JP1/IT Service Level Management
監視対象サービスにエラーまたは警告が表示された場合,エラーまたは警告の原因となった事象の発生時期を監視対象サービスの監視対象の性能グラフから確認します。
確認には,[ホーム]画面,[リアルタイム監視]画面および[問題調査]画面を使用します。
サービスグループ全体の状況を把握した上で,対象とする監視対象サービスを特定してイベントの原因を調査したい場合は,[ホーム]画面を使用します。また,特定の監視対象サービスに注目している場合にその監視対象サービスで発生したイベントの原因を調査したいときは,[リアルタイム監視]画面を使用します。
この作業で使用する[ホーム]画面,[リアルタイム監視]画面および[問題調査]画面を次に示します。
特定した時間帯の情報を基に,同時間帯でのCPU利用率,メモリ使用量またはディスク使用量などを確認して,エラーや警告の要因を検討してください。また,ほかのイベントについても確認したい場合は,手順6.と手順7.を繰り返してください。
なお,性能グラフでは,過去のサービス性能も確認できます。確認する方法については,「4.4.2 過去データを確認する」を参照してください。
ここでは,[問題調査]画面の見方について説明します。[ホーム]画面については,「4.3.1 すべてのサービスグループの監視対象サービスの状況を確認する」を参照してください。[リアルタイム監視]画面については,「4.3.2 特定のサービスグループの監視対象サービスの状況を確認する」を参照してください。
項番 | 項目 | 説明 |
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1 | X-Y-Z | 性能グラフを表示する対象となるサービスグループの名称,監視対象サービスの名称,監視対象サービスの監視対象の名称が表示されます。 Xは,サービスグループの名称です。Yは監視対象サービスの名称です。Zは監視対象サービスの監視対象の名称です。 |
2 | [表示期間]プルダウンメニュー | 性能グラフの表示期間を次の値から選択します。デフォルトは1時間です。
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3 | [日時指定]ボタン | 性能グラフに表示する対象となる日付と開始時刻を選択します。[日時指定]ボタンをクリックすると表示される[日時指定]ダイアログボックスで指定してください。指定できるのは,60日前までの日時です。 |
4 | メッセージ | イベントを選択した状態で[問題調査]画面の[性能グラフ]タブを表示した場合に表示されます。 メッセージには,イベントの種類を示すアイコン,イベントの種別,詳細,監視項目,およびイベントが発生した日時が次の形式で表示されます。 アイコン 種別:詳細:監視項目 YYYY-MM-DD△hh:mm:ss (YYYY:年,MM:月,DD:日,hh:時間,mm:分,ss:秒) メッセージの前後のまたはをクリックすると,1つ前に発生したイベント,または1つあとに発生したイベントのメッセージが表示されます。なお,前後に発生したイベントがない場合はクリックできません。 |
5 | 性能グラフ | 選択したイベントの性能グラフが表示されます。 次の性能グラフが日付(YYYY-MM-DD YYYY:年,MM:月,DD:日)と時刻とともに表示されます。
性能グラフの右側には,それぞれの折れ線グラフの意味を示す凡例が表示されます。しきい値として設定した値は,[SLOしきい値]として表示されます。 なお,ベースラインは,[設定]画面の[予兆検知設定]で設定した開始日数まで監視の開始から日数が経過していない場合は,表示されません。[設定]画面での開始日数の設定については,「3.2.5 監視項目を設定する」を参照してください。 また,ある時刻の情報がない場合(該当する監視対象サービスの監視が停止されているなどの要因でデータが蓄積されていない期間がある場合),その時刻の性能グラフの線は表示されません。また,グラフの変化点を算出する前に監視対象サービスの監視を停止した場合,停止する直前は変化点を示す帯が表示されません。 サマータイムの終了時刻の1時間前からサマータイムの終了時刻までは横軸の目盛りに時刻が表示されません。この場合は,各性能グラフの折れ線グラフ上にカーソルを合わせることで,時刻を確認してください。 |
6 | 性能グラフの詳細 | 各性能グラフの折れ線グラフ上にカーソルを合わせると表示されます。次の項目が表示されます。
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