2.2.1 JP1/SLM - Managerへログインする
ここでは,JP1/SLM - Managerへのログイン方法について説明します。
(1) 作業の前に
ログインするユーザーに対して,JP1/BaseでJP1ユーザーの操作権限が設定されていることを確認してください。
JP1ユーザーの操作権限の設定については,「5.2.3 JP1ユーザーごとの操作権限を設定する」を参照してください。
ログイン先のJP1/SLM - Managerが起動していることを確認してください。
JP1/SLM - Managerの起動については,「2.1.1 JP1/SLM - Managerを起動する」を参照してください。
なお,監視を実行する場合は,上記の条件に加えてログイン先のJP1/SLM - Managerに接続されているJP1/SLM - URも起動している必要があります。JP1/SLM - URの起動方法については,「2.1.2 JP1/SLM - URを起動する」を参照してください。
(2) 作業手順
次に示すアクセス先をブラウザで表示する。
http://JP1/SLM - ManagerのWebサーバのIPアドレス:JP1/SLM - ManagerのWebサーバのListenポート番号/jp1itslm/jp1itslm.jsp
- 重要
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JP1/SLM - ManagerのWebサーバのIPアドレスには,ループバックアドレスを指定しないでください。
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Master - Slave構成で運用しているJP1/SLM - Managerにアクセスする場合は,JP1/SLM - Manager(Master)のWebサーバのIPアドレスを指定してください。JP1/SLM - Manager(Slave)にアクセスした場合,正常に動作しないおそれがあります。
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アクセス先が正しければ,次の画面が表示されます。
ユーザー名およびパスワードを入力する。
JP1ユーザーのユーザー名,およびパスワードを入力してください。
[ログイン]ボタンをクリックする。
JP1/SLM - Managerの画面に遷移すれば,JP1/SLM - Managerへのログインは完了です。
(3) 補足事項
JP1/SLM - ManagerのWebサーバのListenポート番号は,JP1/SLM - Managerをセットアップしたときに,オプションファイルの定義項目「psb_Listen」に指定した値です。デフォルトでは,20900が設定されます。
ユーザー名,およびパスワードに不正がある場合,エラーメッセージが表示されます。このとき,入力済みのパスワードはクリアされます。
[ログイン]ボタンは,ユーザー名,およびパスワードの入力内容が正常な場合にだけクリックできるようになります。ユーザー名,パスワードが未入力の場合,および入力内容に不正があった場合は,[ログイン]ボタンはクリックできません。
同じユーザー名で複数のユーザーがログインできます。
一定回数ログインに失敗すると,ユーザー名,パスワード,および[ログイン]ボタンが非活性になり,画面がロックされます。ロックされてしまった場合は,キーボードの「F5」キーやブラウザの[更新]ボタンで画面の再読み込みを実行してください。ログインの失敗回数がリセットされます。
画面がロックされるまでのログイン失敗回数は,システム定義ファイル(jp1itslm.properties)のloginFailedLimitプロパティに指定できます。
エラーの発生時に表示されるダイアログボックスなど,ドラッグできるウィンドウをブラウザの画面外にドラッグしないでください。画面外にドラッグした場合,ウィンドウ中のボタンをマウスで選択できなくなります。その場合,キーボードの「F5」キーやブラウザの[更新]ボタンで再読み込みをしてください。ただし,再読み込み後は,ログイン画面に遷移し,ウィンドウは表示されなくなります。ブラウザの画面外にドラッグしたのがエラーダイアログボックスであるときは,エラーの内容をログファイルで確認してください。
ログファイルについては,「7.2 ログファイル」を参照してください。
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クラスタシステムで運用している場合,JP1/SLM - Managerでフェールオーバーが発生しているときにJP1/SLM- Managerにログインしようとすると,メッセージが出力されるか,またはサーバの内部エラーが発生したことが表示されて,ログインできません。また,JP1/SLM - Managerのフェールオーバーが完了するまで,画面からのすべての操作は実行できません。JP1/SLM - Managerのフェールオーバー完了後に,再度ログインして必要な操作を実行してください。
なお,JP1/SLM - URでフェールオーバーが発生しているときには,画面からの操作が実行できます。ただし,フェールオーバー発生中の監視対象サービスの検出開始,検出停止,監視開始,および監視停止の操作は,利用できるJP1/SLM - URがない場合は実行できません。この場合,エラーが発生して,画面にメッセージが出力されます。この場合は,JP1/SLM - URのフェールオーバー完了後に,失敗した操作を再度実行してください。
ブラウザを起動してJP1/SLM - Managerにアクセスしているマシンでファイアウォールを設定している場合,ブラウザとJP1/SLM - Manager間での通信で利用するエフェメラルポートを開放してください。