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JP1 Version 13 JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入・設計ガイド


8.3.5 セントラルスコープへのインポート

IM構成管理で管理している仮想化システム構成をセントラルスコープで監視できます。

セントラルスコープ・ビューアーでの仮想化システム構成の表示例を,次の図に示します。

図8‒21 セントラルスコープ・ビューアーでの仮想化システム構成の表示例

[図データ]

仮想化システム構成をセントラルスコープで監視するには,次の2種類の方法があります。

〈この項の構成〉

(1) コマンドを使用してセントラルスコープへインポートする

IM構成管理で管理する仮想化構成情報をエクスポートし,jcfmkcsdataコマンドで変換して,セントラルスコープへインポートします。

仮想化構成情報をセントラルスコープへインポートする仕組みを次に示します。

図8‒22 仮想化構成情報をセントラルスコープへインポートする仕組み

[図データ]

図中の番号に従って説明します。

  1. jcfexportコマンドを実行して,IM構成管理で管理しているシステムの階層構成,ホスト情報,および定義情報を出力します。

  2. jcsdbexportコマンドを実行して,JP1/IM - Managerの監視オブジェクトDBに保存されているセントラルスコープの監視ツリー情報を出力します。

  3. jcfmkcsdataコマンドを実行して,手順1と手順2で出力されたファイルをマージします。

  4. jcsdbimportコマンドを実行して,手順3で生成したマージファイルをセントラルスコープにインポートします。

各コマンドについては,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「1. コマンド」を参照してください。

(2) IM構成管理・ビューアーからセントラルスコープへ反映する

IM構成管理・ビューアーから指定して,仮想化システム構成をセントラルスコープへ反映します。この操作を実施するには,IM構成管理・ビューアーにログインしているJP1ユーザーに次の権限が必要です。

仮想化システム構成をセントラルスコープへ反映すると,セントラルスコープの監視ツリーが更新されます。

また,仮想化システム構成をセントラルスコープへ反映すると,セントラルスコープの監視ツリーに仮想システム構成ツリーが再作成されます。このため,仮想システム構成ツリーを編集しても,IM構成管理・ビューアーから仮想化システム構成を反映した際に設定が破棄されます。

セントラルスコープの監視ツリーの表示例を次に示します。

図8‒23 セントラルスコープの監視ツリーの表示例

[図データ]

次の条件を満たす場合に,仮想システム構成をIM構成管理・ビューアーからセントラルスコープへ反映することをお勧めします。