス名,および監視項目が表示されます。[SLO監視設定]と[予兆検知設定]には,現在設定されている値が表示されます。監視対象サービスを登録した直後は,デフォルトの値が設定されています。

  4. しきい値監視または傾向監視をする場合,[SLO監視設定]の[監視]のチェックボックスで監視したい項目をチェックして[しきい値]に値を入力する。

    [図データ](上限しきい値)が表示されている場合は,しきい値の上限を指定してください。また,[図データ](下限しきい値)が表示されている場合は,しきい値の下限を指定してください。

    [監視]のチェックボックスをチェックしてこの項目を空欄にした場合,または入力できない値をテキストボックスに入力した場合はエラーメッセージが表示されます。

  5. [SLO監視設定]の[発生頻度]を入力する。

    直近の測定回数を分母に指定し,超過回数を分子に指定します。指定した超過回数を超えたタイミングでエラーを表示します。

  6. 傾向監視をする場合,[SLO監視設定]の[傾向監視]のチェックボックスで監視したい項目をチェックして,傾向を計算する基準となる時間を入力する。

    [監視]のチェックボックスが選択されているときだけ,[傾向監視]のチェックボックスが活性化します。[傾向監視]のテキストボックスには,傾向監視の対象となる時間を設定します。

    チェックボックスをチェックしてこの項目を空欄にした場合,または入力できない値をテキストボックスに入力した場合はエラーメッセージが表示されます。

  7. [予兆検知設定]の[ベースライン算出日数]および[開始日数]を入力する。

    入力できない値をテキストボックスに入力した場合,または空欄の場合はエラーメッセージが表示されます。外れ値検知をしない場合,[予兆検知設定]の[監視]のチェックボックスのチェックを外してください。

  8. [監視設定]エリアの[分析期間]を選択する。

    外れ値検知の分析期間を次の項目から選択します。

    Short range:直近60日間

    Long range:直近5年間

  9. 外れ値検知をする場合,[予兆検知設定]の[監視]のチェックボックスで監視したい項目をチェックして[感度]を選択する。

    監視したい項目を選択して,検知の感度を高・中・低から選択します。感度を高くすると検知されやすくなり,感度を低くすると検知されにくくなります。まずは中を設定して,検知される件数を見ながら感度を調整してください。

  10. [予兆検知設定]の[発生頻度]を入力する。

    直近の測定回数を分母に指定し,超過回数を分子に指定します。指定した超過回数を超えたタイミングで警告を表示します。

  11. [基準監視項目]を選択する。

    サービスの監視構成が「システム」の場合,[基準監視項目]ラジオボタンと[基準監視項目のクリア]ボタンが表示されます。

    外れ値検知でベースラインの算出に使用する日を決定する基準となる監視項目を,[基準監視項目]ラジオボタンで選択します。

    監視項目が未選択の場合はサービスのスループットを基準とします。

  12. [設定]ボタンをクリックする。

    監視項目の設定が成功すると,監視項目の設定の成功を通知するダイアログボックスが表示されます。

ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックすると,設定が反映されます。

(3) 補足事項

(4) 次の作業

(5) 関連項目