uCosminexus 電子フォームワークフロー 解説

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3.5.2 「DB入出力属性」に"入力",「DB操作種別」に"単項目"を設定した場合

この項では,「DB入出力属性」に "入力",「DB操作種別」に "単項目" を設定した場合のDBアクセス時の処理,および定義例を説明します。

<この項の構成>
(1) DBアクセス時の処理
(2) 定義例

(1) DBアクセス時の処理

「DB入出力属性」に"入力",「DB操作種別」に"単項目"を設定した場合のDBアクセス時の処理を次に示します。

図3-12 「DB入出力属性」に"入力",「DB操作種別」に"単項目"を設定した場合の処理

[図データ]

データベースの1レコードのカラムデータ(ここでは「12」)を,帳票の項目(ここでは「年休残日数」)に読み込みます。

(2) 定義例

「DB入出力属性」に"入力",「DB操作種別」に"単項目"を設定した場合の定義例を説明します。

例の概要
ここでは,申請者の年休残日数を参照する例を説明します。
「TESTYEARLYVACATIONTABLEテーブル」(年休管理テーブル)に,全ユーザの年休残日数が管理されているとします。テーブルの詳細を次に示します。

表3-2 TESTYEARLYVACATIONTABLE(年休管理テーブル)のカラム名一覧

カラム名 データ型 サイズ(バイト) 意味 備考
CDUSER VARCHAR 128 ユーザID KEY
NOREMAIN SMALLINT 年休残日数
(凡例)
−:該当しません。

なお,帳票モジュールIDは"TestModule1"とします。
定義例
定義例を次に示します。

表3-3 「DB入出力属性」に"入力",「DB操作種別」に"単項目"を設定した場合の定義例

設定項目 設定内容 説明
テーブル名 TESTYEARLYVACATIONTABLE 年休管理テーブル。
SQL検索条件 CDUSER = '<#=BLC_UserID#>' SQL文WHERE条件。
申請作業をしている自分をキーとします。
SQLオプション 指定しません。
レコード数項目 指定しません。
参照0件エラー扱い OFF エラーにしないで帳票を表示します。
カラム定義 カラム名 項目変数名 項目変数名="remainday"。
カラムの値が項目変数に格納されます。
NOREMAIN remainday.TestModule1
(凡例)
−:該当しません。

各設定項目の詳細は,「付録A.16 [DBアクセス定義の編集]ダイアログ」を参照してください。

また,設定項目の組み合わせや,特記事項,設定時に指定できる予約語などの詳細は,「3.5.9 DBアクセス定義の定義方法の詳細」を参照してください。