20.1 WSDL 1.1仕様のサポート範囲
WSDLの要素ごとに,WSDL 1.1仕様のサポート範囲を説明します。
- 注意事項
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この節に記載していない要素や属性を指定している場合など,Application ServerのJAX-WS機能でサポートしているWSDL仕様として文法的に不正な場合は,標準エラー出力とログにエラーメッセージが出力され,cjwsimportコマンドの処理が終了されます(KDJW51029-E)。
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この節では,WSDL構文の制約について説明しています。WSDL構文の問題がない場合でも,Javaへのマッピングで問題があれば,別のエラーとなることがあります。WSDL上で参照されない要素や属性についても不正がある場合は,エラーとなることがあります。
また,WSDL拡張要素および拡張属性については次の注意事項があります。
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MIMEバインディングのための拡張要素(mime:content,mime:mimeXmlなど)はサポートしていません。したがって,MIME関連のWSDL要素を指定した場合は,標準エラー出力とログにエラーメッセージが出力され,cjwsimportコマンドの処理が終了されます(KDJW51188-E)。
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次の仕様はサポートしています。
・SOAP 1.1仕様のSOAPバインディングのための拡張要素(soap:header,soap:bodyなど)
・SOAP 1.2仕様のSOAPバインディングのための拡張要素
・WS-Addressing 1.0仕様の拡張要素(wsaw:UsingAddressingなど)および拡張属性(wsaw:Actionなど)
・JAX-WS 2.2仕様のバインディング宣言(jaxws:bindingsなど)
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サポートしていない拡張要素または拡張属性を指定した場合は,無視されます。
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- 〈この節の構成〉
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