Hitachi

uCosminexus Grid Processing Server 使用の手引


4.7.2 ホストの定義ファイルの内容の変更

実行前の注意

誤った内容に変更して環境構築を実施しても変更前に復元できるよう,LinuxまたはAIXの場合は定義ファイル管理ディレクトリ,Windowsの場合は各定義ファイルのバックアップを取得しておいてください。

バックアップの取得方法については,「5.8.3 環境のバックアップとリカバリー」を参照してください。

定義ファイルの内容を変更する前に,必ずシステムサーバと,ジョブマネージャデーモンまたはノードマネージャデーモンを停止してください。

LinuxまたはAIXの場合

定義ファイルの管理ディレクトリ(gpdefgenコマンドの-oオプションで指定したディレクトリ)で管理する各ホストの定義ファイルの中には,変更対象とするホストのパラメータの設定値を変更できるものがあります。パラメータの変更後,定義ファイルの内容を各ホストのサーバ実行環境に反映します。設定値を変更したすべてのホストを対象として,gpmgrsetupコマンドを実行して定義ファイルを更新してください。gpmgrsetupコマンドについては,8章の「gpmgrsetup(環境構築/削除コマンド)(Linux・AIX)」を参照してください。

Windowsの場合

[セットアップ]ダイアログボックスの[新規構築]によって生成される定義ファイルの中には,パラメータやオペランドの設定値を変更できるものがあります。環境構築時に作成されるディレクトリのパス名を指定するパラメータやオペランドを手動で変更した場合,[セットアップ種別]で[ディレクトリパス変更の反映]を選択し,[OK]ボタンをクリックすることで,変更内容がサーバ実行環境に反映されます。ディレクトリのパス名以外の変更の場合は,[セットアップ]ダイアログボックスを用いた反映作業は必要ありません。変更作業が完了したあと,システムサーバやデーモンを起動してください。環境構築時に作成されるディレクトリについては,「表4-12 [新規構築]で作成されるディレクトリと設定内容」を参照してください。また,[セットアップ]ダイアログボックスについては,7章の「[セットアップ]ダイアログボックス」を参照してください。

これらの変更できるパラメータの詳細については,「4.8 uGPS - Managerの設定ファイル」,「4.9 変更できるサーバ定義の種類と設定内容」,および「4.10 uGPS - Managerの環境変数」を参照してください。

変更できるパラメータ以外は,変更しないでください。また,パラメータの中には,ほかの定義ファイル中のパラメータの指定値と同じにする必要があるものや,システム内のすべてのホストで同じ値にする必要があるものがあります。このようなパラメータを変更する場合には,変更が必要な値をすべて変更してください。