JP1/IT Service Level Management
ここでは,特定のサービスグループの監視対象サービスの状況を確認する方法について説明します。
新たに監視を開始したり,過去に問題があったりした監視対象サービスなど,特に注目して監視する必要がある監視対象サービスがわかっている場合には,[リアルタイム監視]画面を使用して状況を確認します。[リアルタイム監視]画面では,次の項目を確認できます。
なお,[リアルタイム監視]画面の表示は,3秒ごとに最新の状態に更新されます。
この作業で使用する[リアルタイム監視]画面を次に示します。
[サービス性能情報]エリアの表示がすべて正常の場合,確認は完了です。
[サービス性能情報]エリアや[イベント/性能グラフ]エリアにエラーや警告が表示されている場合や,気になる状況が表示されている場合は,原因を調査してください。[イベント/性能グラフ]エリアの[性能グラフ]タブを選択して,[イベント/性能グラフ]エリア内の[問題調査]ボタンをクリックすると,[問題調査]画面に遷移します。[問題調査]画面では,イベントの原因となった事象の発生時期を確認できます。原因となった事象の発生時期の確認方法については,「4.4.1 エラーまたは警告の原因となった事象の発生時期を確認する」を参照してください。
項番 | 項目 | 説明 |
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1 | 累計件数 | 過去7日間で発生したイベントの種類(エラー,警告または正常)ごとの累計件数が表示されます。 |
2 | 総件数 | 監視対象の総件数が表示されます。 |
3 | [監視対象] | 監視対象サービスと監視対象の名称が表示されます。 |
4 | [サービスグループ] | 監視対象サービスが属するサービスグループの名称が表示されます。 |
5 | [総合] | [監視対象]に表示された監視対象サービスの状況を総合的に判定した監視結果が,次に示すアイコンで表示されます。
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6 | [平均応答時間(msec)] | 監視項目ごとに,現在の状況を示す(エラー),(警告),(正常)※2または(監視停止中)※1のアイコンと,測定値(小数点以下3桁まで)が表示されます。 なお,監視対象サービスの監視項目の状況については,1つの監視対象サービスの中で複数の監視対象に異なる状態が発生している場合,「エラー > 警告 > 正常」の優先順位で,最も優先順位の高い監視対象の状態のアイコンが表示されます(監視停止中の監視対象サービスにほかの状態が発生することはありません)。 例を示します。
なお,監視対象サービスの測定値は,常に「-」(ハイフン)になります。 |
7 | [スループット(件/sec)] | |
8 | [エラー率(%)] | |
9 | [平均応答時間+スループット] | 平均応答時間とスループットを組み合わせた外れ値検知の状況が,(警告),(正常)※2または(監視停止中)※1のアイコンで表示されます。 なお,監視対象サービスの監視項目の状況については,1つの監視対象サービスの中で複数の監視対象に異なる状態が発生している場合,「エラー > 警告 > 正常」の優先順位で,最も優先順位の高い監視対象の状態のアイコンが表示されます(監視停止中の監視対象サービスにほかの状態が発生することはありません)。 |
[サービス一覧]エリアでの選択 | [サービス性能情報]エリアでの選択 | [イベント/性能グラフ]エリアの[イベント]タブに表示されるイベント |
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- | - | すべてのサービスグループの監視対象サービスの監視対象のイベントが表示されます。 |
サービスグループ | - | [サービス一覧]エリアで選択したサービスグループのすべての監視対象サービスの監視対象のイベントが表示されます。 |
監視対象サービス | [サービス性能情報]エリアで選択した監視対象サービスのすべての監視対象のイベントが表示されます。 | |
監視対象 | [サービス性能情報]エリアで選択した監視対象のイベントが表示されます。 | |
監視対象サービス | - | [サービス一覧]エリアで選択した監視対象サービスのすべての監視対象のイベントが表示されます。 |
監視対象サービス | [サービス性能情報]エリアで選択した監視対象サービスのすべての監視対象のイベントが表示されます。 | |
監視対象 | [サービス性能情報]エリアで選択した監視対象のイベントが表示されます。 | |
監視対象 | - | [サービス一覧]エリアで選択した監視対象のイベントが表示されます。 |
監視対象サービス | [サービス性能情報]エリアで選択した監視対象サービスのすべての監視対象のイベントが表示されます。 | |
監視対象 | [サービス性能情報]エリアで選択した監視対象のイベントが表示されます。 |
項番 | 項目 | 説明 |
---|---|---|
1 | X-Y-Z | イベントを表示する対象となるサービスグループの名称,監視対象サービスの名称,監視対象の名称が表示されます。 Xは,サービスグループの名称です。Yは監視対象サービスの名称です。Zは監視対象の名称です。 次のように表示されます。
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2 | 累計件数 | 過去60日間で発生したイベントの種類(エラー,警告または正常)ごとの累計件数が表示されます。 |
3 | X件中Y-Z件表示 | イベントの件数が20件を超える場合に,ページを切り替えます。 またはをクリックすると,前後のページが表示されます。前のページまたは次のページがない場合はクリックできません。 Xは,表示対象となるイベントの総数です。YおよびZには,現在のページに何件目から何件目までが表示されているかが表示されます。 |
4 | [状態] | 該当のイベントが確認済みであるかどうかの状態が表示されます。
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5 | [重要度] | イベント発生時の平均応答時間,スループット,およびエラー率の監視結果が,次に示すアイコンで表示されます。
なお,同一時刻のサービス性能に複数の状況が発生している場合,アイコンは「エラー > 警告」の優先順位で表示されます(監視停止中の監視対象サービスにほかの状態が発生することはありません)。 |
6 | [検出日時] | イベントが発生した日時が「YYYY-MM-DD△hh:mm:ss」の形式で表示されます。 (YYYY:年,MM:月,DD:日,hh:時間,mm:分,ss:秒) |
7 | [種別] | エラーまたは警告の種別が,次の文字列で表示されます。
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8 | [詳細] | [種別]で表示されたエラーまたは警告の詳細が,次の文字列で表示されます。表示される内容は,[種別]と対応しています。
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9 | [サービスグループ] | イベントが発生したサービスグループの名称が表示されます。 |
10 | [サービス] | イベントが発生した監視対象サービスの名称が表示されます。 |
11 | [監視対象] | イベントが発生した監視対象の名称が表示されます。 |
12 | [監視項目] | イベントが発生した監視項目が表示されます。 |
項番 | 項目 | 説明 |
---|---|---|
1 | X-Y-Z | 性能グラフを表示する対象となるサービスグループの名称,監視対象サービスの名称,監視対象の名称が表示されます。 Xは,サービスグループの名称です。Yは監視対象サービスの名称です。Zは監視対象の名称です。 次のように表示されます。
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2 | [表示期間]プルダウンメニュー | 性能グラフの表示期間を「1分」「3分」「5分」から選択します。 デフォルトでは,「1分」が選択されています。 |
3 | [問題調査]ボタン | 監視対象サービスの監視対象についての[問題調査]画面を表示するためのボタンです。選択している監視対象サービスの監視対象の過去の状況を確認できます。過去の状況の確認方法については,「4.4.2 過去データを確認する」を参照してください。 |
4 | 性能グラフ | 選択した監視対象サービスの監視対象の性能グラフが表示されます。 次の性能グラフが表示されます。
性能グラフの右側には,それぞれの折れ線グラフの意味を示す凡例が表示されます。しきい値として設定した値は,[SLOしきい値]として表示されます。 なお,ベースラインは,[設定]画面の[予兆検知設定]で設定した開始日数まで監視の開始から日数が経過していない場合は,表示されません。[設定]画面での開始日数の設定については,「3.2.5 監視項目を設定する」を参照してください。 また,ある時刻の情報がない場合(該当する監視対象サービスの監視が停止されているなどの要因でデータが蓄積されていない期間がある場合),その時刻の性能グラフの線は表示されません。 サマータイムの終了時刻の1時間前からサマータイムの終了時刻までは横軸の目盛りに時刻が表示されません。この場合は,各性能グラフの折れ線グラフ上にカーソルを合わせることで,時刻を確認してください。 |
5 | 性能グラフの詳細 | 各性能グラフの折れ線グラフ上にカーソルを合わせると表示されます。次の項目が表示されます。
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