3.2.7 構成情報としてシステム性能の監視項目を設定する(JP1/PFMとの連携)
システム性能の監視項目の設定は,JP1/PFMと連携する場合に必要な手順です。
JP1/PFMと連携する場合に,構成情報として設定します。
システム性能の監視項目の設定とは,JP1/PFMに設定されている業務グループに関する情報(ホスト,監視エージェントなどに関する情報)を,監視対象サービスと関連づけるための設定です。この設定をすることで,JP1/SLM上で関連づけたシステム性能を監視できます。
また,一度設定したシステム性能の監視項目の内容は,次に示す場合に再設定が必要です。
監視対象サービスを追加,変更,または削除した場合
業務グループ内のホストを変更した場合
監視エージェントを追加,または削除した場合
なお,複数インスタンスレコードの監視設定をする場合,設定する前にキーとして指定できる値を確認しておいてください。
(1) 作業の前に
サービスグループ管理者の権限があることを確認してください。
監視対象サービスが登録されていることを確認してください。
監視対象サービスの登録方法については,「3.2.2 監視対象サービスを登録する」を参照してください。
Webトランザクションを監視する場合は,Webトランザクションが登録されていることを確認してください。
Webトランザクションの登録方法については,「3.2.5 監視対象となるWebトランザクションを設定する」を参照してください。
監視項目を設定する監視対象サービスの監視を停止していることを確認してください。
監視の停止方法については,「4.2.2 監視を停止する」を参照してください。
JP1/PFM - Managerが起動していることを確認してください。
JP1/PFM - Managerの起動方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」のJP1/PFM - Managerのセットアップ手順に関する説明を参照してください。
(2) 作業手順
この作業で使用する[構成情報設定]エリア,[構成情報更新の確認]画面,[監視項目追加設定]画面,および[キーフィールド情報設定]画面を次に示します。
[構成情報設定]エリア([システム性能監視]タブを選択した状態の業務グループ設定表示)
[構成情報設定]エリア([システム性能監視]タブを選択した状態の監視項目設定表示)
[構成情報更新の確認]画面(構成情報を更新する(手順4.)と別ウィンドウに表示されます)
[監視項目追加設定]画面([追加]ボタンをクリックする(手順7.)と別ウィンドウに表示されます)
[キーフィールド情報設定]画面(監視項目が複数インスタンスの場合に[OK]ボタンをクリックする(手順7.)と別ウィンドウに表示されます)
[設定]ボタンをクリックする。
[設定メニュー]エリアの[構成情報設定]を選択する。
[構成情報設定]エリアが表示されます。
[サービス一覧]エリアから,システム性能を監視する監視対象サービスを選択する。
選択した監視対象サービスに関する業務グループ一覧が表示されます。
Webトランザクションを選択した場合,該当するトランザクションが属する監視対象サービスの設定画面を表示します。
[構成情報更新]ボタンをクリックする。
[構成情報更新]ボタンをクリックして,JP1/PFMが取得している最新の構成情報を業務グループ一覧に表示します。
構成情報を更新すると,[構成情報更新の確認]画面が表示されます。表示内容を確認し,[OK]ボタンをクリックしてください。
監視対象サービスと関連づける業務グループをチェックする。
業務グループ一覧に表示されている業務グループのうち,監視対象サービスと関連づける業務グループをチェックします。監視対象サービスと業務グループがすでに関連づけられている場合は,関連づけたグループがチェックされた状態で表示されます。
[監視項目設定へ]ボタンをクリックする。
監視項目一覧が表示されます。
業務グループ一覧でチェックした業務グループ配下のホスト,および監視エージェントを表示します。
監視エージェントは,あらかじめJP1/PFMで監視項目を設定しているものが表示されます。監視項目が設定されていない監視エージェントは表示されません。
監視エージェントを選択して,[追加]ボタンをクリックする。
[監視項目追加設定]画面が表示されます。追加する監視項目を選択して,[OK]ボタンをクリックしてください。
追加する監視項目が単数インスタンスの場合は,[構成情報設定]エリアの監視対象の下に監視項目が追加されます。手順11.へ進んでください。
追加する監視項目が複数インスタンスの場合,[キーフィールド情報設定]画面が表示されます。
キーフィールド情報の監視項目名には,[監視項目追加設定]画面で選択した監視項目が表示されます。JP1/SLMで編集はできません。
- ヒント
監視エージェント1つに対して,同時に監視できる監視項目数には制限があります。同時に監視できる監視項目数の制限については,各JP1/PFM-AgentまたはJP1/PFM-RMのマニュアルを参照してください。
また,JP1/SLM - Managerが監視する監視対象サービス1つに対し,関連づけることができる監視項目の数は最大100個です。100個以上の監視項目を設定したい場合は,監視対象サービスを複数作成し,それぞれに監視項目を割り当ててください。
なお,JP1/SLM - Managerでの監視項目の数は,次の式で求められる数を目安に設定してください。
- JP1/SLM - Managerでの監視項目の数の目安
(All Web Access数+Webトランザクション数)×20+(監視項目数)≦1200
キーフィールドに指定する値をテキストボックスに入力する。
監視項目のキーフィールド情報を定義します。
なお,指定する値は,JP1/PFMの監視項目の値を確認してください。JP1/PFMの設定項目の値の確認については,各JP1/PFM - AgentまたはJP1/PFM - RMのマニュアルを参照してください。
また,キーフィールドの値が空の状態でも,監視項目を追加できます。しかし,JP1/PFMの監視項目の値が,同様に空の設定でないと監視できません。このため,キーフィールドの値には,JP1/PFMの監視項目で設定されている値を正しく入力してください。
[キーフィールド選択1]でキーフィールドを選択し,監視項目名に表示するキーフィールド情報を選択する。
[キーフィールド選択2]の入力は任意です。
追加する監視項目のチェックボックスをチェックし,[OK]ボタンをクリックする。
[キーフィールド情報設定]画面が閉じて,[構成情報設定]エリアが表示されます。キーフィールド情報の設定が反映され,[構成情報設定]エリアの監視対象の下に監視項目が追加されます。
なお,監視項目を追加したい場合は,[キーフィールド情報設定]画面の[一行追加]ボタンをクリックして監視項目の行を追加します。追加した行に対して,手順8.〜手順10.の作業を繰り返してください。
[保存]ボタンをクリックする。
システム性能監視の設定が反映されます。
なお,設定されている監視項目を削除したい場合は,削除したい監視対象を選択した状態で[削除]ボタンをクリックしてください。
また,JP1/PFMで業務グループ名,ホスト名,または監視エージェント名を変更した場合,JP1/SLMでは変更された監視項目を表示します。