Groupmax Scheduler/Facilities Manager Version 7 システム管理者ガイド

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13.1 システム運用時トラブルシューティング

このシステム運用時に発生するおそれのあるトラブルと原因,回復方法について示します。

<この節の構成>
(1) Scheduler Serverのサービスを開始できない
(2) クライアントからログインできない
(3) クライアントからログインできない(Address Server連携時)
(4) 管理ツールで,サーバから管理データを取得できない
(5) コンフィギュレーションからの手動実行コマンドが失敗する
(6) 子サーバの「管理データの取得」に失敗する
(7) 「変更通知情報取得」や「ユーザ情報再作成」を実行すると失敗する,又は「GetAdAll」,「indxget」コマンドの実行に失敗する
(8) 「変更通知情報取得」又は「indxget」コマンドを実行しても,Address Serverで登録した内容がScheduler Serverに反映されない
(9) ファイルモードで特定のユーザの特定の月に対して,データの更新ができない
(10) 親サーバのユーザ情報が,子サーバに反映されていない
(11) クライアントの「グループ」に登録済みのメンバ(ユーザ/施設)に対してスケジュール参照/予約/空き時間検索を実行するとエラーとなる
(12) クライアントで,ほかのメンバのスケジュールを参照できない,又はほかのメンバにスケジュールを予約できない
(13) イベントログにイベントID9013のメッセージが出力される
(14) 管理ツールで,サーバから管理データを取得時に「サーバで管理データを更新処理中のため,管理ツールサーバとの接続に失敗しました。」というメッセージが出力されて失敗する
(15) Scheduler Client(Facilities Manager Client)の環境設定で「ユーザ情報の保存」を「サーバ保存」にしているユーザで,Client終了時に,「「XXXXX」の登録に失敗しました。」というダイアログメッセージが表示される(「XXXXX」は任意のファイル名)
(16) 特定ユーザのScheduler Client又はFacilities Manager Clientの環境設定が反映されない
(17) 管理ツールの汎用化データ設定で,「休日の設定が不正です。再登録してください。」又は「休日のデータが不正です。終了してよろしいですか。」というダイアログメッセージが表示される
(18) すべてのメンバのスケジュール参照が参照拒否になる
(19) セキュリティの設定通りに他人のスケジュール参照,スケジュール予約ができない
(20) コンフィギュレーションの「手動実行」で「ユーザ情報再作成」や「変更通知情報取得」を実行した時に,「サーバで別の処理(xx)が実行中です。再実行してください。」というメッセージが表示されて失敗する
(21) Groupmax Scheduler Clientで「起動時にサーバから情報を取得する」チェックボックスをチェックOFFにしたままホームサーバを変更した場合
(22) 管理ツールで管理データの取得又は管理データの転送時に通信タイムアウトが発生し「エラーコード:2000」のメッセージが表示される
(23) WWW for Schedulerを使用している場合に,「スケジュール」サービスの定義ファイルの「日本語名の表示方法の指定」で日本語名(フルネーム)をすべて表示する設定にしているとき,ユーザ名が表示されない(空欄で表示される)

(1) Scheduler Serverのサービスを開始できない

原因
servicesファイルに,ポート番号が記述されていません。

回復方法
servicesファイルに,ポート番号を記述してください。詳細は,「1.3 TCP/IPの設定」を参照してください。

(2) クライアントからログインできない

原因1
サーバが起動されていません。

回復方法1
Scheduler Serverのサービスを開始します。詳細は,「5.1 Scheduler Serverの起動と停止」又は「5.2 Facilities Managerの起動と停止」を参照してください。

原因2
サーバとクライアント間をTCP/IPで通信できません。

回復方法2
ホスト名や通信環境を確認し,TCP/IPで通信できるようにします。詳細は,「1.3 TCP/IPの設定」を参照してください。

原因3
サーバとクライアントのサービスポート番号があっていません。

回復方法3
サーバとクライアントの「ikisaki」,及び「appoarea」のポート番号を同一にしてください。

(3) クライアントからログインできない(Address Server連携時)

原因
Address Serverで登録した内容がScheduler Serverに反映されていません。

回復方法
管理ツールを使って,ユーザが登録されていることを確認してください。詳細は「6.1.3 管理データの取得」を参照してください。ユーザが登録されていない場合,「変更通知情報の取得」や「ユーザ情報の再作成」を実行します。詳細は,「6.1.2(3) Address Serverのユーザ情報取得方法」,及び「6.1.2(4) Address Serverの変更通知情報取得方法」を参照してください。

(4) 管理ツールで,サーバから管理データを取得できない

原因1
servicesファイルに,ポート番号が記述されていません。

回復方法1
サーバ及び管理ツールを使用しているマシンのservicesファイルに,「appoman」,「roomman」のポート番号を記述してください。詳細は,「1.3 TCP/IPの設定」を参照してください。

原因2
管理ツールサーバが起動されていません。

回復方法2
サーバで,管理ツールサーバサービスを開始します。詳細は,「5.1 Scheduler Serverの起動と停止」又は「5.2 Facilities Managerの起動と停止」を参照してください。

(5) コンフィギュレーションからの手動実行コマンドが失敗する

原因
管理ツールサーバが起動されていません。

回復方法
管理ツールサーバサービスを開始します。詳細は,「5.1 Scheduler Serverの起動と停止」又は「5.2 Facilities Managerの起動と停止」を参照してください。

(6) 子サーバの「管理データの取得」に失敗する

原因1
親サーバと子サーバの両方で管理ツールサーバが起動されていません。

回復方法1
親サーバと子サーバの両方で管理ツールサーバサービスを開始します。「5.1 Scheduler Serverの起動と停止」又は「5.2 Facilities Managerの起動と停止」を参照してください。

原因2
親サーバと子サーバ間をTCP/IPで通信できない。

回復方法2
ホスト名や通信環境を確認し,TCP/IPで通信できるようにします。詳細は,「1.3 TCP/IPの設定」を参照してください。

(7) 変更通知情報取得」や「ユーザ情報再作成」を実行すると失敗する,又は「GetAdAll」,「indxget」コマンドの実行に失敗する

原因
Address Serverが起動されていません。

回復方法
Address Serverを起動します。詳細は,「6.1.2(3) Address Serverのユーザ情報取得方法」,又は「6.1.2(4) Address Serverの変更通知情報取得方法」を参照してください。

(8) 変更通知情報取得」又は「indxget」コマンドを実行しても,Address Serverで登録した内容がScheduler Serverに反映されない

原因1
Address Serverから変更通知情報が出力されていません。

回復方法1
変更通知情報は,Address Serverに登録してから1時間(デフォルト)後か,Address Serverの再起動によって出力されます。その後,「変更通知情報の取得」又は「indxget」コマンドを実行してください。コマンド実行後,管理ツールを使って,ユーザが登録されていることを御確認ください。

原因2
Address Serverの「ホームサーバ名設定」に「Schedulerサーバ」のホスト名が設定されていません。

回復方法2
Address Serverの「ホームサーバ名設定」に「Schedulerサーバ」のホスト名を設定します。

(9) ファイルモードで特定のユーザの特定の月に対して,データの更新ができない

ファイルモードでScheduler Server起動時,イベントログに「ユーザデータに不整合が発生したおそれがあります。詳細はC:\Groupmax\apposv\log\backupfile.logファイルを参照してください。」(イベントID:31006)というメッセージが出力され,特定のユーザの特定の月に対して,データの更新ができない場合があります。この現象が発生する原因及び回復方法を次に示します。

注※
デフォルトのインストールディレクトリの場合

原因
ディスクの容量不足などによってスケジュールファイルの更新処理に失敗しています。

回復方法
スケジュールファイルの更新処理に失敗すると,<インストールディレクトリ>\log\tmpに更新前のスケジュールファイル(バックアップファイル)が保存されます。また,これらのファイル名が記載されたbackupfile.logファイルが出力されます。backupfile.logファイルに出力されるファイル名は次の例のとおりです。

<例>

更新失敗のケース backupfile.logファイルに出力されるファイル名

  • ユーザID:「user」
  • 更新中ファイル名:「199801.nsd」

user_199801.nsd.bk
このファイル名から,スケジュール格納ディレクトリ下の「user」ディレクトリ下にある「199801.nsd」ファイルの更新中にエラーが発生したことが分かります。

  • ユーザID:「user」
  • 更新中ファイル名:「youfile.dat」

user_env_youfile.dat.bk
このファイル名から,スケジュール格納ディレクトリ下の「user」ディレクトリ下の「env」ディレクトリにある「youfile.dat」ファイルの更新中にエラーが発生したことが分かります。

注※
「コンフィギュレーション」の項番1「スケジュール格納ディレクトリ」のディレクトリです。

<インストールディレクトリ>\log\tmpに格納されている上記ファイルを元のファイル名にリネームし,スケジュール格納ディレクトリの下の所定の位置に移動すると,エラーが発生した更新処理の前の状態に戻ります。ただし,<インストールディレクトリ>\log\tmpに格納されている上記ファイルのサイズが0バイトの場合は,元の位置に移動しないでそのファイルを削除してください。<インストールディレクトリ>\log\tmp下にはファイルを残さないでください。

(10) 親サーバユーザ情報が,子サーバに反映されていない

原因
ファイルモードで,管理するユーザ数が数千人の規模でかつ環境ファイルの取得時に親サーバ側が高負荷の場合,親サーバでの処理に時間が掛かり,子サーバ側でタイムアウトが生じています。

回復方法
親サーバの<インストールディレクトリ>\bin\AppoSV.iniファイルに次の記述を追加してください(行末には改行コードを入力する必要があります)。AppoSV.iniの設定内容については,「3.2.6 AppoSV.iniファイルの設定値一覧」を参照してください。
[Sockets]
ReplTimeOut2=延長するタイムアウトの時間(秒)
記述例
[Sockets]
ReplTimeOut2=60
注意
ReplTimeOut2で指定した時間+30(秒)が,タイムアウトの合計時間となります。上記の記述例では,60+30=90(秒)がタイムアウトの合計時間となります。以上のReplTimeOut2の記述がない場合,又はAppoSV.iniファイルがない場合は,デフォルトとしてReplTimeOut2=30として扱い,タイムアウトの合計時間は60秒となります。

(11) クライアントの「グループ」に登録済みのメンバ(ユーザ/施設)に対してスケジュール参照/予約/空き時間検索を実行するとエラーとなる

原因
クライアントでローカルグループに登録されたメンバのホスト名が変更されています。

回復方法
クライアント上でローカルグループを再作成してください。また,サーバ上で一括で変換する方法については,「11.2.8(6) 注意」の6番目の説明を参照してください。

(12) クライアントで,ほかのメンバのスケジュールを参照できない,又はほかのメンバにスケジュールを予約できない

原因1
組織間セキュリティの設定ファイルparam.iniが存在しない,又はparam.iniの記述内容に不正があります。

回復方法1
すべてのサーバを停止後,親サーバの次のファイルを置き換えてください。
置き換え先
<インストールディレクトリ>\etc\param.ini
置き換え元
  • 組織によるセキュリティを使用しない場合:
    <インストールディレクトリ>\bin\param0.ini
  • 組織によるセキュリティの直系方式を使用する場合:
    <インストールディレクトリ>\bin\param1.ini
  • 組織によるセキュリティのユニット方式を使用する場合:
    <インストールディレクトリ>\bin\param2.ini
置き換えた後,管理ツールサーバを起動し,マルチサーバ構成の場合は子サーバから管理データを取得し,サーバを起動してください。詳細は,「8.5 組織階層によるセキュリティ設定」を参照してください。

原因2
セキュリティランクの設定に誤りがあります。

回復方法2
セキュリティランクの設定を見直してください。詳細は,「8.2 セキュリティランクによるセキュリティの設定」を参照してください。

(13) イベントログにイベントID9013のメッセージが出力される

出力されるメッセージを次に示します。

メッセージ
設定ファイルparam.iniが存在しない又は不正があります。

原因
組織間セキュリティの設定ファイルparam.iniが存在しない,又はparam.iniの記述内容に不正があります。

回復方法
すべてのサーバを停止後,親サーバの次のファイルを置き換えてください。
置き換え先
<インストールディレクトリ>\etc\param.ini
置き換え元
  • 組織によるセキュリティを使用しない場合:
    <インストールディレクトリ>\bin\param0.ini
  • 組織によるセキュリティの直系方式を使用する場合:
    <インストールディレクトリ>\bin\param1.ini
  • 組織によるセキュリティのユニット方式を使用する場合:
    <インストールディレクトリ>\bin\param2.ini
置き換えた後,管理ツールサーバを起動し,マルチサーバ構成の場合は子サーバから管理データの取得をし,サーバを起動してください。詳細は,「8.5 組織階層によるセキュリティ設定」を参照してください。

(14) 管理ツールで,サーバから管理データを取得時に「サーバで管理データを更新処理中のため,管理ツールサーバとの接続に失敗しました。」というメッセージが出力されて失敗する

原因1
「コンフィギュレーション」の[手動実行]で[変更通知情報取得]や[ユーザ情報再作成]など管理データを更新する処理が実行中です。

回復方法1
しばらく待ってから,ほかの管理データ更新処理が終了したことを確認後,再実行してください。

原因2
前回の管理ツール使用時に管理ツールを正常終了できませんでした。

回復方法2
前回の管理ツールを使用した時刻から20分経過してから,再実行してください。

(15) Scheduler Client(Facilities Manager Client)の環境設定で「ユーザ情報の保存」を「サーバ保存」にしているユーザで,Client終了時に,「「XXXXX」の登録に失敗しました。」というダイアログメッセージが表示される(「XXXXX」は任意のファイル名)

原因
環境設定ファイルの更新に失敗したため,ユーザ情報のバックアップファイルが存在します。

回復方法
13.1(9) ファイルモードで特定のユーザの特定の月に対して,データの更新ができない」を参照してください。

(16) 特定ユーザのScheduler Client又はFacilities Manager Clientの環境設定が反映されない

原因
環境設定ファイルの更新に失敗したため,ユーザ情報のバックアップファイルが存在します。

回復方法
13.1(9) ファイルモードで特定のユーザの特定の月に対して,データの更新ができない」を参照してください。

(17) 管理ツールの汎用化データ設定で,「休日の設定が不正です。再登録してください。」又は「休日のデータが不正です。終了してよろしいですか。」というダイアログメッセージが表示される

原因
年が変わって初めての起動では,汎用化データにその年の休日設定がされていません。

回復方法
休日を設定し直してください。

(18) すべてのメンバのスケジュール参照が参照拒否になる

原因
ORGGROUP.tblファイルの読み込みに失敗しているおそれがあります。イベントログにメッセージID「45108」のログが出力されていて,その後にメッセージID「45105」のログが出力されていない場合が該当します。

回復方法
13.18.1 Groupmax Scheduler Server/Groupmax Facilities Managerサービスのイベントログのメッセージ一覧」に書かれているメッセージID「45108」の「内容/対処」を参照してください。

(19) セキュリティの設定通りに他人のスケジュール参照,スケジュール予約ができない

原因
ORGGROFF.tblファイルの読み込みに失敗しているおそれがあります。イベントログにメッセージID「45108」のログが出力されていて,その後にメッセージID「45105」のログが出力されていない場合が該当します。

回復方法
13.18.1 Groupmax Scheduler Server/Groupmax Facilities Managerサービスのイベントログのメッセージ一覧」に書かれているメッセージID「45108」の「内容/対処」を参照してください。

(20) コンフィギュレーションの「手動実行」で「ユーザ情報再作成」や「変更通知情報取得」を実行した時に,「サーバで別の処理(xx)が実行中です。再実行してください。」というメッセージが表示されて失敗する

原因1
ファイルモードで管理データを更新する処理が実行中です。メッセージ中の(xx)の番号が示す内容を次の表に示します。

表13-1 メッセージ中の(xx)の番号が示す内容

(xx)の番号 内容
1 管理ツールを使用中です。管理ツールを終了させてください。
3 子サーバで「管理データ取得」処理が実行中です。手動実行していない場合は,子サーバのコンフィギュレーションの項番4「管理データ取得時刻」の設定により自動実行していないか確認してください。
4 子サーバで「管理データ取得」処理が実行中です。手動実行していない場合は,子サーバのコンフィギュレーションの項番4「管理データ取得時刻」の設定により自動実行していないか確認してください。
5 不要スケジュール削除機能が実行中です。手動実行していない場合は,コンフィギュレーションの項番9「不要スケジュール削除時刻」の設定により自動実行していないか確認してください。
6 コンフィギュレーションの項番14「変更通知情報取得時刻」の設定により,変更通知情報取得が自動実行されています。
7 コンフィギュレーションの「ユーザ情報再作成」処理,又はGetAdAllコマンドが実行中です。
11 コンフィギュレーションの手動実行の「変更通知情報取得」処理,又はindxgetコマンドが実行中です。
12 稼働中バックアップコマンドを使用して,稼働中バックアップ中です。
13 Assist連携機能が実行中です。

回復方法1
ほかの管理データ更新処理が終了したことを確認してから,再実行してください。

原因2
前回の管理データ更新処理が正常終了できませんでした。

回復方法2
原因1で示した,ほかの管理データ更新処理が実行されていないことを確認してから,次のファイルを削除してください。
<インストールディレクトリ>\bin\AppoLock.dat
更に,メッセージのxxの部分が7の時には「ユーザ情報再作成」を実行し,処理を完結させてください。
メッセージのxxの部分が6か11の時には,次の手順で処理を終了させてください。
  1. <インストールディレクトリ>\log\etc_bk以下のすべてのファイルを<インストールディレクトリ>\etcに上書きする。
  2. 「変更通知情報取得」を実行する。

(21) Groupmax Scheduler Clientで「起動時にサーバから情報を取得する」チェックボックスをチェックOFFにしたままホームサーバを変更した場合

Groupmax Scheduler Clientで「起動時にサーバから情報を取得する」チェックボックスをチェックOFFにしたままホームサーバを変更した場合,ホームサーバが変更になったユーザに次のような現象が発生します。

原因
次に示す操作を両方実施しました。
  1. クライアントPCで,「スタート」−「Groupmax Clients」−「Scheduler setup」の「起動時にサーバから情報を取得する」チェックボックスをチェックしていない
  2. 1.のクライアントPCを利用しているユーザのホームサーバを変更した

回復方法
ユーザのホームサーバを変更した後,クライアントPCで次の操作を実施してください。
  1. Scheduler Clientを起動している場合は終了する
  2. 「スタート」−「Groupmax Clients」−「Scheduler setup」で「起動時にサーバから情報を取得する」チェックボックスをチェックする
  3. Scheduler Clientを起動する
  4. Scheduler Clientを終了する
  5. 「スタート」−「Groupmax Clients」−「Scheduler setup」で「起動時にサーバから情報を取得する」チェックボックスのチェックを外す
  6. Scheduler Clientを起動する

(22) 管理ツールで管理データの取得又は管理データの転送時に通信タイムアウトが発生し「エラーコード:2000」のメッセージが表示される

原因
登録されているメンバや組織が多いために,通信タイムアウトが発生しています。

回復方法
次に示すタイムアウト時間拡張の設定を行った後に,管理ツールを再起動し,再度,管理データの設定作業を行ってください。
<タイムアウト時間拡張手順>
管理ツールのインストールディレクトリ下の「bin」ディレクトリにある「SF32SYS.ini」ファイルに次のような記述を追加します。
 
  *記述例
  [sockets]
  timeout=600
 
注意
 
  • この「timeout」パラメタに,秒で指定します(デフォルトは60秒です)。
  • 行の右端は,必ず改行してください。
  • 「SF32SYS.ini」ファイルの格納先は,OSのインストール先ドライブが「C」で,管理ツールをデフォルトインストールした場合,「C:\appomous\bin」になります。
  • 設定は,管理ツールの再起動で反映されます。

(23) WWW for Schedulerを使用している場合に,「スケジュール」サービスの定義ファイルの「日本語名の表示方法の指定」で日本語名(フルネーム)をすべて表示する設定にしているとき,ユーザ名が表示されない(空欄で表示される)

原因
Scheduler Serverの環境ファイルが存在しない,又は環境ファイルに不整合が発生しています。

回復方法
「ユーザ情報再作成」を実行してください。