Cosminexus 機能解説
バッチアプリケーションの実行環境の日常運用を支援する機能について説明します。また,Management Serverで利用できる運用管理機能,およびManagement Serverの運用管理ドメインで管理できる論理サーバについても説明します。
Cosminexusで提供している日常運用を支援する機能の概要を表に示します。
表17-3 日常運用を支援する機能の一覧(バッチアプリケーションの実行環境の場合)
機能 | 概要 | 参照個所 |
---|---|---|
システムの起動・停止 | システムを起動・停止します。 | 17.3.1 |
障害発生時の自動再起動 | 障害が発生して停止した論理サーバを自動再起動します。 | 17.3.3 |
ステータスの監視 | Webシステム内のサービスユニットのステータスを監視します。 | 17.4.1 |
論理サーバのステータスを監視します。 | 17.4.2 | |
稼働情報の監視(稼働情報の収集機能) | バッチサーバの稼働状態を監視し,稼働情報を出力します。 | 17.5 |
稼働情報の監視(運用管理コマンド) | 論理サーバの稼働状態を監視し,稼働情報を出力します。 | 17.6 |
リソースの枯渇監視 | バッチサーバのリソースの使用状況を監視します。 | 17.7 |
Managementイベントによる処理の自動実行 | Managementイベントによって,障害やリソース枯渇などの事象をManagement Serverに通知します。また,Managementイベント発生時に自動的にManagementアクションを実行できます。 | 17.8 |
システムの性能解析 | リクエストを処理する過程で出力される性能解析トレースを取得し,Cosminexusシステムの処理性能の解析に利用できます。 | 17.10 |
構成監視 | Webシステム内のサービスユニットの構成を確認できます。 | 17.11 |
システムの運用時にはSmart Composer機能のコマンドに加えて,Management Serverの運用管理コマンド(mngsvrutil)も使用します。
利用できる運用管理機能と実行方法を次の表に示します。
表17-4 利用できる運用管理機能と実行方法(バッチアプリケーションの実行環境の場合)
運用管理機能 | 実行方法 | 備考 | |
---|---|---|---|
Smart Composer機能のコマンド | 運用管理コマンド | ||
サービスユニットの起動と停止 | ○ | × | − |
ステータス監視 | ○ | ○ |
|
性能解析トレースファイルの収集 | × | ○ | − |
稼働情報のファイルへの出力(CSV形式またはSNMP連携用形式ファイル) | × | ○ | − |
運用管理エージェントの稼働状況の確認 | × | ○ | − |
Management Serverの稼働状況の確認 | × | ○ | − |
(凡例) ○:実行できる ×:実行できない −:該当なし
バッチアプリケーション実行環境の場合に,運用管理ドメインで管理できる論理サーバの種類を説明します。
また,Smart Composer機能では,複数の論理サーバを,サービスユニットという単位で扱います。サービスユニットについては,「16.3 Smart Composer機能を使用したシステム構築の特長」を参照してください。
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