4.7.3 システムへの実行ノードの追加または削除
- 実行前の注意
-
-
実行ノードを追加または削除する前の内容に復元できるように,実行前に,必ずLinuxまたはAIXの場合は定義ファイル管理ディレクトリ,Windowsの場合は各定義ファイルのバックアップを取得してください。
-
LinuxまたはAIXの場合はOSコマンドを実行して,各ホストの定義ファイルを複製または削除しないでください。システムの定義ファイルが不要になった場合に,OSコマンドを実行して定義ファイル管理ディレクトリを削除してください。
-
システムで処理するデータ量の変動などによって,実行ノードを追加または削除する場合があります。
- LinuxまたはAIXの場合
-
実行ノードを追加または削除する場合は,gpdefcloneコマンドまたはgpdefrmコマンドを実行することで,定義ファイル管理ディレクトリ内の定義ファイルを複製または削除できます。
定義ファイルの複製または削除の手順を次に示します。
- 実行ノードの追加(定義ファイルの複製)
-
-
gpdefcloneコマンドを実行し,複製元のノードの定義ファイルをすべて複製する。
-
gpmgrsetupコマンドを実行し,複製した定義ファイルを基に,追加する実行ノードの環境を構築する。
-
複製元の内容を変更するパラメータがある場合は,必ず環境構築前に変更しておいてください。
-
管理ホストで環境構築(定義ファイルの更新)を実行する。
-
- 実行ノードの削除(定義ファイルの削除)
-
-
gpmgrsetupコマンドを実行して,実行ノードから環境を削除する。
-
gpdefrmコマンドを実行して,実行ノードの定義ファイルをすべて削除する。
-
管理ホストで環境構築(定義ファイルの更新)を実行する。
-
- 注意
-
-
定義ファイル管理ディレクトリ以下に作成できるセットアップ対象ホストは,最大100台です。
-
複製時に複製されるファイルは,「表4-4 セットアップ対象とするホストの定義ファイルの内容」に示す実行ノードに必要なファイルだけです。それら以外のファイルが複製元のディレクトリに含まれていても複製先のディレクトリには複製されません。そのため,複製元のホストのノードマネージャSPPを複数面化している場合には,必要なファイルを手動で複製してください。
-
- Windowsの場合
-
実行ノードを追加または削除する場合は,次に示す手順で実施してください。
- 実行ノードの追加
-
-
追加する実行ノード上で,[セットアップ]ダイアログボックスの[新規構築]を指定してセットアップする。
-
管理ホストまたは兼用ホストのTP1/Server Baseを停止し,システム共通定義のall_nodeオペランドに,追加する実行ノードのホスト名を追加したあとで,TP1/Server Baseを起動する。
-
- 実行ノードの削除
-
-
管理ホストまたは兼用ホストのTP1/Server Baseを停止し,システム共通定義のall_nodeオペランドから,削除する実行ノードのホスト名を削除したあとで,TP1/Server Baseを再起動する。
-
削除する実行ノード上のTP1/Server Baseを停止し,[セットアップ]ダイアログボックスの[環境の削除]を指定して環境を削除する。
-