「DB入出力属性」に"入力"，「DB操作種別」に"候補値取得用"を設定した場合の，DBアクセス時の処理を次に示します。

図3-14　「DB入出力属性」に"入力"，「DB操作種別」に"候補値取得用"を設定した場合の処理

帳票のドロップダウンリストの候補値となるデータ（ここでは「妻」，「長男」，「長女」）を，データベースから読み込みます。

「DB入出力属性」に"入力"，「DB操作種別」に"候補値取得用"を設定した場合の定義例を説明します。

例の概要

ここでは，申請者の家族の続柄候補リストを参照する例を説明します。

「TESTFAMILYRELATIONTABLEテーブル」（家族続柄テーブル）に全ユーザの家族の続柄リストが管理されているとします。テーブルの詳細を次に示します。

表3-6　TESTFAMILYRELATIONTABLEテーブル（家族続柄テーブル）のカラム名一覧

カラム名	データ型	サイズ（バイト）	意味	備考
NORELATION	SMALLINT	−	続柄コード	KEY
NMRELATION	VARCHAR	128	続柄名	−

（凡例）

−：該当しません。

なお，帳票モジュールIDは"TestModule2"とします。

定義例

定義例を次に示します。

表3-7　「DB入出力属性」に"入力"，「DB操作種別」に"候補値取得用"を設定した場合の定義例

設定項目	設定内容		説明
テーブル名	TESTFAMILYRELATIONTABLE		家族続柄テーブル。
SQL検索条件	−		SQL文WHERE条件。 指定しません。 全行取得します。
SQLオプション	ORDER BY NORELATION ASC		インデックス番号順。
候補値取得項目変数名	rel.TestModule2		selectタグ項目変数名 "rel"。
参照0件エラー扱い	OFF		エラーにしないで帳票を表示します。
候補値追加取得	OFF		指定しません。
カラム定義	カラム名	項目変数名	カラムの値が項目変数に格納されます。
	NORELATION	_OptValue
	NMRELATION	_OptText

（凡例）

−：該当しません。

各設定項目の詳細は，「付録A.16　［DBアクセス定義の編集］ダイアログ」を参照してください。

また，設定項目の組み合わせや，特記事項，設定時に指定できる予約語などの詳細は，「3.5.9　DBアクセス定義の定義方法の詳細」を参照してください。