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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編


付録D.11 08-70での主な機能変更

〈この項の構成〉

(1) 導入・構築の容易性強化

導入・構築の容易性強化を目的として変更した項目を次の表に示します。

表D‒30 導入・構築の容易性強化を目的とした変更

項目

変更の概要

参照先マニュアル

参照個所

運用管理ポータル改善

運用管理ポータルの画面で,リソースアダプタの属性を定義するプロパティ(Connector属性ファイルの設定内容)の設定,および接続テストができるようになりました。また,運用管理ポータルの画面で,J2EEアプリケーション(earファイルおよびzipファイル)をManagement Serverにアップロードできるようになりました。

ファーストステップガイド

3.5

運用管理ポータル操作ガイド

page/tagディレクティブのimport属性暗黙インポート機能の追加

page/tagディレクティブのimport属性暗黙インポート機能を使用できるようになりました。

機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)

2.3.7

仮想化環境でのJP1製品に対する環境設定の自動化対応

仮想サーバへのアプリケーションサーバ構築時に,仮想サーバに対するJP1製品の環境設定を,フックスクリプトで自動的に設定できるようになりました。

仮想化システム構築・運用ガイド

7.7.2

統合ユーザ管理機能の改善

ユーザ情報リポジトリでデータベースを使用する場合に,データベース製品のJDBCドライバを使用して,データベースに接続できるようになりました。DABroker LibraryのJDBCドライバによるデータベース接続はサポート外になりました。

簡易構築定義ファイルおよび運用管理ポータルの画面で,統合ユーザ管理機能に関する設定ができるようになりました。

また,Active Directoryの場合,DNで日本語などの2バイト文字に対応しました。

機能解説 セキュリティ管理機能編

5章14.2.2

運用管理ポータル操作ガイド

3.510.8.1

HTTP Server設定項目の拡充

簡易構築定義ファイルおよび運用管理ポータルの画面で,HTTP Serverの動作環境を定義するディレクティブ(httpsd.confの設定内容)を直接設定できるようになりました。

システム構築・運用ガイド

4.1.21

運用管理ポータル操作ガイド

10.9.1

リファレンス 定義編(サーバ定義)

4.10

(凡例)−:マニュアル全体を参照する

(2) 標準機能・既存機能への対応

標準機能・既存機能への対応を目的として変更した項目を次の表に示します。

表D‒31 標準機能・既存機能への対応を目的とした変更

項目

変更の概要

参照先マニュアル

参照個所

ejb-jar.xmlの指定項目の追加

ejb-jar.xmlに,クラスレベルインターセプタおよびメソッドレベルインターセプタを指定できるようになりました。

機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ)

2.15

パラレルコピーガーベージコレクションへの対応

パラレルコピーガーベージコレクションを選択できるようになりました。

リファレンス 定義編(サーバ定義)

14.5

Connector 1.5仕様に準拠したInboundリソースアダプタのグローバルトランザクションへの対応

Connector 1.5仕様に準拠したリソースアダプタでTransacted Deliveryを使用できるようにしました。これによって,Message-driven Beanを呼び出すEISがグローバルトランザクションに参加できるようになりました。

機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)

3.16.3

TP1インバウンドアダプタのMHPへの対応

TP1インバウンドアダプタを使用してアプリケーションサーバを呼び出すOpenTP1のクライアントとして,MHPを使用できるようになりました。

機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)

4章

cjrarupdateコマンドのFTPインバウンドアダプタへの対応

cjrarupdateコマンドでバージョンアップできるリソースアダプタにFTPインバウンドアダプタを追加しました。

リファレンス コマンド編

2.2

(3) 信頼性の維持・向上

信頼性の維持・向上を目的として変更した項目を次の表に示します。

表D‒32 信頼性の維持・向上を目的とした変更

項目

変更の概要

参照先マニュアル

参照個所

データベースセッションフェイルオーバ機能の改善

性能を重視するシステムで,グローバルセッション情報を格納したデータベースのロックを取得しないモードを選択できるようになりました。また,データベースを更新しない,参照専用のリクエストを定義できるようになりました。

機能解説 拡張編

6章

OutOfMemoryハンドリング機能の対象となる処理の拡大

OutOfMemoryハンドリング機能の対象となる処理を追加しました。

このマニュアル

2.5.4

リファレンス 定義編(サーバ定義)

14.2

HTTPセッションで利用するExplicitヒープの省メモリ化機能の追加

HTTPセッションで利用するExplicitヒープのメモリ使用量を抑止する機能を追加しました。

機能解説 拡張編

7.11

(4) 運用性の維持・向上

運用性の維持・向上を目的として変更した項目を次の表に示します。

表D‒33 運用性の維持・向上を目的とした変更

項目

変更の概要

参照先マニュアル

参照個所

仮想化環境でのJP1製品を使用したユーザ認証への対応(クラウド運用対応)

JP1連携時に,JP1製品の認証サーバを利用して,仮想サーバマネージャを使用するユーザを管理・認証できるようになりました。

仮想化システム構築・運用ガイド

1.2.23章4章5章6章7.9

(5) そのほかの目的

そのほかの目的で変更した項目を次の表に示します。

表D‒34 そのほかの目的による変更

項目

変更の概要

参照先マニュアル

参照個所

負荷分散機へのAPI(RESTアーキテクチャ)を使用した直接接続の対応

負荷分散機への接続方法として,API(RESTアーキテクチャ)を使用した直接接続に対応しました。

また,使用できる負荷分散機の種類にACOS(AX2500)が追加になりました。

システム構築・運用ガイド

4.7.24.7.3

仮想化システム構築・運用ガイド

2.1

リファレンス 定義編(サーバ定義)

4.2.4

snapshotログ収集時のタイムアウトへの対応と収集対象の改善

snapshotログの収集が指定した時間で終了(タイムアウト)できるようになりました。一次送付資料として収集される内容が変更になりました。

このマニュアル

付録A