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EUR 帳票出力 リファレンス EUR Server編(UNIX(R)用)


15.5 EUR Server - Spool Serviceの環境設定ファイル(EURPMLS.ini)

対象コンポーネントまたは機能

EUR Server - Spool Service

設定内容

EUR Server - Spool Serviceの動作環境は,環境設定ファイル(EURPMLS.ini)で設定します。

環境設定ファイルを変更した場合は,EUR Server - Spool Serviceを再起動してください。

環境設定ファイルの格納場所

環境設定ファイル(EURPMLS.ini)は,ユーザの利用目的に応じて指定できます。環境設定ファイル(EURPMLS.ini)の指定方法ごとのファイル名と格納場所を次の表に示します。

表15‒46 環境設定ファイル(EURPMLS.ini)の指定方法と格納場所

項番

指定方法

ファイル名

格納場所

1

デフォルト

EURPMLS.ini

Windows環境の場合

インストール先フォルダ\Spool

UNIX/Linux環境の場合

/var/opt/eur/spool下

2

システム環境変数EUR_SPOOL_SERVICE_ENVFILEに環境設定ファイルの格納先のディレクトリを指定する場合

EURPMLS.ini

システム環境変数EUR_SPOOL_SERVICE_ENVFILEで指定したフォルダパス

3

システム環境変数EUR_SPOOL_SERVICE_ENVFILEに環境設定ファイルのファイルパスを指定する場合

システム環境変数EUR_SPOOL_SERVICE_ENVFILEで指定したファイルパス(ファイル名は任意)

4

Spool Service制御コマンド(eurpmlsctrlコマンド)で環境設定ファイルの格納先のフォルダを指定する場合

EURPMLS.ini

Spool Service制御コマンド(eurpmlsctrlコマンド)のiniオプションで指定した環境設定ファイルのフォルダパス

5

Spool Service制御コマンド(eurpmlsctrlコマンド)で環境設定ファイルのファイルパスを指定する場合

Spool Service制御コマンド(eurpmlsctrlコマンド)のiniオプションで指定した環境設定ファイルのファイルパス(ファイル名は任意)

注※

システム環境変数EUR_SPOOL_SERVICE_ENVFILEを設定した場合は,EUR Server - Spool Serviceが稼働するマシンのOSを再起動してください。

環境設定ファイルの設定手順

環境設定ファイル(EURPMLS.ini)の指定方法がデフォルトの場合を例に説明します。

  • Windows環境の場合

    環境設定ファイル(EURPMLS.ini)は,インストール先フォルダ\Spool下に作成されます。

    ファイルの内容を追加,変更する場合は,メモ帳などのテキスト編集エディタを起動して編集したあと,上書き保存してから使用してください。

  • UNIX/Linux環境の場合

    次に示す環境設定ファイル(EURPMLS.ini)のサンプルを,/opt/eur/sample/SpoolService下に提供しています。必要な内容を設定したあと,同じファイル名で/var/opt/eur/spool下に格納してください。

    なお,/var/opt/eur/spoolには,EUR Server - Spool Serviceを利用するユーザが読み書きできるようにアクセス権を設定してください。

<環境設定ファイル(EURPMLS.ini)のサンプルの内容>
[PORT]
  
[PATH]
  
[ERROR]
LOGSIZE=10000
  
[OPTION]
SOCKBUFFSIZE=64
PERSONALCATEGORY=personal
STANDARDTIME=1
#CONVERTPAGELIMIT=
  
[CONF]
  
[THREAD]
CONVERT=2
EURPS=2
MERGE=2
  
[TIMEOUT]
  
[AUDIT]
SPOOLAUDITLOG=1
#SPOOLLOGSIZE=3000
#SPOOLLOG=
#SPOOLLOGDATE=
#SPOOLLOGNUM=10
#SPOOLLOGMODE=0
環境設定ファイルの構文
変数名=値

環境設定ファイルに指定する情報は,「"」で囲まないでください。

環境設定ファイルの指定例
[PORT]
EURPMLS=22313
EURPMCL=23035
 
[PATH]
CONF=C:\EURPMLS\Conf
TEMP=C:\EURPMLS\Temp
ESF=C:\EURPMLS\ESF
POB=C:\EURPMLS\POB
 
[ERROR]
LOGFILE=C:\EURPMLS\Log
LOGLEVEL=4
LOGSIZE=750
 
[OPTION]
TEMPFILEDEL=1
ESFAUTODEL=1
SOCKBUFFSIZE=64
SPLOUTLINELIMIT=0
ESFID=0
AUTHENTICATION=1
INTERVAL=300
PERSONALCATEGORY=EURCATEGORY
APSAUTO=1
LDAPSERVER1=127.0.0.1:389
LDAPBINDDN=CN=Administrator,CN=Users,DC=hitachi,DC=eur,DC=jp
LDAPPASSWORD=LDAPPASSWORD
LDAPBASEDN=OU=Hokuriku,DC=hitachi,DC=eur,DC=jp
LDAPUIDATTR=sAMAccountName
LDAPTLS=YES
ENCRYPTPASSWORD=TRUE
RMDIRRETRYCOUNT=1
RMDIRINTERVALTIME=200
LDAPPASSWORDEMPTYCHECK=YES
STANDARDTIME=0
 
[CONF]
ADDRDEFFILENAME=addrdef.txt
 
[THREAD]
GENERAL=200
EURPS=1
MERGE=0
 
[TIMEOUT]
CONNECT=300
ERRIGNORE=300
WAITINGLIMIT=7
PRINTINGLIMIT=7
PRINTEDLIMIT=30
ERRORLIMIT=30
LDAPCONNECT=1
〈この節の構成〉