Collaboration 移行ガイド
ここでは,Collaborationシステムを最新のバージョンに移行する場合に実施する作業の概要について説明します。移行元のCollaborationの製品のバージョンによっては,最新バージョンに移行する際に実施する作業が異なります。
製品のバージョンごとに実施する作業を次の表に示します。
| 作業項目 | 製品のバージョン※1による作業の要否 | 参照先 | ||
|---|---|---|---|---|
| 07-82以前※1 | 07-83〜07-85※2 | 07-86〜07-87※3 | ||
| 前提となる環境の移行 | ○ | ○ | ○ | 2章 |
| データベースサーバの移行 | ○ | × | × | 3章 |
| ファイル共有の移行 | ○ | ○ | × | 4章 |
| アプリケーションサーバの移行 | ○ | ○ | ○ | 5章 |
各作業の概要を次に説明します。
Collaborationシステムの前提となる環境を移行します。
Collaborationシステムを構成する各サーバに,Collaborationの前提となる製品の最新バージョンを上書きインストールします。
前提となる環境で共通の次の設定を実施します。
Collaborationの各機能が使用するデータベースサーバを移行します。
Collaborationの各機能が現在使用しているデータベースのRDエリアを拡張し,インデクス情報を変更します。
Collaborationの各機能が現在使用しているデータベースを最新バージョンのデータベースへ移行します。
Collaborationのファイル共有を移行します。
Collaborationのファイル共有機能を使用するサーバを移行します。移行対象となるサーバには,ファイル共有サーバ,ファイル共有クライアント(アプリケーションサーバ),データベースサーバがあります。移行方法については,「4.2 Collaboration - File Sharingの移行」を参照してください。
アプリケーションサーバを移行します。アプリケーションサーバの基盤となるuCosminexus Portal Frameworkの移行や設定,およびuCosminexus Application Serverの移行や設定などを実施します。
旧バージョンのuCosminexus Portal Framework - LightからuCosminexus Portal Framework 09-00に移行します。移行方法については,「5.1 旧バージョンのuCosminexus Portal Frameworkからの移行」を参照してください。
移行後のuCosminexus Portal Frameworkで,ポートレットのデプロイ,マッピング情報の削除などを実施します。設定手順や設定方法については,「5.2 uCosminexus Portal Frameworkの設定」を参照してください。
各ポートレットの設定を変更します。設定の変更方法については,「5.3 ポートレットの設定の変更」を参照してください。
ポータルプロジェクトをJ2EEサーバに組み込みます。組み込み方法については,「5.4 ポータルプロジェクトの組み込み」を参照してください。
Webサーバで,静的コンテンツをWebサーバから直接取得するための設定や,アクセス数の増加に対応するための設定などを実施します。設定方法については,「5.5 Webサーバの設定」を参照してください。
WebブラウザでURLを指定して,Collaborationのポータル画面が表示できることを確認します。確認方法については,「5.6 Webブラウザでの表示確認」を参照してください。
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