uCosminexus 電子フォームワークフロー 解説

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3.5.3 「DB入出力属性」に"入力",「DB操作種別」に"リスト項目"を設定した場合

この項では,「DB入出力属性」に"入力",「DB操作種別」に"リスト項目"を設定した場合のDBアクセス時の処理,および定義例を説明します。

<この項の構成>
(1) DBアクセス時の処理
(2) 定義例

(1) DBアクセス時の処理

「DB入出力属性」に"入力",「DB操作種別」に"リスト項目"を設定した場合の,DBアクセス時の処理を次に示します。

図3-13 「DB入出力属性」に"入力",「DB操作種別」に"リスト項目"を設定した場合の処理

[図データ]

データベースの複数レコードのカラムデータ(ここでは「日立花子」,「日立一郎」,「日立二美」)を,帳票の項目(ここでは「家族の氏名」)に読み込みます。

(2) 定義例

「DB入出力属性」に"入力",「DB操作種別」に"リスト項目"を設定した場合の定義例を説明します。

例の概要
ここでは,申請者の家族の氏名を参照する例を説明します。
「TESTFAMILYTABLEテーブル」(家族情報テーブル)に全ユーザの家族の情報が管理されているとします。テーブルの詳細を次に示します。

表3-4 TESTFAMILYTABLEテーブル(家族情報テーブル)のカラム名一覧

カラム名 データ型 サイズ(バイト) 意味 備考
CDUSER VARCHAR 128 ユーザID KEY1
NOINDEX SMALLINT レコードインデックス KEY2
NMLAST VARCHAR 80 氏名 姓
NMFIRST VARCHAR 80 氏名 名
NORELATION VARCHAR 20 続柄コード
(凡例)
−:該当しません。

なお,帳票モジュールIDは"TestModule2"とします。
定義例
定義例を次に示します。

表3-5 「DB入出力属性」に"入力",「DB操作種別」に"リスト項目"を設定した場合の定義例

設定項目 設定内容 説明
テーブル名 TESTFAMILYTABLE 家族情報テーブル。
SQL検索条件 CDUSER = '<#=BLC_UserID#>' SQL文WHERE条件。
申請作業をしている自分をキーとします。
SQLオプション ORDER BY NOINDEX ASC インデックス番号順。
レコード数項目 famtotal.TestModule2 明細領域の行数保持項目変数名"famtotal"。
参照0件エラー扱い OFF エラーにしないで帳票を表示します。
候補値追加取得 OFF 指定しません。
カラム定義 カラム名 項目変数名 明細領域の項目変数名"last","first","rel"。
カラムの値が項目変数に格納されます。
NMLAST last.TestModule2
NMFIRST first.TestModule2
NORELATION rel.TestModule2

各設定項目の詳細は,「付録A.16 [DBアクセス定義の編集]ダイアログ」を参照してください。

また,設定項目の組み合わせや,特記事項,設定時に指定できる予約語などの詳細は,「3.5.9 DBアクセス定義の定義方法の詳細」を参照してください。