サーバのプログラムを起動する前に，次に示す設定及び確認を実施してください。

• 「3.1.2　Facilities Managerのインストール」及び「3.2.4　Facilities Managerの環境設定」に記述されている必要な項目をすべて設定したか確認してください。
• サーバ間又はクライアント間でTCP/IPで通信できることを確認してください。Facilities Managerの動作にはTCP/IPで通信できることが前提となります。
• DBモードの場合は，HiRDBを起動しておいてください。

インストールのデフォルトの設定では，Groupmax Facilities Manager及びGroupmax Facilities Manager Toolサービスのスタートアップの設定は「手動」になっています。「手動」の場合，サーバマネージャからこれらのサービスを開始，終了すれば，プログラムを手動で起動，停止できます。ただし，サービスが開始状態であってもサーバマシンの電源をOFFにし，再度電源をONにした場合，再度サービスを開始する必要があります。

そこでFacilities Managerでは，これらのサービスのスタートアップの設定を「自動」にすることをお勧めします。「自動」にすれば，サーバマシンを再起動した場合に，自動でサービスを開始できます。ただし，Windows Server 2008およびWindows Server 2012の[自動（遅延開始）]はサポートしません。

なお，サービスの設定はWindowsのサーバマネージャを使用します。サーバマネージャの操作については，Windowsに添付されているマニュアルの，コンピュータの管理について記載されている箇所を参照してください。

• マルチサーバでScheduler ServerとFacilities Managerの両方を運用しているシステム構成の場合，親サーバでは必ず，「Groupmax Scheduler Server Tool」と「Groupmax Facilities Manager Tool」のサービスを両方起動して運用してください。
  両方を起動していない場合，子サーバからの管理データ取得に失敗することがあります。
  
• Scheduler ServerとFacilities Managerの両方を運用しているシステム構成の場合，すべてのサーバで必ず「Groupmax Scheduler Server」と「Groupmax Facilities Manager」のサービスを両方起動して運用してください。
• サービスの起動に失敗した場合，数分間待ってから再起動してください。