Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編


付録A snapshotログの収集対象一覧

ここでは,snapshotログの一括収集を実行する場合に収集対象となる構成ソフトウェアの実行環境ディレクトリについて説明します。なお,収集したZIPファイルを展開すると,収集元と同じディレクトリ構成で展開されます。

snapshotログの一括収集時,アプリケーションサーバで構築したシステムの構成ソフトウェア,ライブラリのログファイルおよび定義ファイルが収集されます。収集対象は,次のファイルを編集すると変更できます。snapshotログ取得の設定については,「3.3.3 snapshotログ収集の設定(J2EEアプリケーションを実行するシステム)」または「3.3.4 snapshotログ収集の設定(バッチアプリケーションを実行するシステム)」を参照してください。

トラブルシューティングに必要な資料とsnapshotログの資料の種類との対応を次の表に示します。

表A‒1 トラブルシューティングに必要な資料とsnapshotログの資料の種類との対応

トラブルシューティングに必要な資料

snapshotログの資料の種類

アプリケーションサーバのログ

メッセージログ

メッセージログ

ユーザログ

そのほかのログ

例外ログ

そのほかのログ

保守用ログ

保守ログ

EJBクライアントアプリケーションのシステムログ

メッセージログ

メッセージログ

ユーザログ

そのほかのログ

例外ログ

そのほかのログ

保守用ログ

保守ログ

性能解析トレース

性能,障害解析トレース

JavaVMのスレッドダンプ

ダンプ

JavaVMのGCのログ

そのほかのログ

メモリダンプ

ダンプ

JavaVMログファイル

そのほかのログ

エラーリポートファイル

ダンプ

OSの状態・ログ

そのほか

OSの統計情報

そのほか

定義情報

定義情報

作業ディレクトリ

ユーザデータ

リソースの設定

ユーザデータ

Webサーバのログ

メッセージログ

そのほかのログ

アクセスログ

内部インタフェース

JavaVMのスタックトレース

そのほかのログ

明示管理ヒープ機能のイベントログ

そのほかのログ

注意事項

snapshotログの一括収集は,デフォルトの状態では構成ソフトウェアのインストール時にデフォルトで作成されたディレクトリを対象に実行します。ログの出力先および作業ディレクトリを変更している場合は,収集先をカスタマイズしてください。

〈この節の構成〉