Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編


付録D.12 08-53での主な機能変更

〈この項の構成〉

(1) 導入・構築の容易性強化

導入・構築の容易性強化を目的として変更された項目を次の表に示します。

表D‒35 導入・構築の容易性強化を目的とした変更

項目

変更の概要

参照先マニュアル

参照個所

さまざまなハイパーバイザに対応した仮想化環境の構築

さまざまなハイパーバイザを使用して実現する仮想サーバ上に,アプリケーションサーバを構築できるようになりました。

また,複数のハイパーバイザが混在する環境にも対応しました。

仮想化システム構築・運用ガイド

2章3章5章

(2) 標準機能・既存機能への対応

標準機能・既存機能への対応を目的として変更された項目を次の表に示します。

表D‒36 標準機能・既存機能への対応を目的とした変更

項目

変更の概要

参照先マニュアル

参照個所

トランザクション連携に対応したOpenTP1からの呼び出し

OpenTP1からアプリケーションサーバ上で動作するMessage-driven Beanを呼び出すときに,トランザクション連携ができるようになりました。

機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)

4章

JavaMail

POP3に準拠したメールサーバと連携して,JavaMail 1.3に準拠したAPIを使用したメール受信機能を利用できるようになりました。

機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)

8章

(3) 信頼性の維持・向上

信頼性の維持・向上を目的として変更された項目を次の表に示します。

表D‒37 信頼性の維持・向上を目的とした変更

項目

変更の概要

参照先マニュアル

参照個所

JavaVMのトラブルシュート機能強化

JavaVMのトラブルシュート機能として,次の機能が使用できるようになりました。

  • OutOfMemoryError発生時の動作を変更できるようになりました。

  • JITコンパイル時に,Cヒープ確保量の上限値を設定できるようになりました。

  • スレッド数の上限値を設定できるようになりました。

  • 拡張verbosegc情報の出力項目を拡張しました。

このマニュアル

4章5章9章

(4) 運用性の維持・向上

運用性の維持・向上を目的として変更された項目を次の表に示します。

表D‒38 運用性の維持・向上を目的とした変更

項目

変更の概要

参照先マニュアル

参照個所

JP1/ITRMへの対応

ITリソースを一元管理する製品であるJP1/ITRMに対応しました。

仮想化システム構築・運用ガイド

1.32.1

(5) そのほかの目的

そのほかの目的で変更された項目を次の表に示します。

表D‒39 そのほかの目的による変更

項目

変更の概要

参照先マニュアル

参照個所

Microsoft IIS 7.0およびMicrosoft IIS 7.5への対応

WebサーバとしてMicrosoft IIS 7.0およびMicrosoft IIS 7.5に対応しました。

HiRDB Version 9およびSQL Server 2008への対応

データベースとして次の製品に対応しました。

  • HiRDB Server Version 9

  • HiRDB/Developer's Kit Version 9

  • HiRDB/Run Time Version 9

  • SQL Server 2008

また,SQL Server 2008に対応するJDBCドライバとして,SQL Server JDBC Driverに対応しました。

機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)

3章

(凡例)−:該当なし。