Compute Systems Manager 導入・設定ガイド

8.2.3 データベースをバックアップする

障害が発生した場合に，管理サーバでデータベースをリストアできるようデータベースをバックアップしておく必要があります。

事前に完了しておく操作

データベースをバックアップするための確認作業

データベースをバックアップする手順を次に示します。

バックアップファイルを格納するディレクトリの下に，ファイルおよびサブディレクトリがないことを確認します。

hcmds64backupsコマンドを実行してデータベースをバックアップします。
Windows：
＜Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ＞\bin\hcmds64backups /dir ＜ローカルディスク上のバックアップファイル格納先ディレクトリ＞ /auto
Linux：
＜Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ＞/bin/hcmds64backups -dir ＜ローカルディスク上のバックアップファイル格納先ディレクトリ＞ -auto

dir

データベースのバックアップファイルを格納するローカルディスク上のディレクトリを，絶対パスで指定します。

auto

Hitachi Command Suite製品およびデータベースのサービスを，適切な状態に変更するためのオプションです。コマンド実行後には，Hitachi Command Suite製品およびデータベースのサービスが起動した状態になります。

hcmds64backupsコマンドを実行すると，dirオプションに指定したバックアップファイルの格納先ディレクトリの下にdatabaseというディレクトリが作成され，データベースのバックアップファイルがbackup.hdbというファイル名で格納されます。

参考

dirオプションに指定したバックアップファイルの格納先ディレクトリに作成されたdatabase以外のディレクトリには，Hitachi Command Suite製品の設定ファイルがバックアップされます。管理サーバの障害によってHitachi Command Suite製品を再インストールすることになった場合には，バックアップされた設定ファイルで以前の設定内容を確認できます。

関連項目

8.2.1 データベースの管理とは

8.2.2 データベースをバックアップするための確認事項

8.2.5 データベースをリストアする

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