4.2.1 監視を開始する
監視対象サービスの監視を開始するには,サービスグループ管理者がJP1/SLM - Managerにログインし,監視を開始するための設定をする必要があります。監視対象サービスの監視を開始すると,該当の監視対象サービスに設定されたWebトランザクションの監視も開始されます。
(1) 作業の前に
サービスグループ管理者の権限があることを確認してください。
JP1/SLM - Managerにログインしてください。
ログインの方法については,「2.2.1 JP1/SLM - Managerへログインする」を参照してください。
監視項目を設定していることを確認してください。
監視項目の設定方法については,「3.2.9 サービス性能の監視項目を設定する」を参照してください。
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JP1/PFMと連携する場合は,JP1/PFM - Managerが起動していることを確認してください。
JP1/PFM - Managerの起動方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」のJP1/PFM - Managerのセットアップ手順に関する説明を参照してください。
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JP1/PFMと連携する場合は,監視エージェントが起動していることを確認してください。
監視エージェントの起動方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」を参照してください。
(2) 作業手順
この作業で使用する[設定]画面を次に示します。
[設定]ボタンをクリックする。
[設定メニュー]エリアの[監視開始・停止]を選択する。
[監視開始・停止]エリアに,ログインしているユーザーが監視を担当しているすべての監視対象サービスが一覧で表示されます。
表示された監視対象サービスの一覧から,監視を開始する監視対象サービスのチェックボックスをチェックする。
[開始]ボタンをクリックする。
チェックした監視対象サービスの監視が開始されます。
開始処理が成功すると,[監視状態]が[開始]に変わります。
- JP1/PFMと連携する場合の監視開始時にエラーが発生したときの監視の処理
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[開始]ボタンをクリックして監視を開始した際,[監視開始・停止]エリアの[監視状態]欄に
(警告)アイコンが表示されて,メッセージが表示される場合があります。この場合,JP1/SLM - URまたはJP1/PFM - Managerのどちらかにエラーが発生している可能性があります。JP1/SLM - URまたはJP1/PFM - Managerのどちらかの監視の開始に成功している場合,[監視状態]欄には「開始」が表示されます。エラーが発生した場合の監視状態,および監視の処理について,次に示します。
表4‒1 監視開始時にエラーが発生した場合の監視状態,および監視の処理 項番
監視状態
監視の処理
1
開始
JP1/SLM - URおよびJP1/PFM - Managerの監視を開始しています。
2
開始
次のどちらかの状態です。
-
JP1/SLM - URにエラーが発生している
JP1/SLM - URの処理対象であるAll Web AccessおよびWebトランザクションの監視の開始に失敗しています。
JP1/PFM - Managerの処理対象であるシステム性能の監視および可用性監視の開始には成功しています。
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JP1/PFM - Managerにエラーが発生している
JP1/PFM - Managerの処理対象であるシステム性能の監視および可用性監視の開始に失敗しています。
JP1/SLM - URの処理対象であるAll Web AccessおよびWebトランザクションの監視の開始には成功しています。
3
停止
JP1/SLM - URおよびJP1/PFM - Managerの監視を停止しています。
-
なお,(警告)アイコンが表示されている監視対象サービスの各監視エージェントの監視状態は,[リアルタイム監視]画面またはメッセージログで確認してください。
(3) 補足事項
JP1/SLM - Managerのサービスを起動する場合,JP1/SLM - Managerのシステム定義ファイル(jp1itslm.properties)のmanagerStartModeプロパティの指定値によって,次の処理が実行されます。
managerStartModeプロパティに「normal」を指定している場合
すべての監視対象サービスに対して停止処理を実行します。
managerStartModeプロパティに「restart」を指定している場合
状態が「開始」または「開始
」の監視対象サービスに対して開始処理を実行します。
状態が「停止」の監視対象サービスに対して停止処理を実行します。