Groupmax Scheduler/Facilities Manager Version 7 システム管理者ガイド
サーバとなるマシンとクライアントとなるマシンに,IPアドレスとホスト名を登録し,TCP/IPによる接続確認(telnet,pingなど)をしてください。
複数サーバで運用する場合は,サーバ間の接続確認もしてください。
マルチサーバ構成の場合,Scheduler Server及びFacilities ManagerをインストールしたすべてのマシンについてIPアドレスとホスト名を登録し,接続確認をしてください。
ただし,システム内でDNSの設定をしている場合は,ネームサーバ上でホスト名を登録してください。
Scheduler ServerとFacilities Managerで使用するサービスのポート番号をサーバ及びクライアントのservicesファイルに設定する必要があります。設定するポート番号を製品ごとに次の表に示します。
表1-4 ポート番号及び設定先(Scheduler Serverの場合)
| 設定するサービス | ポート番号/ プロトコル名 |
設定するサーバ/クライアント |
|---|---|---|
| ikisaki (「Groupmax Scheduler Server」サービス用) |
20013/tcp |
|
| appoman※ (「Groupmax Scheduler Server Tool」サービス用) |
20014/tcp |
|
表1-5 ポート番号及び設定先(Facilities Managerの場合)
| 設定するサービス | ポート番号/ プロトコル名 |
設定するサーバ/クライアント |
|---|---|---|
| appoarea (「Groupmax Facilities Manager」サービス用) |
20102/tcp |
|
| roomman※ (「Groupmax Facilities Manager Tool」サービス用) |
20103/tcp |
|
Windows Server 2008およびWindows Server 2012ではOS標準のファイアウォール機能がデフォルトで有効になります。OS標準のファイアウォールを使用する場合は,ポートの使用を許可するルールを追加してください。
Windows Server 2008およびWindows Server 2012のOS標準以外のファイアウォールを使用する場合は,下記ルール設定を参考に,ファイアウォールのマニュアルなどに従って,ポートの使用を許可するよう設定を変更してください。
表1-6 許可ルールの設定内容(Scheduler Serverの場合)
| ルール名/ルール説明文 | ポート番号/ プロトコル名 |
プロファイル |
|---|---|---|
| Groupmax Scheduler Server/scheduler daemon to connect | 20013/tcp | パブリック,プライベート,ドメイン |
| Groupmax Scheduler Server Tool※/scheduler daemon tool to connect | 20014/tcp | パブリック,プライベート,ドメイン |
表1-7 許可ルールの設定内容(Facilities Managerの場合)
| ルール名/ルール説明文 | ポート番号/ プロトコル名 |
プロファイル |
|---|---|---|
| Groupmax Facilities Manager/facilites manager daemon to connect | 20102/tcp | パブリック,プライベート,ドメイン |
| Groupmax Facilities Manager Tool※/facilities manager daemon to connect | 20103/tcp | パブリック,プライベート,ドメイン |
ルールを追加するバッチのサンプルファイルを次のディレクトリに格納しています。
<インストールフォルダ>\sample\fwportsv.bat
必要に応じ,バッチファイルを修正して使用してください。このバッチファイルを修正せずに使用することはできません。テキストエディタなどで開き,ポート番号の指定などを修正してください。また,このバッチはWindows Server 2008より前のOSでは使用できません。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2004, 2015, Hitachi, Ltd.