Collaboration - Mail ユーザーズガイド

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6.3.1 グループ宛先台帳を使用するには

グループ宛先台帳を使用するときの役割と権限,およびグループ宛先台帳の使用手順について説明します。

<この項の構成>
(1) グループ宛先台帳の役割と権限
(2) グループ宛先台帳の使用手順

(1) グループ宛先台帳の役割と権限

グループ宛先台帳を使用するには,次に示す役割が必要です。

作成者
システム管理者が指定したユーザ,またはシステム管理者が,作成者の権限を持ちます。
次に示す操作ができます。
  • グループ宛先台帳のルートフォルダの作成
  • 所有者の指定

所有者
グループ宛先台帳のルートフォルダを作成する際に,作成者によって指定されたユーザが所有者の権限を持ちます。所有者が,グループ宛先台帳のルートフォルダの設定を変更したり,宛先を登録したりします。
所有者は,自分が所有者に指定されているグループ宛先台帳のルートフォルダに対して,次に示す操作ができます。
  • 表示名の変更
  • 参照権・変更権を与える組織またはユーザの設定
  • 削除
  • 所有者の変更
ただし,ご使用の環境によっては,グループ宛先台帳のルートフォルダの削除,および所有者の変更ができません。

参照権または変更権を持っていると,ルートフォルダ配下のフォルダに対して,次の表に示す操作ができます。なお,所有者はルートフォルダ配下のフォルダに対して変更権を持っています。

表6-4 参照権または変更権を持っているとできる操作

操作 参照権 変更権
フォルダの作成 ×
フォルダ名の変更 ×
フォルダの移動 ×
フォルダの削除 ×
宛先の登録 ×
宛先の編集 ×
宛先情報の取り込み ×
宛先情報のファイルへの出力 ×
宛先の削除 ×
宛先の参照
グループ宛先台帳のルートフォルダの所有者の変更 × ×
参照権および変更権の設定 × ×

(凡例)
○:操作できる
×:操作できない

(2) グループ宛先台帳の使用手順

グループ宛先台帳の使用手順を次に示します。

手順

  1. 作成者が,グループ宛先台帳のルートフォルダを作成します。
    グループ宛先台帳のルートフォルダを作成する際に,所有者を指定します。
    作成者の作業はここまでです。これ以降の作業は所有者が実施します。
  2. 所有者が,グループ宛先台帳のルートフォルダに,参照権または変更権を設定します。
  3. 所有者または変更権を与えられたユーザが,グループ宛先台帳のルートフォルダの配下にフォルダを作成します。
    作成したフォルダに宛先を登録します。