uCosminexus 電子フォームワークフロー 解説

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付録A.16 [DBアクセス定義の編集]ダイアログ

帳票定義および帳票モジュール定義で,DBアクセス定義を編集する場合に必要な情報を設定します。[DBアクセス定義の編集]ダイアログでの情報の入力方法の詳細は,「3.5 DBアクセス定義の定義方法」を参照してください。[DBアクセス定義の編集]ダイアログの構成を次に示します。

[番号]領域
[帳票定義]画面および[帳票モジュール定義]画面の[DBアクセス]タブにある,[DBアクセス定義名一覧]の番号が表示されます。
[<]ボタン/[>]ボタン
編集するDBアクセス定義を変更します。
[<]ボタンをクリックすると,一つ小さい番号のDBアクセス定義を表示します。
[>]ボタンをクリックすると,一つ大きい番号のDBアクセス定義を表示します。
[DBアクセス定義]領域
[読込]ボタン
ひな形として保存しているDBアクセス定義を,ファイルから読み込みます。[読込]ボタンをクリックすると,[DBアクセス定義ファイルの選択]ダイアログが表示されます。
[保存]ボタン
DBアクセス定義をひな形として,ファイルに保存します。DBアクセス定義のファイル名については,「DBアクセス定義のファイル名」を参照してください。
[DBアクセス定義を無効化する。]チェックボックス
[DBアクセス定義を無効化する。]チェックボックスをオンにすると,編集中のDBアクセス定義は実行されません。
ユーザの追加処理(ユーザ定義クラス)で,ある条件のときだけDBアクセス定義を実行したい場合に,"無効"を選択してください。実行方法については,マニュアル「uCosminexus 電子フォームワークフロー APIリファレンス」の「BLCDBDefクラス」の説明を参照してください。
[DBアクセス定義名]テキストボックス
DBアクセス定義の名称を入力します。DBアクセス定義名と,DBアクセス定義のファイル名との関係については,「DBアクセス定義のファイル名」を参照してください。
入力例:MName_NameInput

[DBアクセス定義の編集]ダイアログには,次の三つのタブがあります。

[OK]ボタン
設定内容を保存して,[DBアクセス定義の編集]ダイアログを終了します。
[キャンセル]ボタン
設定を中断して,[DBアクセス定義の編集]ダイアログを終了します。
[適用]ボタン
設定内容を有効にします。
[ヘルプ]ボタン
ヘルプが表示されます。

 

<DBアクセス定義名およびファイル名>
DBアクセス定義をファイルに保存する場合,初期値として次の規則でファイル名が付けられます。このファイル名は変更できます。
帳票定義ファイルの場合
  • DBアクセス定義名
    "F"+"帳票ID"+"_"+"任意の文字列"
    ("_"は半角アンダーバー)
    "F(帳票ID)_"は帳票ジェネレータ(BLSG)機能によって自動的に付加される部分で,変更できません。"_"のあとに目的のDBアクセス定義の名前を設定してください。
  • ファイル名
    "DBアクセス定義名"+".dat"
帳票モジュール定義ファイルの場合
  • DBアクセス定義名
    "M"+"帳票モジュールID"+"_"+"任意の文字列"
    ("_"は半角アンダーバー)
    "M(帳票モジュールID)_"は帳票ジェネレータ(BLSG)機能によって自動的に付加される部分で,変更できません。"_"のあとに目的のDBアクセス定義の名前を設定してください。
  • ファイル名
    "DBアクセス定義名"+".dat"
<この項の構成>
(1) [接続テーブル定義]タブ
(2) [SQL検索条件指定]タブ
(3) [カラム項目定義]タブ

(1) [接続テーブル定義]タブ

DBへ接続する際に必要な情報を設定します。

設定方法の詳細は,「3.5 DBアクセス定義の定義方法」を参照してください。

[DB接続情報]ドロップダウンリスト
BLCプロパティファイルで定義したDB接続情報を識別する,DB接続名を指定します。または,ユーザ情報取得用の予約語を指定します。[DB接続情報]の右側にあるボタンをクリックして,表示される一覧(次の三つの項目)から,次の予約語も選択できます。
DB接続名の予約語
BLCシステムで使用するDB接続情報を使ってDBアクセスを行う場合に指定します。
  • BLCMASTER:BLCデータベース
ユーザ情報取得用の予約語
ユーザIDや名前などを取得する場合に指定します。
  • _USERINFO:ユーザ情報
  • _AUTHINFO:認証時ユーザ情報
入力例:_USERINFO
"_AUTHINFO"は,認証をしたユーザ情報です。通常は,実行時のユーザの情報である"_USERINFO"を指定します。
"_USERINFO"および"_AUTHINFO"を指定した場合,テーブル名は入力できなくなります。[SQL検索条件指定]タブも選択できない状態になります。
[テーブル名]テキストボックス
DBアクセス時のテーブル名を入力します。
テーブル名には,英字の大文字,数字,および全角文字が使用できます。英字の大文字/小文字は区別されません。また,「"」(半角ダブルクォーテーション)で囲む必要のあるテーブル名は指定できません。
[DB入出力属性]ドロップダウンリスト
DBアクセス時の入出力属性を選択します。[DB入出力属性]の右側にあるボタンをクリックして表示される次のドロップダウンリストから選択します。
  • 入力
  • 出力
入力例:入力
入出力は,次の条件で実行されます。
  1. 新規に申請する帳票を開くときに,入力の定義を実行します。
  2. 帳票モジュールを非表示にする定義をした作業ノードとカスタム申請のソース帳票からの表示条件の判定によって非表示になった帳票モジュールについて,その帳票モジュールに定義したDBアクセス定義の実行を抑止します。
  3. 承認と送信ログからの内容確認で帳票を表示するときは,候補値取得の入力のDBアクセス定義だけを実行します。
  4. 出力のDBアクセス定義はDB出力ノードの指定がある作業で実行します。ただし,2.に該当する場合は,DBアクセス定義の実行を抑止します。
[DB操作種別]ドロップダウンリスト
DBアクセス時の操作種別を選択します。[DB操作種別]の右側にあるボタンをクリックして表示される次のドロップダウンリストから選択します。候補値取得用を選択した場合,カラム項目定義の項目変数名は,"_OptValue"または"_OptText"以外は選択できません。
  • 単項目
  • リスト項目
  • 候補値取得用
  • レコード削除用
入力例:単項目

(2) [SQL検索条件指定]タブ

接続DBテーブルから情報を取得する際の検索条件を指定します。

検索条件の指定方法の詳細は,「3.5.9 DBアクセス定義の定義方法の詳細」を参照してください。

[SQL用検索条件項目]領域
SQL文のWHERE句の内容(WHERE句に指定する条件文)を入力します。
検索条件が複数ある場合,SQL文法に従ってANDなどで接続します。改行はスペース1文字と解釈されます。項目変数名または予約語を指定して,実行時の値に置換する場合,"<#=項目変数名#>"の形式で指定できます。
入力例:CDUSER ='<#=BLC_UserID#>'
カラム名を指定する場合は,「付録A.17 [カラム項目定義]ダイアログ」の「[カラム名]テキストボックスまたはドロップダウンリスト」で説明する規則に従う必要があります。
[SQL用条件オプション]テキストボックス
SQL文の最後尾に指定する句(ORDER BYなど)を入力します。
カラム名を指定する場合は,「付録A.17 [カラム項目定義]ダイアログ」の「[カラム名]テキストボックスまたはドロップダウンリスト」で説明する規則に従う必要があります。
Oracleを使用する場合,[カラム項目定義]タブで同じカラム名を複数指定し,そのカラム名をキーとしてソートするときは,"ORDER BY 列番号"で入力します。
[レコード数項目変数名]テキストボックス
DB操作種別がリスト項目または候補値取得用の場合は,レコード数を示す項目変数名を入力します。
常に出力するレコードが固定の場合などに,「#」(シャープ)に続けて行数を入力します。候補値を参照する場合は,候補値取得項目変数名を設定します。[参照]ボタンをクリックして表示される[レコード数項目変数名編集]ダイアログで,候補値取得項目変数名を選択します。[レコード数項目変数名編集]ダイアログの詳細は,「付録A.11 [項目変数名編集]ダイアログ」を参照してください。
[参照]ボタン
クリックすると,[レコード数項目変数名編集]ダイアログが表示されます。[レコード数項目変数名編集]ダイアログの詳細は,「付録A.11[項目変数名編集]ダイアログ」を参照してください。
[参照ゼロ件エラー扱い]チェックボックス
DBアクセスによって得られたレコード数が0件のときにエラーとしたい場合,チェックボックスをオンにします。
[候補値追加取得]チェックボックス
HTMLファイル内に記述したドロップダウンリスト候補値またはリスト項目に,DBアクセスして取得したデータを追加する場合に選択します。チェックボックスをオンにします。

(3) [カラム項目定義]タブ

DBテーブルのカラムと画面項目の対応を設定します。

[カラム項目定義一覧]領域
カラム名および項目変数の一覧が表示されます。
カラム名
接続先DBテーブルのカラム名を表示します。DBアクセス時に有効とするカラム名は,チェックボックスをオンにします。
項目変数
HTMLファイルに記述されている画面項目変数名またはキーカラム制御用の予約語を表示します。
[追加]ボタン
[カラム項目定義一覧]領域にカラム名および項目変数を追加します。[追加]ボタンをクリックすると,[カラム項目定義]ダイアログが表示されます。[カラム項目定義]ダイアログの詳細は,「付録A.17 [カラム項目定義]ダイアログ」を参照してください。
[編集]ボタン
[カラム項目定義一覧]領域のカラム名および項目変数の設定内容を編集します。[カラム項目定義一覧]領域でカラム名および項目変数を選択し,[編集]ボタンをクリックすると,[カラム項目定義]ダイアログが表示されます。[カラム項目定義]ダイアログの詳細は,「付録A.17 [カラム項目定義]ダイアログ」を参照してください。
[削除]ボタン
[カラム項目定義一覧]領域からカラム名および項目変数を削除します。[カラム項目定義一覧]領域でカラム名および項目変数を選択し,[削除]ボタンをクリックすると,選択したカラム名および項目変数が削除されます。