Hitachi

uCosminexus Grid Processing Server 使用の手引


[セットアップ]ダイアログボックス

Windows環境のuGPS - Managerをセットアップするためのダイアログボックスです。

図7‒20 [セットアップ]ダイアログボックス

[図データ]

表示項目について説明します。

[セットアップ種別]

セットアップの種別を選択します。選択できる種別を次の表に示します。

表7‒11 [セットアップ種別]の内容

種別

説明

新規構築

実行環境が構築されていないホストに対して,新規で定義ファイルの生成と環境の構築をする場合に指定します。

ディレクトリパス変更の反映

すでに実行環境が構築されているホストのディレクトリパス変更を反映する場合に指定します。環境構築時に作成されるディレクトリのパス名を指定するパラメータやオペランドを手動で変更した場合に反映が必要です。環境構築時に作成されるディレクトリについては,「表4-12 [新規構築]で作成されるディレクトリと設定内容」を参照してください。

モジュールの更新

すでに実行環境が構築されているホストに対して,バージョンアップなどでモジュールを更新する場合に指定します。

環境の削除

実行環境が構築されているホストに対して,実行環境を削除する場合に指定します。

[ホスト種別]

[セットアップ種別]で「新規構築」を選択した場合に,次のどれかを選択します。

[管理ホスト]

コマンドの実行やデータ管理,ジョブ制御実行によるジョブ管理をする管理ホストのセットアップを実施する場合に指定します。

[実行ノード]

割り当てられたサブジョブを実行する実行ノードのセットアップを実施する場合に指定します。

[兼用ホスト]

管理ホストと実行ノードの両方の役割を果たす兼用ホストのセットアップを実施する場合に指定します。

[ジョブの実行規模]

[セットアップ種別]で「新規構築」を選択した場合に,次のどれかのジョブの実行規模を選択します。

[小規模]

小規模なジョブの実行規模で環境を構築する際に指定します。想定するジョブの実行規模を次に示します。

  • 同時実行グリッドジョブ数:4

  • ノード内総同時実行サブジョブ数:16

[中規模]

中規模なジョブの実行規模で環境を構築する際に指定します。想定するジョブの実行規模を次に示します。

  • 同時実行グリッドジョブ数:8

  • ノード内総同時実行サブジョブ数:32

[大規模]

大規模なジョブの実行規模で環境を構築する際に指定します。想定するジョブの実行規模を次に示します。

  • 同時実行グリッドジョブ数:16

  • ノード内総同時実行サブジョブ数:64

[uGPSディレクトリ]

[セットアップ種別]で「新規構築」を選択した場合に,uGPS - Managerが扱う各種ファイル,またはディレクトリを格納するuGPSディレクトリのフルパスを45byte以内で指定します。指定できる文字は,英数字,アンダースコア(_),ディレクトリ区切り文字(\),ドライブ区切り文字(:)です。指定を省略した場合は,「%ALLUSERSPROFILE%\HITACHI\ugpsm」が仮定されます。uGPSディレクトリはローカルフォルダのパスを指定してください。ネットワークフォルダのパスやUNC(Universal Naming Convention)形式のパスを指定しないでください。

[参照...]

Windowsが標準で提供する[フォルダーの参照]ダイアログボックスを使って,uGPSディレクトリを指定する場合に使用します。

[パラメータ一覧]

[セットアップ種別]で「新規構築」を選択した場合に,各パラメータの指定値を入力します。パラメータの一覧を次に示します。

表7‒12 [パラメータ一覧]の指定内容

パラメータ名

指定内容

自ホスト名

実行環境を構築する自ホスト名を31byte以内で指定します。指定できる文字は,英数字,アンダースコア(_),ピリオド(.),ハイフン(-)です。IPアドレスの形式は指定できません。指定を省略した場合は,hostnameコマンドで取得できる名称が仮定されます。

通信するすべてのホスト名

通信するすべてのホスト名を次の形式で指定します。ホスト名とは,hostsファイルなどで定められるホスト名のことです。

ホスト名[,ホスト名]...
  • ホスト名((1〜31byte))

    指定できる文字は,英数字,アンダースコア(_),ピリオド(.),ハイフン(-)です。IPアドレスの形式は指定できません。

指定できるホスト名の最大数は19個です。

指定する内容は,[ホスト種別]によって異なります。

  • [管理ホスト]の場合

    通信するすべての実行ノードのホスト名を指定します。指定の省略はできません。

  • [実行ノード]の場合

    通信するすべての管理ホストのホスト名を指定します。指定の省略はできません。

  • [兼用ホスト]の場合

    通信するすべての実行ノードのホスト名を指定します。指定を省略した場合,自ホストだけで構成する環境として構築します。

ノード識別子

ノードを識別する識別子を2byteで指定します。指定できる文字列は,英数字,アンダースコア(_)です。指定は省略できません。バッチジョブ分散実行システム内でユニークとなる名称を指定する必要があります。

ノードマネージャSPPのサービスグループ名

ノードマネージャSPPのサービスグループ名を31byte以内で指定します。指定できる文字は,先頭がアルファベットの英数字,アンダースコア(_)です。指定を省略した場合は,hostnameコマンドで取得できる名称が仮定されます。[ホストの種別]で[実行ノード]または[兼用ホスト]を指定した場合に設定するパラメータです。

[補足情報]

[セットアップ]ダイアログボックスを操作する際に,選択している項目の補足情報を表示します。