Groupmax Scheduler/Facilities Manager Version 7 システム管理者ガイド

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1.2.2 マルチサーバ又は複数システムの構成

この項では,複数のサーバで構成されるシステムについて,ファイルモードとDBモードに分けて説明します。

<この項の構成>
(1) ファイルモードの場合
(2) DBモードの場合

(1) ファイルモードの場合

図1-3のように,マルチサーバのシステムを構築した場合,Scheduler ClientはすべてのScheduler Serverと通信します(Facilities Managerも同様です)。

図1-3 システム構成概要図(マルチサーバの場合)

[図データ]

管理データは,各サーバに同じデータが格納されます。親サーバで更新した管理データを各子サーバに反映します。

ユーザに登録されたスケジュールデータは,各ユーザのホームサーバに格納されます。他人のスケジュールを参照する場合,クライアントは参照先ユーザのホームサーバからスケジュールデータを取得します。

施設に登録されたスケジュールデータも同様に,各施設のホームサーバに格納されます。ユーザのホームサーバは,Address Serverでユーザを登録する際に設定します(Address Serverと連携していない場合は管理ツールで設定します)。施設のホームサーバは,管理ツールで施設を登録する際に設定します。

図1-4のように,複数システムの場合,ゲートウェイサーバを介してScheduler ClientはすべてのScheduler Serverと通信します(Facilities Managerは,複数システムに対応していません)。

図1-4 システム構成概要図(複数システムの場合)

[図データ]

Schedulerシステムを各々で構築している会社間などで,スケジュールを参照したり,スケジュールを予約したりすることもできます。ほかのシステムと接続することを他システム接続と呼びます。他システムに接続する際は,各システムに設定されているゲートウェイサーバを介して通信を実施します。

複数システムの構成については,「6.1.5 他システムとゲートウェイ接続する場合」を参照してください。

(2) DBモードの場合

図1-5 システム構成概要図(マルチサーバの場合)

[図データ]

図1-5のように,マルチサーバのシステムを構築した場合,各Scheduler Serverが一つのデータベースに接続する形になります。

なお,DBモードでは,ゲートウェイサーバを介した複数システムの運用はできません。