Facilities Manager（GroupAppoarea/Server）が既にインストールされているマシンにインストールする場合，Facilities Managerサービス（「Groupmax Facilities Manager」及び「Groupmax Facilities Manager Tool」）を停止した状態で実行してください（Scheduler Serverが同一サーバにインストールされている場合，Scheduler Serverサービスの「Groupmax Scheduler Server」及び「Groupmax Scheduler Server Tool」も停止してください）。

System Agent - TCP/IPが既にインストールされているマシンにFacilities Managerをインストールする場合，該当するサーバマシン上のSystem Agent - TCP/IPを停止するか，又はSNMPサービスを停止した後に実施してください。また，インストール後にSystem Manager - TCP/IPによる運用管理をする場合は，該当サーバマシンのSNMPサービスを再起動してください。

WindowsにAdministrator又はAdministratorと同等の権限を持ったユーザでログインしてから次の作業をしてください。

1. Groupmax統合セットアップCD-ROMをドライブにセットします。
2. インストーラを起動します。
3. インストールするアプリケーションを選択するウィンドウが表示されるまでメッセージに従って作業を進めてください。
4. 選択用のウィンドウが表示されたら，「Groupmax Facilities Manager Version 7」を選択してください。
5. 既にFacilities Managerがインストールされている場合，インストールオプションを選択するウィンドウが表示されます。
   ［更新］ボタンを選択して続行すると上書きインストールします。
   ［削除］ボタンを選択して続行するとアンインストールします。アンインストールについては「3.4　サーバのアンインストール」を参照してください。
   
6. インストール先を入力するウィンドウが表示されたら，インストール先を入力してください。インストール先は任意に指定できます。
   例　　C:\Groupmax\apposv
   ただし，既にScheduler Serverがインストールされている場合，デフォルトのインストール先はScheduler Serverと同じディレクトリになります。特に変更する必要がない場合は，そのまま継続してください。
   

   注意

   Scheduler Server，及びFacilities Managerの両方をインストールする場合は，特別な事情がないかぎり同じディレクトリを指定してください。異なるディレクトリを指定した場合，管理データ（etc，room）やログファイルを格納するディレクトリ（log）などは，先にインストールした方のディレクトリ下になります。以後断りがないかぎり，＜インストールディレクトリ＞と表現する場合は，Scheduler ServerとFacilities Managerのうち，先にインストールした方のディレクトリを表します。

7. ［OK］ボタンをクリックすると，インストールを開始します。
8. 終了のメッセージが表示されたらインストール作業は終了です。セットアップディスクをCD-ROMドライブから取り出してください。
9. 「Groupmaxサーバ」ウィンドウに「Facilities Managerコンフィギュレーション」アイコンが作成されます。
   

   図3-2　「Facilities Managerコンフィギュレーション」アイコン

   

注1

Scheduler Serverがインストールされていない状態でFacilities Managerをインストールした場合，管理ツールのサービスの中に「Groupmax Scheduler Server」が表示されますが，使用することはできません。

注2

インストール時，更新対象ファイルのプロパティが読み取り専用になっている場合，上書き確認のダイアログが表示されます。この，ファイルの上書きをキャンセルすると，インストールが中断されます。この場合，Facilities Manager（Scheduler Server）のファイルは不完全な状態で，ハードディスクに残っていますので，次の作業をしてください。

• 対象ファイルの読み取り専用の属性を外し，再度，インストールします。また，リモートインストールの場合は，更新対象ファイルのプロパティが読み取り専用でも，上書きしますので，御注意ください。

注3

「サービス」ダイアログが閉じていることを確認してから，インストールを実行してください。

注4

Groupmax Facilities Manager Version 2.0だけインストールされているマシンで，Groupmax Facilities Manager Version 7にアップグレードした場合，サービスにGroupmax Scheduler Serverが残ります。このサービスは実行してもエラーになります。

Facilities Managerをインストールすると，「3.1.1(3)　インストール時に作成されるディレクトリとファイル」に示すディレクトリとファイルのうち，「3.1.1(3)(b)　Scheduler Serverのインストール時に作成されるディレクトリとファイル」を除くディレクトリとファイルが作成されます。

それに加えて，次に示すFacilities Manager固有のディレクトリとファイルが作成されます。

表3-5　Facilities Managerのインストール時に作成されるディレクトリとファイル

ディレクトリ名	ファイル名	概要
bin	RMSV.exe	Facilities Managerプログラム本体
	RoomMan.exe	Facilities Manager管理ツールサーバ
	roomconsole.exe	Facilities Managerコンフィギュレーション
	GMFCLCF.dll	System Agent - TCP/IP連携用DLL
	GMFCLCT.dll	System Agent - TCP/IP連携用DLL
	GMFCLST.dll	System Agent - TCP/IP連携用DLL
	GMFCLRS.exe	System Agent - TCP/IP連携用プログラム
bin\db	RMSV.exe	Facilities Managerプログラム本体（DBモード用）
	roomconsole.exe	Facilities Managerコンフィギュレーション（DBモード用）
bin\file	RMSV.exe	Facilities Managerプログラム本体（ファイルモード用）
	roomconsole.exe	Facilities Managerコンフィギュレーション（ファイルモード用）
room	MANAGERS.rms※	施設管理者情報ファイル
	RMSEC.tbl※	セキュリティ（予約権・参照権）ファイル
<インストールフォルダ>	ReadmeF.txt	Facilities Manager用Readmeファイル

注※

アンインストールしても削除されません。