付録D.11 08-70での主な機能変更
(1) 導入・構築の容易性強化
導入・構築の容易性強化を目的として変更した項目を次の表に示します。
項目 |
変更の概要 |
参照先マニュアル |
参照個所 |
---|---|---|---|
運用管理ポータル改善 |
運用管理ポータルの画面で,リソースアダプタの属性を定義するプロパティ(Connector属性ファイルの設定内容)の設定,および接続テストができるようになりました。また,運用管理ポータルの画面で,J2EEアプリケーション(earファイルおよびzipファイル)をManagement Serverにアップロードできるようになりました。 |
ファーストステップガイド |
|
− |
|||
page/tagディレクティブのimport属性暗黙インポート機能の追加 |
page/tagディレクティブのimport属性暗黙インポート機能を使用できるようになりました。 |
機能解説 基本・開発編(Webコンテナ) |
|
仮想化環境でのJP1製品に対する環境設定の自動化対応 |
仮想サーバへのアプリケーションサーバ構築時に,仮想サーバに対するJP1製品の環境設定を,フックスクリプトで自動的に設定できるようになりました。 |
仮想化システム構築・運用ガイド |
|
統合ユーザ管理機能の改善 |
ユーザ情報リポジトリでデータベースを使用する場合に,データベース製品のJDBCドライバを使用して,データベースに接続できるようになりました。DABroker LibraryのJDBCドライバによるデータベース接続はサポート外になりました。 簡易構築定義ファイルおよび運用管理ポータルの画面で,統合ユーザ管理機能に関する設定ができるようになりました。 また,Active Directoryの場合,DNで日本語などの2バイト文字に対応しました。 |
機能解説 セキュリティ管理機能編 |
|
運用管理ポータル操作ガイド |
|||
HTTP Server設定項目の拡充 |
簡易構築定義ファイルおよび運用管理ポータルの画面で,HTTP Serverの動作環境を定義するディレクティブ(httpsd.confの設定内容)を直接設定できるようになりました。 |
システム構築・運用ガイド |
|
運用管理ポータル操作ガイド |
|||
リファレンス 定義編(サーバ定義) |
(2) 標準機能・既存機能への対応
標準機能・既存機能への対応を目的として変更した項目を次の表に示します。
項目 |
変更の概要 |
参照先マニュアル |
参照個所 |
---|---|---|---|
ejb-jar.xmlの指定項目の追加 |
ejb-jar.xmlに,クラスレベルインターセプタおよびメソッドレベルインターセプタを指定できるようになりました。 |
機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ) |
|
パラレルコピーガーベージコレクションへの対応 |
パラレルコピーガーベージコレクションを選択できるようになりました。 |
リファレンス 定義編(サーバ定義) |
|
Connector 1.5仕様に準拠したInboundリソースアダプタのグローバルトランザクションへの対応 |
Connector 1.5仕様に準拠したリソースアダプタでTransacted Deliveryを使用できるようにしました。これによって,Message-driven Beanを呼び出すEISがグローバルトランザクションに参加できるようになりました。 |
機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能) |
|
TP1インバウンドアダプタのMHPへの対応 |
TP1インバウンドアダプタを使用してアプリケーションサーバを呼び出すOpenTP1のクライアントとして,MHPを使用できるようになりました。 |
機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能) |
|
cjrarupdateコマンドのFTPインバウンドアダプタへの対応 |
cjrarupdateコマンドでバージョンアップできるリソースアダプタにFTPインバウンドアダプタを追加しました。 |
リファレンス コマンド編 |
(3) 信頼性の維持・向上
信頼性の維持・向上を目的として変更した項目を次の表に示します。
項目 |
変更の概要 |
参照先マニュアル |
参照個所 |
---|---|---|---|
データベースセッションフェイルオーバ機能の改善 |
性能を重視するシステムで,グローバルセッション情報を格納したデータベースのロックを取得しないモードを選択できるようになりました。また,データベースを更新しない,参照専用のリクエストを定義できるようになりました。 |
機能解説 拡張編 |
|
OutOfMemoryハンドリング機能の対象となる処理の拡大 |
OutOfMemoryハンドリング機能の対象となる処理を追加しました。 |
このマニュアル |
|
リファレンス 定義編(サーバ定義) |
|||
HTTPセッションで利用するExplicitヒープの省メモリ化機能の追加 |
HTTPセッションで利用するExplicitヒープのメモリ使用量を抑止する機能を追加しました。 |
機能解説 拡張編 |
(4) 運用性の維持・向上
運用性の維持・向上を目的として変更した項目を次の表に示します。
項目 |
変更の概要 |
参照先マニュアル |
参照個所 |
---|---|---|---|
仮想化環境でのJP1製品を使用したユーザ認証への対応(クラウド運用対応) |
JP1連携時に,JP1製品の認証サーバを利用して,仮想サーバマネージャを使用するユーザを管理・認証できるようになりました。 |
仮想化システム構築・運用ガイド |
(5) そのほかの目的
そのほかの目的で変更した項目を次の表に示します。
項目 |
変更の概要 |
参照先マニュアル |
参照個所 |
---|---|---|---|
負荷分散機へのAPI(RESTアーキテクチャ)を使用した直接接続の対応 |
負荷分散機への接続方法として,API(RESTアーキテクチャ)を使用した直接接続に対応しました。 また,使用できる負荷分散機の種類にACOS(AX2500)が追加になりました。 |
システム構築・運用ガイド |
|
仮想化システム構築・運用ガイド |
|||
リファレンス 定義編(サーバ定義) |
|||
snapshotログ収集時のタイムアウトへの対応と収集対象の改善 |
snapshotログの収集が指定した時間で終了(タイムアウト)できるようになりました。一次送付資料として収集される内容が変更になりました。 |
このマニュアル |