JP1/IT Service Level Management
過去の監視対象サービスのサービス性能を性能グラフで確認して,原因調査に利用できます。
性能グラフの確認中に気になる兆候を見つけた場合や,監視対象サービスの利用者から問い合わせを受けた場合などに,必要に応じて監視対象サービスの過去のサービス性能を確認できます。
ここでは,[問題調査]画面だけを使用して過去のサービス性能を確認する方法を説明します。
この作業で使用する[問題調査]画面を次に示します。
表示された過去のサービス性能を問題調査などに役立てられます。
なお,[問題調査]画面は,[リアルタイム監視]画面からも表示できます。その場合,[リアルタイム監視]画面の[サービス一覧]エリアで監視対象サービスの監視対象を選択してから,[性能グラフ]タブをクリックします。
[イベント/性能グラフ]エリアに表示された[問題調査]ボタンをクリックすると,[問題調査]画面が表示されます。
項番 | 項目 | 説明 |
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1 | X-Y-Z | 性能グラフを表示する対象となるサービスグループの名称,監視対象サービスの名称,監視対象の名称が表示されます。 Xは,サービスグループの名称です。Yは監視対象サービスの名称です。Zは監視対象の名称です。 |
2 | [表示期間]プルダウンメニュー | 性能グラフの表示期間を次の値から選択します。デフォルトは1時間です。
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3 | [日時指定]ボタン | 性能グラフに表示する対象となる日付と開始時刻を選択します。[日時指定]ボタンをクリックすると表示される[日時指定]ダイアログボックスで指定してください。指定できるのは,60日前までの日時です。 |
4 | 性能グラフ | 選択したイベントの性能グラフが表示されます。 次の性能グラフが日付(YYYY-MM-DD YYYY:年,MM:月,DD:日)と時刻とともに表示されます。
性能グラフの右側には,それぞれの折れ線グラフの意味を示す凡例が表示されます。しきい値として設定した値は,[SLOしきい値]として表示されます。 なお,ベースラインは,[設定]画面の[予兆検知設定]で設定した開始日数まで監視の開始から日数が経過していない場合には表示されません。[設定]画面での開始日数の設定については,「3.2.5 監視項目を設定する」を参照してください。 また,ある時刻の情報がない場合(該当する監視対象サービスの監視が停止されているなどの要因でデータが蓄積されていない期間がある場合),その時刻の性能グラフの線は表示されません。また,グラフの変化点を算出する前に監視対象サービスの監視を停止した場合,停止する直前は変化点を示す帯が表示されません。 サマータイムの終了時刻の1時間前からサマータイムの終了時刻までは横軸の目盛りに時刻が表示されません。この場合は,各性能グラフの折れ線グラフ上にカーソルを合わせることで,時刻を確認してください。 |
5 | 性能グラフの詳細 | 各性能グラフの折れ線グラフ上にカーソルを合わせると表示されます。次の項目が表示されます。
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