Collaboration 移行ガイド

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5.3 ポートレットの設定の変更

各ポートレットの設定を変更します。この作業は,次に示すバージョンの製品を移行する場合に実施します。

対象製品
  • Groupmax Collaboration 07-10以降

ここでは,バージョンごとにポートレットの設定を変更する手順を説明します。

<この節の構成>
(1) Groupmax Collaboration 07-10からの移行
(2) Groupmax Collaboration 07-20からの移行
(3) Groupmax Collaboration 07-30からの移行
(4) Groupmax Collaboration 07-32以降からの移行
(5) Groupmax Collaboration 07-71以降からの移行

(1) Groupmax Collaboration 07-10からの移行

Groupmax Collaboration 07-10から移行する場合に,ポートレットの設定を変更する手順について説明します。

手順

  1. 退避した<Collaborationインストールディレクトリ>\clb_homeの内容,および各コンポーネントのマニュアルを参照して,各ポートレットのプロパティを設定します。
  2. [電子会議室]ポートレットのfrmcmdsetupコマンドを,次のように実行します。
    frmcmdsetup
  3. [電子会議室]ポートレットのシステムパラメタの値を反映するために,[電子会議室]ポートレットのシステムパラメタ変更コマンド(frmsysコマンド)を,次のように実行します。
    frmsys -f
    複数のアプリケーションサーバを移行する場合でも,この手順は1回だけ実行してください。
  4. 次の作業を順に実行して,レコードの更新と設定を行います。
    • hptl_clb_cfr_command.propertiesの編集
      <Collaborationの運用ディレクトリ>\conf\hptl_clb_cfr_command.propertiesを編集して,データベースサーバへの接続設定を行います。
      リバースプロキシを使用する場合は,hptl_clb_cfr_command.propertiesに,「変換前文字列(hptl_clb_cfr_shift0130_before_convert_string)」と「変換後文字列(hptl_clb_cfr_shift0130_after_convert_string)」を指定する必要があります。
    • hptl_clb_cfr_db_shift_0130.batの準備
      <Collaboration - Forum インストールディレクトリ>\sys\hptl_clb_cfr_db_shift_0130.batを<Collaborationの運用ディレクトリ>\binにコピーします。
    • hptl_clb_cfr_db_shift_0130.batの実行
      リバースプロキシを使用しない場合は,<Collaborationの運用ディレクトリ>\bin\hptl_clb_cfr_db_shift_0130.batを,次のように実行します。
      hptl_clb_cfr_db_shift_0130 -m
      リバースプロキシを使用する場合は,<Collaborationの運用ディレクトリ>\bin\hptl_clb_cfr_db_shift_0130.batを,次のように実行します。
      hptl_clb_cfr_db_shift_0130
    複数のアプリケーションサーバを移行する場合でも,これらの作業は1回だけ実行してください。
  5. [電子掲示板]ポートレットのcbbcmdsetupコマンドを実行します。
    cbbcmdsetup
  6. [電子掲示板]ポートレットのシステムパラメタの値を反映するために,[電子掲示板]ポートレットのシステムパラメタ変更コマンド(cbbsysコマンド)を実行します。
    cbbsys -f
    複数のアプリケーションサーバを移行する場合でも,この手順は1回だけ実行してください。

[電子会議室]ポートレットのコマンドについては,マニュアル「Collaboration - Forum システム管理者ガイド」を,[電子掲示板]ポートレットのコマンドについては,マニュアル「Collaboration - Bulletin board システム管理者ガイド」を参照してください。

注意
[電子会議室]ポートレットおよび[電子掲示板]ポートレットでは,メモリ使用量の改善のため,[電子会議室]ポートレットのプロパティファイル(hptl_clb_cfr_command.properties)および[電子掲示板]ポートレットのプロパティファイル(hptl_clb_cbb_command.properties)に指定されているDABrokerのデータ受信バッファサイズ(dab_buffsize)の初期値が変更されています。
この変更に伴って,Cosminexus DABroker Libraryに設定する「BLOB/LONG/CLOB型データ受信バッファサイズグループのHiRDB部分」,およびアプリケーションサーバのリソースアダプタに設定する「bufSize」,およびユティリティコマンドでJDBCドライバのURLに設定する「BUF_SIZE」を見直す必要があります。詳細は,各ポートレットのマニュアルを参照してください。
Collaborationを移行して,SSLアクセラレータまたはリバースプロキシを導入する場合,導入手順については,マニュアル「Collaboration - Forum システム管理者ガイド」の「SSLアクセラレータまたはリバースプロキシに対応する場合の設定」を参照してください。なお,導入する場合,電子会議室を使用するときの注意事項があります。詳細は,マニュアル「Collaboration 導入ガイド」の「SSLアクセラレータまたはリバースプロキシ使用時の注意事項」を参照してください。

(2) Groupmax Collaboration 07-20からの移行

Groupmax Collaboration 07-20から移行する場合に,ポートレットの設定を変更する手順について説明します。

手順

  1. 退避した<Collaborationインストールディレクトリ>\clb_homeの内容,および各コンポーネントのマニュアルを参照して,各ポートレットのプロパティを設定します。
  2. [電子会議室]ポートレットのfrmcmdsetupコマンドを,次のように実行します。
    frmcmdsetup
  3. [電子会議室]ポートレットのシステムパラメタの値を反映するために,[電子会議室]ポートレットのシステムパラメタ変更コマンド(frmsysコマンド)を,次のように実行します。
    frmsys -f
    複数のアプリケーションサーバを移行する場合でも,この手順は1回だけ実行してください。
  4. 次の作業を順に実行して,レコードの更新と設定を行います。
    • hptl_clb_cfr_command.propertiesの編集
      <Collaborationの運用ディレクトリ>\conf\hptl_clb_cfr_command.propertiesを編集して,データベースサーバへの接続設定を行います。
      リバースプロキシを使用する場合は,hptl_clb_cfr_command.propertiesに,「変換前文字列(hptl_clb_cfr_shift0130_before_convert_string)」と「変換後文字列(hptl_clb_cfr_shift0130_after_convert_string)」を指定する必要があります。
    • hptl_clb_cfr_db_shift_0130.batの準備
      <Collaboration - Forum インストールディレクトリ>\sys\hptl_clb_cfr_db_shift_0130.batを<Collaborationの運用ディレクトリ>\binにコピーします。
    • hptl_clb_cfr_db_shift_0130.batの実行
      リバースプロキシを使用しない場合は,<Collaborationの運用ディレクトリ>\bin\hptl_clb_cfr_db_shift_0130.batを,次のように実行します。
      hptl_clb_cfr_db_shift_0130 -m
      リバースプロキシを使用する場合は,<Collaborationの運用ディレクトリ>\bin\hptl_clb_cfr_db_shift_0130.batを,次のように実行します。
      hptl_clb_cfr_db_shift_0130
    複数のアプリケーションサーバを移行する場合でも,これらの作業は1回だけ実行してください。
  5. [電子掲示板]ポートレットのcbbcmdsetupコマンドを実行します。
    cbbcmdsetup
  6. [電子掲示板]ポートレットのシステムパラメタの値を反映するために,[電子掲示板]ポートレットのシステムパラメタ変更コマンド(cbbsysコマンド)を実行します。
    cbbsys -f
    複数のアプリケーションサーバを移行する場合でも,この手順は1回だけ実行してください。

[電子会議室]ポートレットのコマンドについては,マニュアル「Collaboration - Forum システム管理者ガイド」を,[電子掲示板]ポートレットのコマンドについては,マニュアル「Collaboration - Bulletin board システム管理者ガイド」を参照してください。

注意
[電子会議室]ポートレットおよび[電子掲示板]ポートレットでは,メモリ使用量の改善のため,[電子会議室]ポートレットのプロパティファイル(hptl_clb_cfr_command.properties)および[電子掲示板]ポートレットのプロパティファイル(hptl_clb_cbb_command.properties)に指定されているDABrokerのデータ受信バッファサイズ(dab_buffsize)の初期値が変更されています。
この変更に伴って,Cosminexus DABroker Libraryの設定内容の「BLOB/LONG/CLOB型データ受信バッファサイズグループのHiRDB部分」,およびアプリケーションサーバのリソースアダプタに設定する「bufSize」を見直す必要があります。詳細は,各ポートレットのマニュアルを参照してください。
この変更に伴って,Cosminexus DABroker Libraryに設定する「BLOB/LONG/CLOB型データ受信バッファサイズグループのHiRDB部分」,アプリケーションサーバのリソースアダプタに設定する「bufSize」,およびユティリティコマンドでJDBCドライバのURLに設定する「BUF_SIZE」を見直す必要があります。詳細は,各ポートレットのマニュアルを参照してください。
Collaborationを移行して,SSLアクセラレータまたはリバースプロキシを導入する場合,導入手順については,マニュアル「Collaboration - Forum システム管理者ガイド」の「SSLアクセラレータまたはリバースプロキシに対応する場合の設定」を参照してください。なお,導入する場合,電子会議室を使用するときの注意事項があります。詳細は,マニュアル「Collaboration 導入ガイド」の「SSLアクセラレータまたはリバースプロキシ使用時の注意事項」を参照してください。

(3) Groupmax Collaboration 07-30からの移行

Groupmax Collaboration 07-30から移行する場合に,ポートレットの設定を変更する手順について説明します。

手順

  1. 退避した<Collaborationインストールディレクトリ>\clb_homeの内容,および各コンポーネントのマニュアルを参照して,各ポートレットのプロパティを設定します。
  2. [電子会議室]ポートレットのfrmcmdsetupコマンドを,次のように実行します。
    frmcmdsetup
  3. [電子会議室]ポートレットのシステムパラメタの値を反映するために,[電子会議室]ポートレットのシステムパラメタ変更コマンド(frmsysコマンド)を,次のように実行します。
    frmsys -f
    複数のアプリケーションサーバを移行する場合でも,この手順は1回だけ実行してください。
  4. [電子掲示板]ポートレットのcbbcmdsetupコマンドを,次のように実行します。
    cbbcmdsetup
  5. [電子掲示板]ポートレットのシステムパラメタの値を反映するために,[電子掲示板]ポートレットのシステムパラメタ変更コマンド(cbbsysコマンド)を,次のように実行します。
    cbbsys -f
    複数のアプリケーションサーバを移行する場合でも,この手順は1回だけ実行してください。

[電子会議室]ポートレットのコマンドについては,マニュアル「Collaboration - Forum システム管理者ガイド」を,[電子掲示板]ポートレットのコマンドについては,マニュアル「Collaboration - Bulletin board システム管理者ガイド」を参照してください。

注意
Cosminexus DABroker Libraryに設定する「BLOB/LONG/CLOB型データ受信バッファサイズグループのHiRDB部分」,アプリケーションサーバのリソースアダプタに設定する「bufSize」,およびユティリティコマンドでJDBCドライバのURLに設定する「BUF_SIZE」を見直す必要があります。詳細は,各ポートレットのマニュアルを参照してください。
Collaborationを移行して,SSLアクセラレータまたはリバースプロキシを導入する場合,導入手順については,マニュアル「Collaboration - Forum システム管理者ガイド」の「SSLアクセラレータまたはリバースプロキシに対応する場合の設定」を参照してください。なお,導入する場合,電子会議室を使用するときの注意事項があります。詳細は,マニュアル「Collaboration 導入ガイド」の「SSLアクセラレータまたはリバースプロキシ使用時の注意事項」を参照してください。

(4) Groupmax Collaboration 07-32以降からの移行

Groupmax Collaboration 07-32以降から移行する場合に,ポートレットの設定を変更する手順について説明します。

手順

  1. 退避した<Collaborationインストールディレクトリ>\clb_homeの内容,および各コンポーネントのマニュアルを参照して,各ポートレットのプロパティを設定します。
 
注意
Collaborationを移行して,SSLアクセラレータまたはリバースプロキシを導入する場合,導入手順については,マニュアル「Collaboration - Forum システム管理者ガイド」の「SSLアクセラレータまたはリバースプロキシに対応する場合の設定」を参照してください。なお,導入する場合,電子会議室を使用するときの注意事項があります。詳細は,マニュアル「Collaboration 導入ガイド」の「SSLアクセラレータまたはリバースプロキシ使用時の注意事項」を参照してください。

(5) Groupmax Collaboration 07-71以降からの移行

Groupmax Collaboration 07-71以降から移行する場合に,ポートレットの設定を変更する手順について説明します。

手順

  1. 退避した<Collaborationインストールディレクトリ>\clb_homeの内容,および各コンポーネントのマニュアルを参照して,各ポートレットのプロパティを設定します。
    Collaborationの[環境設定]画面からのダウンロードにより配布している場合
    共通プロパティファイル(hptl_clb_ccu.properties)のhptl_clb_ccu_dragAndDropDownloadプロパティを「On」に設定している場合,hptl_clb_ccu_dragAndDropInstallerURLプロパティに設定しているリンク先に,<Collaborationインストールディレクトリ>\common\ActiveX\DragAndDrop以下にインストールされるsetup.exeを再配置する必要があります。
    Collaborationの[環境設定]画面からのダウンロードにより配布していない場合
    配布元のsetup.exeを<Collaborationインストールディレクトリ>\common\ActiveX\DragAndDrop以下にインストールされるsetup.exeに上書きしてください。
    注意
    Collaborationを移行して,SSLアクセラレータまたはリバースプロキシを導入する場合,導入手順については,マニュアル「Collaboration - Forum システム管理者ガイド」の「SSLアクセラレータまたはリバースプロキシに対応する場合の設定」を参照してください。なお,導入する場合,電子会議室を使用するときの注意事項があります。詳細は,マニュアル「Collaboration 導入ガイド」の「SSLアクセラレータまたはリバースプロキシ使用時の注意事項」を参照してください。