Hitachi

EUR 帳票出力 リファレンス EUR Server編(UNIX(R)用)


15.5.22 LDAPPASSWORD

セクション

[OPTION]

設定内容

LDAP認証を行う場合に,LDAPサーバでユーザ検索できる権限を持つユーザのパスワードを指定します。

LDAPPASSWORDキーに指定したパスワードは,LDAP接続情報暗号化ツールを使用して暗号化できます。パスワードを暗号化すると,ENCRYPTPASSWORDキーに「TRUE」が自動で設定されます。

指定値

パスワードの文字列を指定します。

省略値

LDAPPASSWORDキーを省略した場合は,未指定となります。

注意事項

セキュリティ上,パスワードを平文で指定するのは危険であるため,LDAP接続情報暗号化ツールを使用して,パスワードを暗号化してください。

LDAPPASSWORDキーに指定したパスワードをLDAP接続情報暗号化ツールで暗号化する方法と出力されるファイルを次に示します。なお,LDAP接続情報暗号化ツールはWindows環境だけで使用できます。

パスワードを暗号化する方法

EUR Server - Spool Serviceの環境設定ファイル(EURPMLS.ini)のパスワードの暗号化は,LDAP接続情報暗号化ツール(eurssecdコマンド)で行います。LDAP接続情報暗号化ツールは,EUR Developer,EUR Server Enterprise,およびEUR Server - Spool Serviceの再配布パッケージに同梱されています。

  • ファイル名

    ファイル名:eurssecd.exe

    格納先:EUR Developer,EUR Server Enterprise,およびEUR Server - Spool Serviceの再配布パッケージのインストール先フォルダ\Spool\Program

  • コマンドの構文

    eurssecd〔.exe〕

      /if 暗号化対象ファイルパス

      /of 出力先ファイルパス

  • /ifオプション

    パスワードを暗号化するEUR Server - Spool Serviceの環境設定ファイル名(EURPMLS.ini)のフルパスを,259文字以内で指定します。

  • /ofオプション

    パスワードを暗号化したデータを出力するファイルのフルパスを,259文字以内で指定します。

出力されるファイル

LDAP接続情報暗号化ツール(eurssecdコマンド)を実行すると,EUR Server - Spool Serviceの環境設定ファイルのLDAPPASSWORDキーに指定されているパスワードを暗号化し,ENCRYPTPASSWORDキーに「TRUE」を設定したファイルが出力されます。暗号化前のファイルへの上書きはできません。