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JP1 Version 13 JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入・設計ガイド


8.4.4 セントラルスコープでの監視

セントラルスコープで業務グループに限定した監視ができます。業務グループをセントラルスコープで監視するには,次の2種類の方法があります。

業務グループをセントラルスコープに反映する場合は,サーバ指向ツリーにだけ反映できます。

なお,設定手順については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 構築ガイド」の「3.4.4(2) セントラルスコープの監視ツリーに業務グループ情報および監視グループ情報を反映する」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) コマンドを使用してセントラルスコープへインポートする

業務グループ情報および監視グループ情報をエクスポートし,jcfmkcsdataコマンドで変換して,セントラルスコープへインポートします。

業務グループ情報および監視グループ情報をセントラルスコープへインポートする仕組みを次に示します。

図8‒29 業務グループ情報および監視グループ情報をセントラルスコープへインポートする仕組み

[図データ]

図中の番号に従って説明します。

  1. jcfexportコマンドを実行して,業務グループ情報および監視グループ情報を出力します。

  2. jcsdbexportコマンドを実行して,JP1/IM - Managerの監視オブジェクトDBに保存されているセントラルスコープの監視ツリー情報を出力します。

  3. jcfmkcsdataコマンドを実行して,手順1と手順2で出力されたファイルをマージします。

  4. jcfmkcsdataコマンドを-gオプションを指定して実行してください。

  5. jcsdbimportコマンドを実行して,手順3で生成したマージファイルをセントラルスコープにインポートします。

各コマンドについては,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「1. コマンド」を参照してください。

(2) IM構成管理・ビューアーからセントラルスコープへ反映する

IM構成管理・ビューアーの[IM構成管理]画面から,業務グループ情報および監視グループ情報をセントラルスコープへ反映します。この操作を実施するときに必要な,IM構成管理・ビューアーにログインしているJP1ユーザーの権限については,「8.4.3 業務グループの参照・操作権限」を参照してください。

業務グループ情報および監視グループ情報をセントラルスコープへ反映すると,セントラルスコープの監視ツリーが更新されます。なお,業務グループ配下に所属しているホストは,セントラルスコープの監視ツリーでは表示されません。監視グループ内のホストがツリーに表示されます。