8.2.9 IM構成管理の注意事項
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1台のJP1/IM - Managerで1,024台以上のエージェントを管理する場合の注意事項
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エージェント構成の反映(構成配布),およびエージェント構成の取得にかかる時間は,配布先の台数に比例するため,JP1/Baseの差分配布機能を利用し,最大500台程度に分割して配布することを推奨します。
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エージェント構成の検証は,全エージェントに対してJP1/IM - Managerで管理している構成情報と不一致がないかを検証する機能です。検証処理の所要時間は管理対象エージェント数に比例して増加します。エージェント上で構成情報を変更してしまったなどで構成情報の検証が必要な場合だけ,検証を実施するように注意してください。
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プロファイル一括反映・収集は,全エージェントに対してプロファイルの反映・収集を行う機能です。所要時間は,管理対象エージェント数に比例して増加します。新規構築時にエージェントに対してプロファイルを定義する場合や,構成変更時にJP1/Baseの構成定義情報の配布(jbsrt_distrib)などで,エージェント上のプロファイルを変更した場合だけ,一括反映・収集を実施するように注意してください。
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IM構成管理機能で管理する情報をセントラルスコープへ反映する機能(jcfmkcsdataコマンド,仮想化構成および業務グループの[セントラルスコープ監視ツリー反映]メニュー)は,セントラルスコープと同様に,2034年9月末までは使用できますが,2034年10月以降は使用できません。
jcfmkcsdataコマンドについては,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「jcfmkcsdata」(1. コマンド)を参照してください。仮想化構成情報のセントラルスコープへの反映機能については,「8.3.5 セントラルスコープへのインポート」を参照してください。業務グループ情報および監視グループ情報のセントラルスコープへの反映機能については,「8.4.4 セントラルスコープでの監視」を参照してください。