Groupmax Scheduler/Facilities Manager Version 7 システム管理者ガイド
このシステム運用時に発生するおそれのあるトラブルと原因,回復方法について示します。
ファイルモードでScheduler Server起動時,イベントログに「ユーザデータに不整合が発生したおそれがあります。詳細はC:\Groupmax\apposv\log\backupfile.log※ファイルを参照してください。」(イベントID:31006)というメッセージが出力され,特定のユーザの特定の月に対して,データの更新ができない場合があります。この現象が発生する原因及び回復方法を次に示します。
<例>
| 更新失敗のケース | backupfile.logファイルに出力されるファイル名 |
|---|---|
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|
<インストールディレクトリ>\log\tmpに格納されている上記ファイルを元のファイル名にリネームし,スケジュール格納ディレクトリの下の所定の位置に移動すると,エラーが発生した更新処理の前の状態に戻ります。ただし,<インストールディレクトリ>\log\tmpに格納されている上記ファイルのサイズが0バイトの場合は,元の位置に移動しないでそのファイルを削除してください。<インストールディレクトリ>\log\tmp下にはファイルを残さないでください。
[Sockets] ReplTimeOut2=延長するタイムアウトの時間(秒)
[Sockets] ReplTimeOut2=60
出力されるメッセージを次に示します。
表13-1 メッセージ中の(xx)の番号が示す内容
| (xx)の番号 | 内容 |
|---|---|
| 1 | 管理ツールを使用中です。管理ツールを終了させてください。 |
| 3 | 子サーバで「管理データ取得」処理が実行中です。手動実行していない場合は,子サーバのコンフィギュレーションの項番4「管理データ取得時刻」の設定により自動実行していないか確認してください。 |
| 4 | 子サーバで「管理データ取得」処理が実行中です。手動実行していない場合は,子サーバのコンフィギュレーションの項番4「管理データ取得時刻」の設定により自動実行していないか確認してください。 |
| 5 | 不要スケジュール削除機能が実行中です。手動実行していない場合は,コンフィギュレーションの項番9「不要スケジュール削除時刻」の設定により自動実行していないか確認してください。 |
| 6 | コンフィギュレーションの項番14「変更通知情報取得時刻」の設定により,変更通知情報取得が自動実行されています。 |
| 7 | コンフィギュレーションの「ユーザ情報再作成」処理,又はGetAdAllコマンドが実行中です。 |
| 11 | コンフィギュレーションの手動実行の「変更通知情報取得」処理,又はindxgetコマンドが実行中です。 |
| 12 | 稼働中バックアップコマンドを使用して,稼働中バックアップ中です。 |
| 13 | Assist連携機能が実行中です。 |
Groupmax Scheduler Clientで「起動時にサーバから情報を取得する」チェックボックスをチェックOFFにしたままホームサーバを変更した場合,ホームサーバが変更になったユーザに次のような現象が発生します。
*記述例 [sockets] timeout=600
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