Groupmax Scheduler/Facilities Manager Version 7 システム管理者ガイド

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3.2.5 メモリキャッシュ機能の設定

この項ではメモリキャッシュ機能について説明します。なお,DBモードの場合はデータをHiRDBに格納するため,メモリキャッシュ機能の設定は不要です。

<この項の構成>
(1) 概要
(2) 設定情報
(3) 設定手順

(1) 概要

ファイルに格納している一部のデータを,メモリキャッシュに保持してサーバの処理を早くする機能です。

表3-9 メモリキャッシュに保持するファイルの一覧

項番 ファイル名 ファイルの概要
1 IDINDX.idx ユーザIDと組織IDを対応付けるファイル
2 KENNIN.log 兼任ユーザの一覧ファイル
3 ORGGROUP.tbl 組織グループによるセキュリティ設定で使用する組織グループファイル
4 ORGGROFF.tbl 組織グループによるセキュリティ設定で使用する特権ユーザ一覧ファイル

(2) 設定情報

メモリキャッシュ機能に関する設定情報を説明します。なお,この機能はサーバ単位で独立した機能であるため,サーバごとに異なる設定で使用することもできます。AppoSV.iniの設定内容については,「3.2.6 AppoSV.iniファイルの設定値一覧」を参照してください。

対象ファイル
<インストールディレクトリ>\bin\AppoSV.ini

設定パラメタ
  • セクション名
    [Memory]
  • SharedMemoryパラメタ
    ON又はOFFを指定します。
    ON:メモリキャッシュ機能を使用する(設定がされていない場合,設定が間違っている場合は,ONとして動作します)。
    OFF:メモリキャッシュ機能を使用しない。
  • RetryIntervalパラメタ
    メモリの更新に失敗した場合のリトライ間隔を指定します。単位は秒です。1から3,600までの数値で指定してください。指定が間違っている場合は300が設定されたとして動作します。

設定例
AppoSV.iniファイルの設定例を示します。なお<改行>は改行コードのことです。
[Memory]<改行>
SharedMemory=ON<改行>
RetryInterval=300<改行>

(3) 設定手順

メモリキャッシュ機能に関する設定手順を次に説明します。メモリキャッシュ機能を使用しない場合,及びリトライ間隔を変更したい場合は,この設定をしてください。

  1. 設定するサーバを停止する
    詳細は,「5. サーバ及び管理ツールサーバの起動と停止」を参照してください。
  2. 設定するサーバ上のAppoSV.iniファイルを更新する
  3. 設定したサーバを起動する
    詳細は,「5. サーバ及び管理ツールサーバの起動と停止」を参照してください。