Compute Systems Manager 導入・設定ガイド

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8.2.1 データベースの管理とは

Compute Systems Managerでは,障害が発生したときにデータベースをリストアできます。また,Compute Systems Managerをアップグレードしたり,新しいマシンへ管理サーバを移行したりする場合などに,データベースを移行できます。

データベースをバックアップおよびリストアする方法を次に示します。

重要
障害が発生したときに備えて,hcmds64backupsコマンドで取得するバックアップとhcmds64dbtransコマンドで取得するエクスポートを,定期的に両方実行しておくことを推奨します。

データベースを移行するには,hcmds64dbtransコマンドを使って移行元のデータベースをエクスポートしたあと,hcmds64dbtransコマンドで移行先へインポートします。

次に示すような,異なる環境のマシンにもデータベースを移行できます。

Compute Systems Manager以外のHitachi Command Suite製品が稼働しているマシンでは,すべてのHitachi Command Suite製品について一括でデータベースのバックアップ,リストア,および移行を実行できます。

重要
  • バックアップソフトウェアを使用して,Compute Systems Managerのインストールディレクトリ,およびデータベースの格納先ディレクトリを含むディスク領域をバックアップする場合は,すべてのHitachi Command Suite製品のサービスを停止してから実施してください。
    サービスを停止しないでバックアップを実施すると,I/O遅延やファイル排他などによって障害が発生するおそれがあります。
  • コマンドを実行するときに指定するパスおよびファイル名には,一部の特殊文字を除いたASCII印字可能文字コードを指定できます。指定できない特殊文字を次に示します。
    \ / : , ; * ? " < > | $ % & ' `
    ただし,パスの区切り文字として,Windowsの場合は円記号(\),コロン(:)およびスラント(/),Linuxの場合はスラント(/)を使用できます。パスの末尾にはパスの区切り文字を指定しないでください。
    Windowsの場合,パス中に半角スペースを指定するときは,パスを引用符(")で囲んで指定してください。Linuxの場合は,パス中に半角スペースは指定できません。

関連項目

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