Collaboration 移行ガイド

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4.2 Collaboration - File Sharingの移行

Collaboration - File Sharing(ファイル共有機能)を使用するファイル共有サーバ,ファイル共有クライアント(アプリケーションサーバ),データベースサーバを移行します。この作業は,すべてのバージョンのCollaborationの製品を移行する場合に実施します。なお,ファイル共有機能,ファイル共有サーバ,およびファイル共有クライアントについては,マニュアル「Collaboration - File Sharing システム管理者ガイド」を参照してください。

対象製品
  • Groupmax Collaboration 07-10以降

旧バージョンのCollaboration - File SharingからCollaboration - File Sharing 01-85へ移行します。ここでは,バージョンごとに移行手順を説明します。

<この節の構成>
(1) Collaboration - File Sharing 01-10からの移行
(2) Collaboration - File Sharing 01-20からの移行
(3) Collaboration - File Sharing 01-30からの移行
(4) Collaboration - File Sharing 01-32からの移行
(5) Collaboration - File Sharing 01-35または01-36からの移行
(6) Collaboration - File Sharing 01-50,01-52または01-70からの移行
(7) Collaboration - File Sharing 01-82からの移行

(1) Collaboration - File Sharing 01-10からの移行

Collaboration - File Sharing 01-10から移行する場合の手順について説明します。

手順

  1. ファイル共有サーバで,メタ情報を追加します。
  2. ファイル共有サーバで,クラス定義情報ファイルを設定します。
  3. ファイル共有サーバで,ユーザ認証ライブラリ環境定義ファイルに,ディレクトリサーバの接続情報を追加します。
  4. ファイル共有サーバで,DocumentSpace構成定義ファイルに値を設定します。
  5. ファイル共有クライアントで,グループフォルダ用の最大許容サイズ情報のデフォルト値を登録します。
    グループフォルダを使用しない場合,または最大許容サイズ情報を設定しない運用の場合,この設定は不要です。
  6. ファイル共有クライアントで,グループフォルダ用のベースパス情報のデフォルト値を登録します。
    グループフォルダを使用しない場合にも必要な設定です。
  7. (2) Collaboration - File Sharing 01-20からの移行」の手順を実行します。
  8. (3) Collaboration - File Sharing 01-30からの移行」の手順を実行します。
  9. (4) Collaboration - File Sharing 01-32からの移行」の手順を実行します。
  10. (5) Collaboration - File Sharing 01-35または01-36からの移行」の手順を実行します。
  11. (6) Collaboration - File Sharing 01-50,01-52または01-70からの移行」の手順を実行します。
  12. (7) Collaboration - File Sharing 01-82からの移行」の手順を実行します。

移行手順の詳細は,マニュアル「Collaboration - File Sharing システム管理者ガイド」の「File Sharing 01-10からの移行手順」を参照してください。

注意
マニュアル「Collaboration - File Sharing システム管理者ガイド」の「File Sharing 01-10からの移行手順」で記載されている,環境設定用プロパティファイル(hptl_clb_cfs.properties)の設定作業は,「2.3.2 運用ディレクトリの設定」で設定内容を見直し済みであれば,不要です。

(2) Collaboration - File Sharing 01-20からの移行

Collaboration - File Sharing 01-20から移行する場合の手順について説明します。

Collaboration - File Sharing 01-30以降の製品へ移行する場合に,[ファイル共有]ポートレットで日本語および英語だけを使用する運用にしたいときは,文書空間の文字コード種別にShift-JISを設定する必要があります。日本語および英語以外の言語も使用する運用にしたいときは,文書空間の文字コード種別にUTF-8を設定する必要があります。

ファイル共有サーバの移行では,移行後に設定する文字空間の文字コード種別によって,次のどちらかの移行手順を実行します。

(a) 文書空間の文字コード種別にShift-JISを設定する場合の移行手順

文書空間の文字コード種別にShift-JISを設定する場合は,次の作業が必要です。

移行手順を次に示します。

手順

  1. ファイル共有サーバで,メタ情報のバックアップを取得します。
  2. データベースサーバで,データベースのバックアップを取得します。
  3. データベースサーバで,データベースサーバ(HiRDB)のシステム共通定義を設定します。
  4. ファイル共有サーバで,メタ情報を追加します。
  5. ファイル共有サーバを新規に構築したときにシステム導入支援機能を使用したかどうかを確認します。
  6. データベースサーバで,表データをアンロードします。
  7. データベースサーバで,表中の行を削除します。
  8. ファイル共有サーバで,メタ情報を削除します。
  9. ファイル共有サーバで,変更するメタ情報を追加します。
  10. データベースサーバで,列の定義長を変更します。
  11. データベースサーバで,cfsProp_Type列に定義されたインデクスを削除します。
  12. ファイル共有サーバで,表および列の定義を確認します。
  13. データベースサーバで,表データをリロードします。
  14. ファイル共有サーバで,クラス定義情報ファイルを設定します。
  15. データベースサーバで,排他制御用プールサイズを確認します。
  16. データベースサーバで,cfsProp_Languageに空文字を設定します。
  17. データベースサーバで,名前(英語)に「default」または「No Name」が設定されているファイルおよびフォルダについて,名前(英語)の設定値を名前の設定値で置換します。
  18. ファイル共有サーバで,DocumentSpace構成定義ファイルに値を設定します。
  19. ファイル共有サーバを起動します。
  20. ファイル共有クライアントで,ベースパス情報の最大使用可能容量および状態のプロパティにデータを登録します。
  21. (3) Collaboration - File Sharing 01-30からの移行」の手順を実行します。
  22. (4) Collaboration - File Sharing 01-32からの移行」の手順を実行します。
  23. (5) Collaboration - File Sharing 01-35または01-36からの移行」の手順を実行します。
  24. (6) Collaboration - File Sharing 01-50,01-52または01-70からの移行」の手順を実行します。
  25. (7) Collaboration - File Sharing 01-82からの移行」の手順を実行します。

移行手順の詳細は,マニュアル「Collaboration - File Sharing システム管理者ガイド」の「File Sharing 01-20からの移行手順」を参照してください。

注意
マニュアル「Collaboration - File Sharing システム管理者ガイド」の「File Sharing 01-20からの移行手順」に記載されている,環境設定用プロパティファイル(hptl_clb_cfs.properties)の設定作業は,「2.3.2 運用ディレクトリの設定」で設定内容を見直し済みであれば,不要です。
(b) 文書空間の文字コード種別にUTF-8を設定する場合の移行手順

文書空間の文字コード種別にUTF-8を設定する場合の移行手順については,マニュアル「Collaboration - File Sharing システム管理者ガイド」の「File Sharing 01-20からの移行手順」を参照してください。

(3) Collaboration - File Sharing 01-30からの移行

Collaboration - File Sharing 01-30から移行する場合の手順について説明します。

手順

  1. データベースサーバで,データベースのバックアップを取得します。
  2. データベースサーバで,cfsProp_EntityName列に定義されたインデクスを削除します。
  3. データベースサーバで,cfsProp_EntityName列とcfsProp_Type列に複数列インデクスを定義します。
  4. ファイル共有サーバで,ユーザ認証ライブラリ環境定義ファイルに,ディレクトリサーバの接続情報および共通情報を追加します。
  5. (4) Collaboration - File Sharing 01-32からの移行」の手順を実行します。
  6. (5) Collaboration - File Sharing 01-35または01-36からの移行」の手順を実行します。
  7. (6) Collaboration - File Sharing 01-50,01-52または01-70からの移行」の手順を実行します。
  8. (7) Collaboration - File Sharing 01-82からの移行」の手順を実行します。

移行手順の詳細は,マニュアル「Collaboration - File Sharing システム管理者ガイド」の「File Sharing 01-30からの移行手順」を参照してください。

注意
マニュアル「Collaboration - File Sharing システム管理者ガイド」の「File Sharing 01-30からの移行手順」に記載されている,環境設定用プロパティファイル(hptl_clb_cfs.properties)の設定作業は,「2.3.2 運用ディレクトリの設定」で設定内容を見直し済みであれば,不要です。

 

参考
[ファイル共有]ポートレットで日本語および英語以外の言語も使用する運用にしたい場合は,文書空間の文字コード種別にUTF-8を設定する必要があります。文書空間の文字コード種別をShift-JISからUTF-8に変更する手順については,マニュアル「Collaboration - File Sharing システム管理者ガイド」の「文書空間の文字コード種別をShift-JISからUTF-8に変更する手順」を参照してください。

(4) Collaboration - File Sharing 01-32からの移行

Collaboration - File Sharing 01-32から移行する場合の手順について説明します。

手順

  1. データベースサーバで,データベースのバックアップを取得します。
  2. データベースサーバで,cfsProp_Identifier列にインデクスを定義します。
  3. (5) Collaboration - File Sharing 01-35または01-36からの移行」の手順を実行します。
  4. (6) Collaboration - File Sharing 01-50,01-52または01-70からの移行」の手順を実行します。
  5. (7) Collaboration - File Sharing 01-82からの移行」の手順を実行します。

移行手順の詳細は,マニュアル「Collaboration - File Sharing システム管理者ガイド」の「File Sharing 01-32からの移行手順」を参照してください。

注意
マニュアル「Collaboration - File Sharing システム管理者ガイド」の「File Sharing 01-32からの移行手順」に記載されている,環境設定用プロパティファイル(hptl_clb_cfs.properties)の設定作業は,「2.3.2 運用ディレクトリの設定」で設定内容を見直し済みであれば,不要です。

 

参考
[ファイル共有]ポートレットで日本語および英語以外の言語も使用する運用にしたい場合は,文書空間の文字コード種別にUTF-8を設定する必要があります。文書空間の文字コード種別をShift-JISからUTF-8に変更する手順については,マニュアル「Collaboration - File Sharing システム管理者ガイド」の「文書空間の文字コード種別をShift-JISからUTF-8に変更する手順」を参照してください。

(5) Collaboration - File Sharing 01-35または01-36からの移行

Collaboration - File Sharing 01-35または01-36から移行する場合の手順について説明します。

手順

  1. ファイル共有サーバで,メタ情報のバックアップを取得します。
  2. データベースサーバで,データベースのバックアップを取得します。
  3. ファイル共有サーバで,メタ情報を追加します。
  4. ファイル共有サーバで,クラス定義情報ファイルを設定します。
  5. (6) Collaboration - File Sharing 01-50,01-52または01-70からの移行」の手順を実行します。
  6. (7) Collaboration - File Sharing 01-82からの移行」の手順を実行します。

移行手順の詳細は,マニュアル「Collaboration - File Sharing システム管理者ガイド」の「File Sharing 01-35または01-36からの移行手順」を参照してください。

参考
[ファイル共有]ポートレットで日本語および英語以外の言語も使用する運用にしたい場合は,文書空間の文字コード種別にUTF-8を設定する必要があります。文書空間の文字コード種別をShift-JISからUTF-8に変更する手順については,マニュアル「Collaboration - File Sharing システム管理者ガイド」の「文書空間の文字コード種別をShift-JISからUTF-8に変更する手順」を参照してください。

(6) Collaboration - File Sharing 01-50,01-52または01-70からの移行

Collaboration - File Sharing 01-50,01-52または01-70から移行する場合の手順について説明します。

手順

  1. ファイル共有サーバで,環境変数PATHを確認します。
  2. (7) Collaboration - File Sharing 01-82からの移行」の手順を実行します。

移行手順の詳細は,マニュアル「Collaboration - File Sharing システム管理者ガイド」の「File Sharing 01-50,01-52または01-70からの移行手順」を参照してください。

参考
[ファイル共有]ポートレットで日本語および英語以外の言語も使用する運用にしたい場合は,文書空間の文字コード種別にUTF-8を設定する必要があります。文書空間の文字コード種別をShift-JISからUTF-8に変更する手順については,マニュアル「Collaboration - File Sharing システム管理者ガイド」の「文書空間の文字コード種別をShift-JISからUTF-8に変更する手順」を参照してください。

(7) Collaboration - File Sharing 01-82からの移行

Collaboration - File Sharing 01-82から移行する場合の手順について説明します。

手順

  1. File Sharingサーバで,メタ情報のバックアップを取得します。
  2. データベースサーバで,データベースのバックアップを取得します。
  3. File Sharingサーバで,メタ情報を追加します。
  4. File Sharingサーバで,クラス定義情報ファイルを設定します。
  5. データベースサーバで,アクセス日時を更新します。
  6. データベースサーバで,削除日時および振り分けルールを設定します。

移行手順の詳細は,マニュアル「Collaboration - File Sharing システム管理者ガイド」の「File Sharing 01-82からの移行手順」を参照してください。

参考
[ファイル共有]ポートレットで日本語および英語以外の言語も使用する運用にしたい場合は,文書空間の文字コード種別にUTF-8を設定する必要があります。文書空間の文字コード種別をShift-JISからUTF-8に変更する手順については,マニュアル「Collaboration - File Sharing システム管理者ガイド」の「文書空間の文字コード種別をShift-JISからUTF-8に変更する手順」を参照してください。