uCosminexus 電子フォームワークフロー 解説

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3.5.1 DBアクセス定義の設定項目

DBアクセス定義は,DBにアクセスする目的に応じて,[接続テーブル定義]タブの設定項目「DB入出力属性」および「DB操作種別」を組み合わせて定義します。それぞれの設定項目を次に説明します。

●DB入出力属性
DBアクセス時の入出力の属性です。DB入出力属性には,次の二つの種類があります。
入力
データベースから帳票にデータを読み込む場合に設定します。
出力
帳票のデータをデータベースに反映する場合に設定します。
●DB操作種別
DBアクセス時に,データベースに対して操作する内容です。DB操作種別には,次の四つの種類があります。
単項目
[カラム項目定義]タブでカラムに対応づけた項目変数名に対して入出力します。単項目では,データベースの1レコードに対して入出力します。

図3-9 単項目のDBアクセスの例

[図データ]
リスト項目
リスト項目は,データベースの複数レコードに対して入出力します。
リスト項目とは,項目変数名の末尾に"_1"から始まる枝番号を付けた項目変数の集合です。
[カラム項目定義]タブでカラムに対応づけた項目変数名+枝番号の項目変数に対して入出力します。
入力時には,[SQL検索条件指定]タブの[レコード数項目変数名]テキストボックスに,指定した項目変数に入力したレコード数が自動的に入ります。
出力時には,[SQL検索条件指定]タブの[レコード数項目変数名]テキストボックスに,出力しようとするレコード数(項目数)が入っている項目変数名を指定します。出力を実行する前に指定しておく必要があります。

図3-10 リスト項目のDBアクセスの例

[図データ]
候補値取得用
帳票のドロップダウンリスト(selectタグ)の候補値(optionタグ)データを,データベースから入力します。この操作は,DB入出力属性が"入力"の場合だけ設定できます。

図3-11 候補値取得用のDBアクセスの概要

[図データ]
レコード削除
データベースのデータを削除する場合に設定します。この操作種別は,DB入出力属性が"出力"の場合だけ設定できます。

DBアクセス定義の目的に応じた,設定項目の組み合わせ方法を次に示します。なお,表中の「項番」は,マニュアルの各項番号と対応しています。

表3-1 DBアクセス定義の目的に応じた設定項目の組み合わせ

項番 DBアクセス定義の目的 DB入出力属性 DB操作種別
3.5.2 データベースの1レコードのカラムデータを,帳票の項目に読み込む 入力 単項目
3.5.3 データベースの複数レコードのカラムデータを,帳票の項目に読み込む 入力 リスト項目
3.5.4 帳票のドロップダウンリストの候補値となるデータを,データベースから読み込む 入力 候補値取得用
3.5.5
  • 帳票の項目のデータで,データベースにレコードを追加する
  • 帳票の項目のデータで,データベースのレコードの内容を更新する
出力 単項目
3.5.6
  • 帳票の複数行の項目データで,データベースにレコードを追加する
  • 帳票の複数行の項目データで,データベースのレコードの内容を更新する
出力 リスト項目
3.5.7 データベースのデータを削除する 出力 レコード削除