Cosminexus 機能解説

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17.2 J2EEサーバまたはバッチサーバの運用とシステムの運用管理者(UNIXの場合)

UNIXの場合,J2EEサーバやバッチサーバのセットアップ,起動・停止などはスーパーユーザで実施しますが,スーパーユーザ以外の一般ユーザでも権限を与えることでこれらの操作ができるようになります。このユーザをComponent Container管理者といいます。Component Container管理者を設定することで,スーパーユーザ以外のユーザを運用管理者にできます。

Component Container管理者の設定は,Cosminexusの構成ソフトウェアであるCosminexus Component Containerをインストールしたあとに実施します。なお,Component Container管理者の設定後,Component Container管理者ができる操作は,一部の操作を除き,スーパーユーザでは操作できなくなるので注意してください。

Component Container管理者を設定した場合に,スーパーユーザおよびComponent Container管理者が実施できる操作について,次の表に示します。

表17-5 スーパーユーザおよびComponent Container管理者が実施できる操作

操作 スーパーユーザ Component Container管理者
Cosminexus Component Containerのインストール ×
Component Container管理者のセットアップ(cjenvsetupコマンド) ×
作業ディレクトリおよびユーザ定義ファイルの移行(cjenvupdateコマンド) ×
J2EEサーバまたはバッチサーバのセットアップ/アンセットアップ(cjsetupコマンド) ×
リダイレクタの設定 ×
J2EEサーバまたはバッチサーバの起動/停止
(cjstartsvコマンド,cjstopsvコマンド)
×
サーバ管理コマンドの実行
スレッドダンプの取得(cjdumpsvコマンド)
OS状態情報の取得(cjgetsysinfoコマンド)
バッチ実行コマンド(cjexecjobコマンド)
バッチ強制停止コマンド(cjkilljobコマンド)

(凡例) ○:できる  ×:できない

注※ バッチアプリケーションの場合に使用できるコマンドです。


参考
Component Container管理者を設定しない場合は,スーパーユーザが運用管理者となるため,表中のComponent Container管理者の操作はスーパーユーザが実施します。