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uCosminexus Grid Processing Server 使用の手引


[サブジョブ一覧表示]ウィンドウ

[サブジョブ一覧表示]ウィンドウは,サブジョブの実行状況を表示するためのウィンドウです。

[サブジョブ一覧表示]ウィンドウを次の図に示します。

図7‒19 [サブジョブ一覧表示]ウィンドウ(単体グリッドジョブを選択した場合)

[図データ]

サブジョブの実行状況の見方と,[サブジョブ一覧表示]ウィンドウのメニューコマンドについて説明します。

〈このページの構成〉

グリッドジョブ情報エリア

JP1/AJS3 - Viewの[ジョブネットモニタ]ウィンドウで選択したグリッドジョブに関する次の情報が表示されます。

それぞれの表示項目の見方を次の表に示します。

表7‒5 JP1/AJS3起動情報の見方(サブジョブ一覧表示)

表示項目

見方

UNIT_NAME

JP1/AJS3 - Viewのユニット名です。

MAN_HOST

ジョブ実行を指示したJP1/AJS3マネージャの論理ホスト名です。

SERVICE_NAME

ジョブ実行を指示したJP1/AJS3マネージャのスケジューラーサービス名です。

AJSEXECID

JP1/AJS3の世代情報です。グリッドジョブの世代情報としても使用されます。

JP1JobID

JP1/AJS3のジョブ番号が,1〜999,999の数字で表示されます。ただし,キューレスジョブの場合は,10文字以内の文字列で表示されます。

EXEC_HOST

ジョブ実行先の論理ホスト名です。

注※ ジョブが先行終了待ちなどで値を取得できない場合は,空白表示となります。

表7‒6 グリッドジョブ情報の見方(サブジョブ一覧表示)

表示項目

見方

GRIDJOB_STAT※1

グリッドプロパティの状態※2が,次の値で表示されます。

  • NORMAL_END:正常終了

  • WARNING_END:正常終了(ただし,グリッド実行処理で異常が発生)

  • GRIDSTART_ERROR:停止中(グリッド開始処理)

  • GRIDJOB_ERROR:停止中(グリッド実行処理)

  • GRIDEND_ERROR:停止中(グリッド終了処理)

  • GRIDSTART_CANCEL:キャンセル(グリッド開始処理)

  • GRIDJOB_CANCEL:キャンセル(グリッド実行処理)

  • GRIDEND_CANCEL:キャンセル(グリッド終了処理)

  • GRIDSTART_RUNNING:実行中(グリッド開始処理)

  • GRIDJOB_WAITING:実行待ち(グリッド実行処理)

  • GRIDJOB_RUNNING:実行中(グリッド実行処理)

  • GRIDEND_WAITING:実行待ち(グリッド終了処理)

  • GRIDEND_RUNNING:実行中(グリッド終了処理)

  • GRIDSTART_CANCEL_RUNNING:キャンセル中(グリッド開始処理)

  • GRIDJOB_CANCEL_RUNNING:キャンセル中(グリッド実行処理)

  • GRIDEND_CANCEL_RUNNING:キャンセル中(グリッド終了処理)

  • GRIDSTART_PRECANCEL:キャンセル待ち(グリッド開始処理)

  • GRIDJOB_PRECANCEL:キャンセル待ち(グリッド実行処理)

  • GRIDEND_PRECANCEL:キャンセル待ち(グリッド終了処理)

STAT

グリッドプロパティの状態が,次の値で表示されます。※2

  • ACT:グリッドジョブネットが実行中で,グリッドプロパティが有効

  • N/A:グリッドジョブネットが実行済みで,グリッドプロパティが無効

GRIDPROP_NAME

グリッドプロパティ名です。※2

PROP_ID

グリッドジョブネットを構成するグリッドプロパティを特定するための識別子です。グリッド開始ジョブのグリッドジョブ識別子が設定されます。※2

表示形式は次のとおりです。

Pnnnnnn(nnnnnn:グリッド開始ジョブのグリッドジョブ識別子の通し番号)

GRIDJOB_NAME

グリッドジョブ名です。指定がない場合は空白が表示されます。※2

JOB_ID※2,※3

グリッドジョブを特定するための識別子です。

表示形式は次のとおりです。

Gnnnnnn(nnnnnn:000001からの通し番号)

RTNC※3

グリッドジョブの終了コードです。※2

UJ_RTNC※1

単体グリッドジョブの終了コードです。※2

TOTAL

サブジョブの合計数です。※2

NORMAL

正常終了したサブジョブの数です。※2

WARNING

警告終了したサブジョブの数です。※2

ERROR

異常終了したサブジョブの数です。※2

SKIP

スキップしたサブジョブの数です。※2

NOEXEC

未実行のサブジョブの数です。※2

READY

実行待ちのサブジョブの数です。※2

RUNNING

実行中のサブジョブの数です。※2

CANCEL

キャンセルされたサブジョブの数です。※2

UNKNOWN

状態が不明となったサブジョブの数です。※2

HOLD※2

実行を保留したサブジョブの数です。

SKIP_H※2

先行サブジョブの保留によって実行をスキップしたサブジョブの数です。

STARTTIME※3

グリッドジョブの開始日時です。※2

ENDTIME※3

グリッドジョブの終了日時です。※2

注※1 単体グリッドジョブを選択した場合に表示されます。

注※2 ジョブが未実行や実行中などで値を取得できない場合は,空白表示となります。

注※3 単体グリッドジョブを選択した場合は表示されません。

表7‒7 サブジョブ情報の見方(サブジョブ一覧表示)

表示項目

見方

DATA_ID

サブジョブに対応するデータ識別子です。※1

SUBJOB_ID

サブジョブを特定するための識別子です。

表示形式は次のとおりです。

Snnnnn(nnnnn:00001からの通し番号)

NODE_NAME

サブジョブを実行する実行ノード名です。※1

STATUS

サブジョブの状態が,次の値で表示されます。※1

  • NORMAL:正常終了

  • WARNING:警告終了

  • ERROR:異常終了

  • SKIP:スキップ

  • NOEXEC:未実行

  • READY:実行待ち

  • RUNNING:実行中

  • CANCEL:キャンセル

  • UNKNOWN:不明

  • HOLD:保留

  • SKIP_H:保留スキップ

RTNC

サブジョブの終了コードです。※1

STARTTIME

サブジョブの開始日時です。※1

ENDTIME

サブジョブの終了日時です。※1

ETIME(sec)

サブジョブのE-TIME(秒)です。※1,※2

CTIME(sec)

サブジョブのC-TIME(秒)です。※1,※2

注※1 ジョブが未実行や実行中などで値を取得できない場合は,空白表示となります。

注※2 小数点以下4桁目を四捨五入した値が表示されます。

サブジョブリスト

JP1/AJS3 - Viewの[ジョブネットモニタ]ウィンドウで選択したグリッドジョブから生成されたサブジョブの状態が表示されます。また,このリストから,再実行設定を登録するサブジョブを選択します。

サブジョブ状態の表示項目の見方を次の表に示します。

表7‒8 サブジョブの状態の見方(サブジョブ一覧表示)

表示項目

見方

データ識別子

サブジョブに対応するデータ識別子です。

サブジョブ識別子

サブジョブを特定するための識別子です。

表示形式は次のとおりです。

Snnnnn(nnnnn:00001からの通し番号)

実行ノード名

サブジョブを実行する実行ノード名です。

状態

サブジョブの状態が,次の値と[サブジョブ一覧表示の設定]ダイアログボックスの[状態表示色]タブで設定した色で表示されます。

  • NORMAL:正常終了

  • WARNING:警告終了

  • ERROR:異常終了

  • SKIP:スキップ

  • NOEXEC:未実行

  • READY:実行待ち

  • RUNNING:実行中

  • CANCEL:キャンセル

  • UNKNOWN:不明

  • HOLD:保留

  • SKIP_H:保留スキップ

終了コード

サブジョブの終了コードです。

開始時刻

サブジョブの開始日時です。

終了時刻

サブジョブの終了日時です。

再実行対象設定

実行するデータ識別子について,再実行対象となっているかどうかを表します。

  • ON:再実行対象となっている

  • 空白:再実行対象となっていない

再実行優先設定

対象のサブジョブについて,先行グリッドジョブの実行結果を参照するかどうかを表します。

  • ON:参照しない

  • 空白:グリッド実行ジョブの定義に従う

保留属性

対象のサブジョブについて,保留属性が設定されているかどうかを表示します。

  • HOLD:保留属性が設定されている

  • NO HOLD:保留属性の設定が解除されている

  • 空白:保留属性が設定されていない

注※ ジョブが未実行や実行中などで値を取得できない場合は,空白表示となります。

ステータスバー

ステータスバーの左端には,通常"レディ"が表示されます。また,メニューコマンドを操作すると,そのメニューコマンドに対応した説明文が表示されます。

なお,通信処理中の場合は,"通信中"が表示されます。"通信中"が表示されている間は,[閉じる]ボタン,メニューバーの選択,およびサブジョブリストに対する操作などはできなくなります。

[サブジョブ一覧表示]ウィンドウのステータスバーに表示される内容の一覧を次の表に示します。

表7‒9 [サブジョブ一覧表示]ウィンドウのステータスバーに表示される項目の一覧

表示項目

見方

レディ

通常時表示されます。

通信中

データマネージャとの通信中に表示されます。

通信中はプログラムの[閉じる]ボタン,メニューバーの選択,およびサブジョブリストに対する操作などはできなくなります。

サブジョブ一覧表示画面を終了します。

メニューの[ファイル]−[閉じる]をマウスポイントした場合,およびシステムメニューの「閉じる」をマウスポイントした場合に表示されます。

選択範囲をコピーしてクリップボードに保存します。

メニューの[編集]−[コピー]をマウスポイントした場合に表示されます。

「グリッドジョブ」テキストボックス内のすべてを選択します。

メニューの[編集]−[すべて選択]をマウスポイントした場合に表示されます。

表示内容を最新の状態に更新します。

メニューの[サブジョブ]−[表示内容を更新する]をマウスポイントした場合に表示されます。

すべてのサブジョブを選択状態にします。

メニューの[サブジョブ]−[全サブジョブの選択]をマウスポイントした場合に表示されます。

保留属性を設定します。

メニューの[サブジョブ]−[保留属性の設定]をマウスポイントした場合に表示されます。

保留属性を解除します。

メニューの[サブジョブ]−[保留属性の解除]をマウスポイントした場合に表示されます。

保留属性を初期化します。

メニューの[サブジョブ]−[保留属性の初期化]をマウスポイントした場合に表示されます。

再実行設定を登録します。

メニューの[サブジョブ]−[再実行設定の登録]をマウスポイントした場合に表示されます。

再実行設定を解除します。

メニューの[サブジョブ]−[再実行設定の解除]をマウスポイントした場合に表示されます。

選択したサブジョブの実行結果を表示します。

メニューの[サブジョブ]−[実行結果の表示]をマウスポイントした場合に表示されます。

グリッドプロパティを消去します。

メニューの[グリッドプロパティ]−[グリッドプロパティの消去]をマウスポイントした場合に表示されます。

グリッドプロパティを強制的に消去します。

メニューの[グリッドプロパティ]−[グリッドプロパティの強制消去]をマウスポイントした場合に表示されます。

ヘルプを開きます。

メニューの[ヘルプ]−[ヘルプ]をマウスポイントした場合に表示されます。

プログラム情報,バージョン,著作権を表示します。

メニューの[ヘルプ]−[バージョン情報]をマウスポイントした場合に表示されます。

ウィンドウを通常の大きさに戻します。

システムメニューの[元のサイズに戻す]をマウスポイントした場合に表示されます。

ウィンドウの位置を変更します。

システムメニューの[移動]をマウスポイントした場合に表示されます。

ウィンドウのサイズを変更します。

システムメニューの[サイズ変更]をマウスポイントした場合に表示されます。

ウィンドウを最小化します。

システムメニューの[最小化]をマウスポイントした場合に表示されます。

ウィンドウを最大化します。

システムメニューの[最大化]をマウスポイントした場合に表示されます。

メニューコマンド一覧

[サブジョブ一覧表示]ウィンドウのメニューコマンドの一覧を次の表に示します。

表7‒10 [サブジョブ一覧表示]ウィンドウのメニューコマンド一覧

メニュー

メニューコマンド

機能

ファイル

閉じる

[サブジョブ一覧表示]ウィンドウを閉じます。

編集

コピー

グリッドジョブ情報エリアの選択した項目をクリップボードにコピーします。

すべて選択

グリッドジョブ情報エリアのすべての項目を選択します。

サブジョブ

表示内容を更新する※1,※3

[サブジョブ一覧表示]ウィンドウの表示内容を最新の情報に更新します。

全サブジョブの選択

サブジョブリストのすべてのサブジョブを選択します。

保留属性の設定※4

サブジョブリストで選択しているサブジョブに対し,保留属性を設定します。

保留属性の解除※4

サブジョブリストで選択しているサブジョブに対し,保留属性を解除します。

保留属性の初期化※4

サブジョブリストで選択しているサブジョブの保留属性を,グリッド実行ジョブ開始時の属性に初期化します。

再実行設定の登録※1

サブジョブリストで選択しているサブジョブに対し,再実行設定を登録するかどうかを確認するメッセージダイアログボックスが表示されます。

再実行設定の解除※1

サブジョブリストで選択しているサブジョブに対し,再実行設定が登録されている場合に,解除するかどうかを確認するメッセージダイアログボックスが表示されます。

実行結果の表示※1

選択したサブジョブの実行結果が表示されます。

複数のサブジョブを選択している場合は,サブジョブリストの先頭にあるサブジョブの実行結果だけが表示されます。

グリッドプロパティ※2

グリッドプロパティの消去※1

グリッドプロパティを消去してよいかどうかを確認するメッセージダイアログボックスが表示されます。

グリッドプロパティの強制消去※1

グリッドプロパティを強制消去してよいかどうかを確認するメッセージダイアログボックスが表示されます。

ヘルプ

ヘルプ

ヘルプが表示されます。

バージョン情報

uGPS - Viewのバージョン情報が表示されます。

注※1 [グリッドプロパティ]メニューでグリッドプロパティを消去したか,または強制消去した場合は,このメニューは非活性となります。

注※2 単体グリッドジョブから起動した場合だけ,使用できます。グリッド実行ジョブから起動した場合は,このメニューは非活性となります。

注※3 グリッドプロパティ管理ホストで,グリッド終了ジョブ実行時にグリッドプロパティ情報の削除を指定(UGPSM_GRIDPROPKEEP環境変数で「N」を指定)した場合,グリッド終了ジョブの実行後にはこのメニューを実行しないでください。

注※4 グリッド終了ジョブの実行後はこのメニューを実行しないでください。このメニューを実行してもサブジョブを再実行できません。