JP1/Integrated Management - Service Support システム構築・運用ガイド

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2.11 案件フォームの管理

JP1/IM - Service Supportは,各プロセス,検索用に案件フォームを用意しています。これらは,用途に合わせてカスタマイズできます。また,カスタマイズした案件フォームは,対象システムごとに使い分けることもできます。案件フォームのカスタマイズ,および案件フォームの使い分けについて次に説明します。

<この節の構成>
(1) 案件フォームのカスタマイズ
(2) カスタマイズした案件フォームの使い分け

(1) 案件フォームのカスタマイズ

案件フォームは次のようなカスタマイズができます。

案件フォームをカスタマイズする流れについて次の図に示します。

図2-22 案件フォームをカスタマイズする流れ

[図データ]

カスタマイズした案件フォームは,[案件フォームの詳細情報]画面から,案件フォームIDやバージョン,プロセスワークボードや案件で使用されているか,どの対象システムで使用されているかなどを確認できます。データベースのメンテナンス時には,使用されていない案件フォームがあるか確認してください。使用されていない案件フォームがある場合は,削除することをお勧めします。

案件フォームのカスタマイズ方法,詳細情報の参照方法,削除方法,プロセスの標準案件フォームの設定方法については,「7.7 案件フォームのカスタマイズ」を参照してください。

カスタマイズした案件フォームを[案件作成]画面で確認する方法については,「10.5 案件を作成する」を参照してください。

注意事項
  • 次に示す項目はメイン画面(案件一覧)の案件一覧や[履歴の表示]画面などのヘッダーで表示される項目のため,非表示にできません。
    タイトル,プロセス,システム,案件ID,プロセス間ID,優先度,ステータス,登録者,担当者,作業期限,更新日時,登録日時
  • 項目の変更および必須項目の設定は,項目の種類によってできない場合があります。項目の変更および必須項目の設定ができる項目の種類については,「14. 定義ファイル」の「案件フォーム定義ファイル(任意)」を参照してください。
    参考
    入力時の手間を省くために,案件の各項目に入力する情報をあらかじめ入力候補値として登録しておくこともできます。案件の作成や編集時には,登録されている入力候補値を選択するだけで情報を入力できます。また,複数ある項目の入力候補値同士を連動させて表示させることもできます。詳細については,「3.4 JP1/IM - Service Support以外のシステムで管理している情報との連携」を参照してください。

(2) カスタマイズした案件フォームの使い分け

カスタマイズした複数の案件フォームを,対象システムごとに使い分けられます。また,デフォルトで使用する案件フォームをプロセスごとに設定することもできます。デフォルトで使用する案件フォームを,プロセスの標準案件フォームと呼びます。

どの案件フォームを使用するかは,プロセスワークボードごとに設定します。使用する案件フォームを選択する方法については,「7.4 プロセスワークボードの作成」を参照してください。プロセスの標準案件フォームを設定する手順については,「7.7(4) プロセスの標準案件フォームの設定」を参照してください。