Groupmax Scheduler/Facilities Manager Version 7 システム管理者ガイド
AppoSV.iniファイルの格納場所は次のとおりです。存在しない場合は,新規に作成してください。
<インストールディレクトリ>\bin\AppoSV.ini
設定例を次に示します。
[Security] ATB_AVAILABLE=ON [Password] LONG_PASSWD=ON
AppoSV.iniファイルの設定値を次の表に示します。
表3-10 AppoSV.iniファイルの設定値一覧
| 項番 | セクション名 | パラメタ名 | 説明 | 使用可否 | |
|---|---|---|---|---|---|
| ファイルモード | DBモード | ||||
| 1 | Security | OrgGroupOmitMark | ORGGROUP.tblの組織IDに指定するワイルドカードの文字を指定します。 指定できる文字は次のとおりです。 数字,英小文字,: ,|,=,<,>,$,!,~(チルダ),.(ピリオド),@,(,),+,_,^(ハット),`(バッククォート),{,},*,\,?,%,-(マイナス) デフォルト値は「*(アスタリスク)」です。 |
○ | ×※1 |
| 2 | OrgGroupSecurity | 組織グループセキュリティを有効にします。 指定できる値は次のとおりです。
|
○ | ×※1 | |
| 3 | OutOrgGroupSecurity | 組織グループ外からアクセスされた場合のデフォルトアクセス権を設定します。 指定できる値は次のとおりです。
|
○ | ×※1 | |
| 4 | ATB_AVAILABLE | 「施設のツリー展開」,「施設検索」以外の施設参照処理で,施設アクセス権を適用するかを設定します。 指定できる値は次のとおりです。
|
○ | ×※2 | |
| 5 | Data | HAHostName | クラスタ環境のパッケージホスト名を指定します。 指定できる値に制限はありません。 デフォルト値は「#(ローカルホスト)」です。 |
○ | ○ |
| 6 | WriteThroughSV | クラスタ環境でのWriteThroughフラグ(同期書き込みの有無)を指定します。 指定できる値は次のとおりです。
|
○ | ○(ログファイルだけ対象) | |
| 7 | SFimport | OldCheck | SFimportの入力ファイルチェックで,07-30以前のチェック方式を適用するかどうかを指定します。 指定できる値は次のとおりです。
|
○ | × |
| 8 | Sockets | TimeOutMan | Scheduler Server(管理ツールサーバ)のソケットのタイムアウト値を指定します。単位は秒です。 指定できる値は整数,デフォルト値は「30」です。 |
○ | ×※3 |
| 9 | TimeOutRMMan | Facilities Manager(管理ツールサーバ)のソケットのタイムアウト値を指定します。単位は秒です。 指定できる値は整数,デフォルト値は「30」です。 |
○ | ×※3 | |
| 10 | ReplTimeOut2 | 親サーバとの通信時のタイムアウト値を指定します。単位は秒です。 指定できる値は整数,デフォルト値は「30」です。 |
○ | ×※3 | |
| 11 | indxget | PARTIAL_SORT | indxgetコマンドで,変更があった部分だけをソートするかどうかを指定します。 指定できる値は次のとおりです。
|
○ | × |
| 12 | Rename | List | 予約受信一覧の発信者名を最新の情報で表示するかどうかを指定します。 指定できる値は次のとおりです。
デフォルト値は「OFF」です。 |
○ | ×※1 |
| 13 | Environment | OrgEnv | 組織テンプレートを有効にするかどうかを指定します。 指定できる値は次のとおりです。
|
○ | ×※4 |
| 14 | KBN_ENHANCE | 11個以上の行先区分を使用できるようにするかどうかを指定します。 指定できる値は次のとおりです。
|
○ | ×※2 | |
| 15 | Password | LONG_PASSWD | 9文字以上のパスワードを有効にするかどうかを指定します。 指定できる値は次のとおりです。
|
○ | ○ |
| 16 | Memory | SharedMemory | メモリキャッシュ機能を有効にするかどうかを指定します。 指定できる値は次のとおりです。
|
○ | ×※5 |
| 17 | RetryInterval | メモリキャッシュの更新に失敗した場合のリトライ間隔を指定します。単位は秒です。 指定できる値は1〜3600です。デフォルト値は「300」です。 |
○ | ×※5 | |
| 18 | Trace | Trace | トレース出力を有効とするかどうかを指定します。 指定できる値は次のとおりです。
|
○ | ×※2 |
| 19 | Size | トレースファイルのサイズを指定します。単位はKBです。 指定できる値は1〜1048576です。デフォルト値は「16384」です。 |
○ | ○ | |
| 20 | FileCnt | トレースファイルの面数を指定します。 指定できる値は1〜16です。デフォルト値は「4」です。 |
○ | ○ | |
| 21 | TraceAfterError | 一度トレース出力でエラーが発生した後に,復旧後トレース出力を再開するかどうかを指定します。 指定できる値は次のとおりです。
|
○ | ○ | |
| 22 | DB | HomeServer | 設定対象のサーバ自体のホスト名を255バイト以内で指定します。ここで設定したホスト名がクライアントに返すデータに設定され,クライアントからScheduler Serverへ通信する際のホスト名として使用されます。 設定するホスト名は,Address Serverで各ユーザのSchedulerホームサーバ名として使用されているホスト名を指定してください。 DBモードの場合,この項目を必ず指定してください。 |
× | ○ |
| 23 | TimeZone | タイムゾーン切り替え機能未対応のクライアントが前提とするタイムゾーンを「GMT[+|-]HH:MM」形式で指定します。 「[+|-]HH:MM」部分には,GMT(グリニッジ標準時間)との時差を「-12:00」から「+13:00」までの範囲で指定します。 日本国内だけで使用する場合は「GMT+09:00」と設定してください。 運用を開始してからは,この設定値を変更しないでください。 デフォルト値は「GMT+09:00」です。 |
× | ○ | |
| 24 | SVMaxConnect | Scheduler ServerとHiRDBの間の最大コネクション数を指定します。 指定できる値は1〜64です。デフォルト値は「5」です。 |
× | ○※6 | |
| 25 | RMSVMaxConnect | Facilities ManagerとHiRDBの間の最大コネクション数を指定します。 指定できる値は1〜64です。デフォルト値は「5」です。 |
× | ○※6 | |
| 26 | EnvironmentGroup | Scheduler Server,Facilities Managerが使用するHiRDBクライアント環境変数グループ名を指定します。 指定できる値は30バイト以内の文字列です。省略した場合はHiRDB.iniの設定に従います。HiRDB.iniの設定方法については「11.3.5(7) プロパティファイルの設定」を参照してください。 |
× | ○ | |
| 27 | RECORD_TO_TRN_SFIMPORT | SFimportコマンド実行時に,何レコードごとにデータベースをコミットするかを指定します。 指定できる値は1〜255です。デフォルト値は「100」です。 |
× | ○ | |
| 28 | LogFileSize | コマンド用トレースファイル一つあたりのサイズを指定します。単位はバイトです。 指定できる値は4096〜2147483647です。範囲外の値や数値以外の値を指定した場合や,値を省略した場合は,デフォルト値「10485760」が適用されます。 |
× | ○ | |
| 29 | LogFileNum | コマンド用トレースファイルの面数を1〜16の範囲で指定します。 範囲外の値や数値以外の値を指定した場合,及び値を省略した場合は,デフォルト値「16」が適用されます。 |
× | ○ | |
| 30 | LogLevel | コマンド用トレースファイルの出力レベルを指定します。 指定できる値は次のとおりです。
|
× | ○ | |
| 31 | ConnectionWaitTime | DBコネクションがすべて使用中の場合に,コネクションが利用可能になるまでにスレッドが待機する時間を秒で指定します。 指定できる値は整数です。 指定を省略した場合や不正な値を指定した場合は,デフォルト値「55」が適用されます。 |
× | ○ | |
| 32 | Indxget_UserAddOption | Assist連携時,又はScheduler Serverコンフィギュレーションの手動実行で変更通知情報を取得時に,indxgetコマンドにオプション「/u」を指定するかどうかを指定します。
|
× | ○ | |
| 33 | CMDEnvironmentGroup | コマンドが使用するHiRDBクライアント環境変数グループ名を30バイト以内の文字列で指定します。 次の場合は,EnvironmentGroupパラメタの設定値が適用されます。
|
× | ○ | |
AppoSV.iniの設定値を変更するための手順は次のとおりです。自システムのすべてのScheduler Server及びFacilities Managerがインストールされているマシンに対して実施してください。
サービスの起動・停止については,「5. サーバ及び管理ツールサーバの起動と停止」を参照してください。
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