8.4.4 セントラルスコープでの監視
セントラルスコープで業務グループに限定した監視ができます。業務グループをセントラルスコープで監視するには,次の2種類の方法があります。
業務グループをセントラルスコープに反映する場合は,サーバ指向ツリーにだけ反映できます。
なお,設定手順については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 構築ガイド」の「3.4.4(2) セントラルスコープの監視ツリーに業務グループ情報および監視グループ情報を反映する」を参照してください。
(1) コマンドを使用してセントラルスコープへインポートする
業務グループ情報および監視グループ情報をエクスポートし,jcfmkcsdataコマンドで変換して,セントラルスコープへインポートします。
業務グループ情報および監視グループ情報をセントラルスコープへインポートする仕組みを次に示します。
図中の番号に従って説明します。
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jcfexportコマンドを実行して,業務グループ情報および監視グループ情報を出力します。
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jcsdbexportコマンドを実行して,JP1/IM - Managerの監視オブジェクトDBに保存されているセントラルスコープの監視ツリー情報を出力します。
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jcfmkcsdataコマンドを実行して,手順1と手順2で出力されたファイルをマージします。
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jcfmkcsdataコマンドを-gオプションを指定して実行してください。
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jcsdbimportコマンドを実行して,手順3で生成したマージファイルをセントラルスコープにインポートします。
各コマンドについては,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「1. コマンド」を参照してください。
(2) IM構成管理・ビューアーからセントラルスコープへ反映する
IM構成管理・ビューアーの[IM構成管理]画面から,業務グループ情報および監視グループ情報をセントラルスコープへ反映します。この操作を実施するときに必要な,IM構成管理・ビューアーにログインしているJP1ユーザーの権限については,「8.4.3 業務グループの参照・操作権限」を参照してください。
業務グループ情報および監視グループ情報をセントラルスコープへ反映すると,セントラルスコープの監視ツリーが更新されます。なお,業務グループ配下に所属しているホストは,セントラルスコープの監視ツリーでは表示されません。監視グループ内のホストがツリーに表示されます。