グループ宛先台帳を作成する方法について説明します。
グループ宛先台帳は,次の図に示すフォルダ構成で作成します。
図6-2 グループ宛先台帳のフォルダ構成
グループ宛先台帳を作成するには,まずグループ宛先台帳登録フォルダの直下に,ルートフォルダを作成します。作成したルートフォルダに宛先を登録するフォルダを作成して,そこに宛先を登録します。宛先を登録するフォルダの作成方法,および宛先の登録方法は,個人宛先台帳の場合と同じです。
グループ宛先台帳のルートフォルダは作成者が作成します。
また,ルートフォルダの配下のフォルダは,所有者または変更権を持つユーザが作成します。
作成できるグループ宛先台帳の上限は,32,500個までです。ただし,[宛先台帳]画面のフォルダ一覧領域に表示できるグループ宛先台帳のルートフォルダの上限は,1,000個までです。グループ宛先台帳を作成する際は,このことを考慮して作成することをお勧めします。
作成者が実施する操作(ルートフォルダの作成)
- [宛先台帳]画面から,[新規作成▼]−[グループ宛先台帳の作成]を選択します。
[グループ宛先台帳の作成]画面が表示されます。
[グループ宛先台帳の作成]画面の各項目の詳細は,「12.4.7 [グループ宛先台帳の作成]画面および[グループ宛先台帳の設定]画面」を参照してください。
- グループ宛先台帳の所有者を指定します。
[グループ宛先台帳の作成]画面から,[ユーザの選択]ボタンをクリックしてください。[ユーザを探す]画面が表示されます。
[ユーザを探す]画面から,グループ宛先台帳のルートフォルダの所有者を指定します。所有者は,必ず指定してください。
[ユーザを探す]画面の各項目の詳細は,マニュアル「Collaboration - Directory Access ユーザーズガイド」を参照してください。
なお,兼任機能を使用している場合,兼任ユーザを所有者に指定すると,主体ユーザも所有者の権限を持ちます。
- [表示名]テキストボックス,および[表示名(英語)]テキストボックスに,グループ宛先台帳の表示名を入力します。
- [表示名]テキストボックス
- 表示名には,255バイトまでの文字列を指定できます。全角85文字までを目安に入力してください。表示名は必ず指定してください。
- [表示名(英語)]テキストボックス
- 英語の表示名には,255バイトまでの文字列を指定できます。半角255文字までを目安に入力してください。
- [OK]ボタンをクリックします。
グループ宛先台帳登録フォルダに,ルートフォルダが作成されます。
ルートフォルダの作成を中止する場合は,[キャンセル]ボタンをクリックしてください。ルートフォルダが作成されないで,[グループ宛先台帳の作成]画面が閉じます。
作成者が実施する操作はここまでです。以降の操作は所有者が実施します。
所有者が実施する操作(参照権の設定)
- [宛先台帳]画面から,作成者が作成したグループ宛先台帳のルートフォルダをクリックします。
グループ宛先台帳のルートフォルダが選択されます。
- [オプション▼]−[グループ宛先台帳の設定]を選択します。
[グループ宛先台帳の設定]画面が表示されます。
- 参照権を組織単位で設定する場合は,[グループ宛先台帳の設定]画面から,[組織の追加]ボタンをクリックして,参照権を設定する組織を選択します。
[組織の追加]ボタンをクリックすると,[組織を探す]画面が表示されます。[組織を探す]画面から,参照権を与える組織を選択してください。参照権を与える組織の合計は256までにすることをお勧めします。
また,選択した組織の配下の組織にも参照権が与えられます。
選択した組織は,組織一覧に表示されます。
[組織を探す]画面の各項目の詳細は,マニュアル「Collaboration - Directory Access ユーザーズガイド」を参照してください。
なお,兼任機能を使用している場合,兼任ユーザが所属している組織を指定すると,主体ユーザにも参照権が設定されます。
兼任ユーザが所属している組織に対して参照権を設定した場合の注意事項については,マニュアル「Collaboration ユーザーズガイド」を参照してください。
- 操作3.で選択した組織に変更権を設定する場合は,[変更可能]列のチェックボックスをチェックします。
- 参照権をユーザ単位で設定する場合は,[ユーザの追加]ボタンをクリックして,参照権を設定するユーザを選択します。
[ユーザの追加]ボタンをクリックすると,[ユーザを探す]画面が表示されます。[ユーザを探す]画面から参照権を与えるユーザを選択してください。参照権を与えるユーザの合計は256までにすることをお勧めします。
選択したユーザは,ユーザ一覧に表示されます。
[ユーザを探す]画面の各項目の詳細は,マニュアル「Collaboration - Directory Access ユーザーズガイド」を参照してください。
なお,兼任機能を使用している場合,兼任ユーザを指定すると,主体ユーザにも参照権が設定されます。
兼任ユーザに対して参照権を設定した場合の注意事項については,マニュアル「Collaboration ユーザーズガイド」を参照してください。
- 操作5.で選択したユーザにグループ宛先台帳の変更権を設定する場合は,[変更可能]列のチェックボックスをチェックします。
- [OK]ボタンをクリックします。
グループ宛先台帳のルートフォルダの参照権または変更権が設定され,[グループ宛先台帳の設定]画面が閉じます。
グループ宛先台帳のルートフォルダの参照権または変更権を設定しない場合は,[キャンセル]ボタンをクリックしてください。参照権または変更権が設定されないで,[グループ宛先台帳の作成]画面が閉じます。
所有者または変更権を持つユーザが実施する操作(ルートフォルダの配下のフォルダの作成)
- 作成したルートフォルダに,宛先を登録するフォルダを作成します。
フォルダを作成する方法の詳細は,「6.2.1 宛先を登録するフォルダを作成する」を参照してください。
このとき,操作3.〜操作6.で指定した権限が,ルートフォルダ内のすべてのフォルダに適用されます。
- フォルダに宛先を登録します。
宛先を登録する方法の詳細は,「6.2.2 宛先を登録する」を参照してください。
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