20.5.2 ジョブ実行環境の環境設定パラメーターの詳細
ジョブ実行環境の環境設定パラメーターの詳細について説明します。
なお,「デフォルト値」とは,環境設定パラメーターを省略した場合の仮定値です。
- 〈この項の構成〉
-
(1) WorkPath(マネージャープロセス用)
マネージャープロセス実行時のワークディレクトリ名です。ジョブ実行管理用のワークディレクトリの名称をフルパスで指定します。
デフォルトで設定されているディレクトリがあるディスク容量に,空きがない場合,ディスク容量に空きがあるディレクトリを指定してください。
- 形式
-
"WorkPath"="マネージャープロセス実行時のワークディレクトリ名"
- 指定できる値
-
180バイト以内の文字列
- デフォルト値
-
- Windowsで,インストール先フォルダがデフォルトまたはシステムで保護されたフォルダ配下の場合
-
-
物理ホストのとき
%ALLUSERSPROFILE%\Hitachi\JP1\JP1_DEFAULT\JP1AJS2\tmp
「%ALLUSERSPROFILE%」のデフォルトは「システムドライブ\ProgramData」です。
「システムで保護されたフォルダ」とは,次のパスを指します。
・「システムドライブ\Windows」配下
・「システムドライブ\Program Files」配下
・「システムドライブ\Program Files (x86)」配下
-
論理ホストのとき
共有フォルダ\jp1ajs2\tmp
-
- Windowsで,インストール先フォルダが上記以外の場合
-
-
物理ホストのとき
JP1/AJS3 - Managerのインストール先フォルダ\tmp
-
論理ホストのとき
共有フォルダ\jp1ajs2\tmp
-
- UNIXの場合
-
-
物理ホストのとき
/var/opt/jp1ajs2/tmp
-
論理ホストのとき
共有ディレクトリ/jp1ajs2/tmp
-
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(2) IsHA(マネージャープロセス用)
ジョブ実行制御マネージャープロセスのクラスタ環境設定の定義を指定します。このパラメーターは,クラスタ運用をやめる場合だけ設定してください。
- 形式
-
"IsHA"=dword:マネージャープロセスのクラスタ環境設定の定義
- 指定できる値
-
- 0
-
クラスタ運用しない場合に指定します。
- 1
-
クラスタシステム運用時のセットアップを実行すると,物理ホストおよび論理ホストのパラメーターにこの値が自動的に設定されます。
- デフォルト値
-
dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
-
なし
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(3) DatabasePath
ジョブ実行環境情報やジョブ情報が書き込まれる,ISAMファイルを格納するディレクトリの名称をフルパスで指定します。
デフォルトで設定されているディレクトリがあるディスク容量に,空きがない場合,ディスク容量に空きがあるディレクトリを指定してください。
- 形式
-
"DatabasePath"="データベース格納ディレクトリ名"
- 指定できる値
-
180バイト以内の文字列
- デフォルト値
-
- Windowsで,インストール先フォルダがデフォルトまたはシステムで保護されたフォルダ配下の場合
-
-
物理ホストのとき
%ALLUSERSPROFILE%\Hitachi\JP1\JP1_DEFAULT\JP1AJS2\database\queue
「%ALLUSERSPROFILE%」のデフォルトは「システムドライブ\ProgramData」です。
「システムで保護されたフォルダ」とは,次のパスを指します。
・「システムドライブ\Windows」配下
・「システムドライブ\Program Files」配下
・「システムドライブ\Program Files (x86)」配下
-
論理ホストのとき
共有フォルダ\jp1ajs2\database\queue
-
- Windowsで,インストール先フォルダが上記以外の場合
-
-
物理ホストのとき
JP1/AJS3 - Managerのインストール先フォルダ\database\queue
-
論理ホストのとき
共有フォルダ\jp1ajs2\database\queue
-
- UNIXの場合
-
-
物理ホストのとき
/var/opt/jp1ajs2/database/queue
-
論理ホストのとき
共有ディレクトリ/jp1ajs2/database/queue
-
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
UNIXの場合,ここで指定したディレクトリに作成されたファイルに対してシンボリックリンクを作成しないでください。再編成を実施したときに,ファイルが再作成されるため,リンクが切れてしまいます。シンボリックリンクを作成したい場合は,ここで指定したディレクトリに対して作成してください。
また,ここで指定するディレクトリに,NFSなどのネットワークを介したファイルシステムにマウントされたディレクトリ,またはネットワークドライブを使用しないでください。
(4) PreserveTerm
ジョブの実行結果情報を何日前のものまで保存しておくのかを指定します。
推奨値の保存日数の間に,ジョブ実行の件数が20万件を超える場合,必要に応じてこの値を変更してください。
なお,この指定で対象となるジョブにイベントジョブは含まれません。
- 形式
-
"PreserveTerm"=dword:ジョブ情報の保存日数
- 指定できる値
-
16進数で0〜3E7(10進数で0〜999)(単位:日)
「dword:00000000」(0日)を指定した場合,実行結果情報はジョブの実行終了時に削除されます。
ジョブ情報の保存日数を0日とした場合の,保存時間の設定方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 7.1.9 ジョブ情報の保存時間の設定」も参照してください。
- デフォルト値
-
dword:00000007(7日)
JP1/AJS3の新規のインストール時および新規のセットアップ時に「dword:00000001」が設定されます。
- 推奨値
-
dword:00000001(1日)
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
ジョブ情報保存日数は,ジョブ実行環境データベースに格納されたジョブ情報を保存する日数です。この指定で保存日数の値を小さくしても,スケジューラーデータベースが管理するジョブネットの世代保存数には影響しません。
また,ジョブ情報保存日数の値を小さく変更したあと,次のジョブ情報削除基準時刻またはJP1/AJS3サービス再起動時に,削除対象のジョブ情報が大量にあると,ジョブ情報の削除処理と競合してジョブの実行性能が低下したり,システムへの負荷が高くなったりすることがあります。
ジョブの実行数が少ない時間帯に変更したり,段階的に保存日数の値を小さくしたりするなど,設定の変更には十分に注意してください。
標準構成の場合,QUEUEジョブ,サブミットジョブ用データベースに登録できるジョブ数は,20万件未満です。
データベースには,ジョブ情報の保存日数よりも1日分多くジョブの実行結果情報が登録されます。例えば,1日に実行するジョブ数が1万件で,ジョブ保存日数が10日の場合は,11万件が登録されます。
データベースに登録するジョブの実行結果情報が20万件未満になるように,ジョブ情報の保存日数の値を指定してください。
(5) StandardTime
ジョブ実行結果情報を削除する時刻を指定します。ただし,JP1/AJS3サービス起動時にもジョブの実行結果情報が削除されます。その際,JP1/AJS3サービス起動時刻を基準時刻として,保存日数以前のジョブ実行結果情報が削除されます。その後は,この設定値の時刻にジョブの実行結果情報を削除するようになります。
ジョブ情報削除中にジョブが多量に実行されてジョブの実行性能に影響している場合,ジョブが多量に実行されていない時刻に変更してください。
JP1/AJS3サービス起動時にジョブ情報を削除しない設定もできます。詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 7.1.10 JP1/AJS3起動時にジョブ情報削除処理を抑止する設定」を参照してください。
なお,この指定で対象となるジョブにイベントジョブは含まれません。
- 形式
-
"StandardTime"=dword:ジョブ情報削除の基準時刻
- 指定できる値
-
16進数で,0:00〜23:59の間の,0:00を基準とした相対時刻(単位:分)
例えば,1:00に設定する場合は,「dword:0000003c」(1:00=60分)と指定します。
- デフォルト値
-
dword:00000000(0:00)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(6) FlashOption
ISAMファイルの更新時に,同期書き込みを許可するかどうかを指定します。
- 形式
-
"FlashOption"=dword:データファイル更新モード
- 指定できる値
-
- 0
-
JP1/AJS3の処理とは同期を取らないで,OSのバッファーリングによってディスクに書き込みます。
ジョブ実行環境のデータベースアクセスでOSのバッファーリングによるディスク書き込みを使用して信頼性よりジョブ実行性能を優先したい場合は,値を「0」にしてください。ただし,信頼性が低下するためクラスタ構成には向きません。
- 1
-
ファイル更新時に,常に同期書き込みを実行します。この方法で書き込みを実行した場合,信頼性は向上しますが,性能は低下します。
- デフォルト値
-
dword:00000001(同期方式)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(7) DeleteFlashOption
ジョブ情報の削除処理について非同期で実行するかどうかを指定します。
ジョブ情報の削除処理の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 7.1.8 ジョブ情報削除処理非同期オプションの設定」を参照してください。
- 形式
-
"DeleteFlashOption"=dword:ジョブ情報削除処理非同期オプション
- 指定できる値
-
- 0
-
ジョブ情報の削除を非同期で実行します。
- 1
-
ジョブ情報の削除を同期して実行します。
- デフォルト値
-
dword:00000001(10進数で1)(同期)
JP1/AJS3の新規のインストール時および新規のセットアップ時に「0」が設定されます。
- 推奨値
-
dword:00000000(10進数で0)(非同期)
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(8) PreserveMinute
ジョブ情報の保存日数を0日にした場合に,ジョブが終了してから削除するまでの保存時間を指定します。
ジョブ情報の削除処理の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 7.1.9 ジョブ情報の保存時間の設定」またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 7.1.8 ジョブ情報削除処理非同期オプションの設定」を参照してください。
- 形式
-
"PreserveMinute"=dword:ジョブ情報保存日数0日指定時のジョブ情報の保存時間
- 指定できる値
-
16進数で0000000A〜000005A0(10進数で10〜1,440)(単位:分)
- デフォルト値
-
dword:0000000A(10進数で10)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(9) StartUpDelete
ジョブ情報の保存日数を1日以上設定している場合に,JP1/AJS3サービス起動時にジョブ情報の削除処理を抑止するかどうかを指定します。
ジョブ情報の削除処理の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 7.1.10 JP1/AJS3起動時にジョブ情報削除処理を抑止する設定」またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 7.1.8 ジョブ情報削除処理非同期オプションの設定」を参照してください。
- 形式
-
"StartUpDelete"=dword:JP1/AJS3サービス起動時のジョブ情報削除処理抑止オプション
- 指定できる値
-
- 0
-
JP1/AJS3サービス起動時に,ジョブ情報削除の基準時刻を基点として保存日数を超えているジョブ情報をジョブ情報削除処理で削除します。
JP1/AJS3サービス起動時,ジョブ情報削除の基準時刻からJP1/AJS3サービス起動時刻までの間に保存日数を超えたジョブ情報については削除しません。
前回のジョブ情報削除の基準時刻にJP1/AJS3サービスが停止していてジョブ情報削除処理が実施されなかった場合に,ジョブ情報削除の基準時刻を基点として保存日数を超えているジョブ情報が残っていることがあります。その場合は,JP1/AJS3サービス起動時に,これらのジョブ情報だけを削除します。
- 1
-
JP1/AJS3サービス起動時に,JP1/AJS3サービス起動時刻を基点として保存日数を超えているジョブ情報をジョブ情報削除処理で削除します。
JP1/AJS3サービス起動時,ジョブ情報削除の基準時刻からJP1/AJS3サービス起動時刻までの間に保存日数を超えたジョブ情報がある場合,これらのジョブ情報を削除します。
前回のジョブ情報削除の基準時刻にJP1/AJS3サービスが停止していてジョブ情報削除処理が実施されなかった場合に,ジョブ情報削除の基準時刻を基点として保存日数を超えているジョブ情報が残っていることがあります。その場合は,JP1/AJS3サービス起動時に,これらのジョブ情報も削除します。
- 2
-
JP1/AJS3サービス起動時のジョブ情報削除処理を抑止します。ただし,ジョブ情報削除の基準時刻にJP1/AJS3サービスを停止する運用の場合はこの設定をしないでください。
ジョブ情報削除の基準時刻にJP1/AJS3サービスが停止していると,ジョブ情報削除の基準時刻を基点として保存日数を超えているジョブ情報が削除されません。そのため,ジョブ実行環境データベースのディスク占有量が増加し続けます。ジョブ実行環境データベースのディスク占有量が増加すると,JP1/AJS3サービスの起動に失敗したり,ジョブが実行できなくなったりするといった影響が出るおそれがあります。
- デフォルト値
-
dword:00000001(10進数で1)
JP1/AJS3の新規のインストール時および新規のセットアップ時に「0」が設定されます。
- 推奨値
-
dword:00000000(10進数で0)
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(10) ColdStartMode
JP1/AJS3サービスのコールドスタート時に,ジョブ実行環境データベースのジョブ情報を初期化するかどうかを指定します。
- 形式
-
"ColdStartMode"="{clear|noclear}"
- 指定できる値
-
- clear
-
JP1/AJS3サービスのコールドスタート時に,ジョブ実行環境データベースのジョブ情報を初期化します。ただし,自動起動しない設定のスケジューラーサービスが存在する場合は初期化しません。
- noclear
-
JP1/AJS3サービスのコールドスタート時に,ジョブ実行環境データベースのジョブ情報を初期化しません。06-71以前の初期化しない動作に合わせたい場合に指定します。
- デフォルト値
-
clear
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(11) MaximumQueue
キューを定義できる最大数を指定します。
マネージャーで定義するキューが推奨値で不足する場合,必要に応じてこの値を変更してください。
- 形式
-
"MaximumQueue"=dword:キューの最大定義数
- 指定できる値
-
16進数で1〜2000(10進数で1〜8,192)
- デフォルト値
-
dword:00000096(10進数で150)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
1台のマネージャーで使用できるキューの最大数は,エージェントで使用するデフォルトキューの数を含みます。環境設定パラメーターMaximumAgentに指定するエージェントの最大定義数がデフォルトキューの最大値となるので,環境設定パラメーターMaximumQueueには,環境設定パラメーターMaximumAgentに指定する値よりも大きい値を指定してください。
ここで指定するキューの最大定義数と,1台のマネージャーで使用できるキューの最大数は次のような関係です。
環境設定パラメーターMaximumQueueに指定する値(環境設定パラメーターMaximumAgentに指定する値よりも大きい値)=1台のマネージャーで使用できるキューの最大数
(12) MaximumContentJob
システム内の作業領域上に保持できる最大ジョブ数を指定します。
大量のジョブを集中してジョブを登録および実行する運用の場合,必要に応じてこの値を変更してください。
JP1/AJS3サービス起動時に,ここで設定した値分のジョブ情報領域がメモリーに確保されます。運用時のキューイングジョブのピーク数を十分に補える値を設定してください。
ジョブ情報領域がすべて使用されていると(この項目の設定値と同数のジョブがキュー中に残っていると),サブミットが失敗してしまいます。また,この指定で対象となるジョブは,キューイング中(時間待ち,保留中を含む)および実行中のジョブです。終了したジョブ,イベントジョブ,判定ジョブは対象外です。
- 形式
-
"MaximumContentJob"=dword:システム内の最大ジョブ数
- 指定できる値
-
16進数で1〜14000(10進数で1〜81,920)
- デフォルト値
-
-
スケジューラーサービス用ジョブ実行制御マネージャーの場合
dword:00001770(10進数で6,000)
-
サブミットジョブ用および互換用ISAM構成のジョブ実行制御マネージャーの場合
dword:000007D0(10進数で2,000)
-
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(13) AlartContentJob
システム内に保持されている作業領域上のジョブ情報領域の使用状況によって,警告メッセージを出力するためのしきい値を指定します。
環境設定パラメーターMaximumContentJob(システム内の最大ジョブ数)を変更した場合は,必要に応じてこの値も変更してください。
この指定で対象となるジョブは,キューイング中(時間待ち,保留中を含む)および実行中のジョブです。終了したジョブ,イベントジョブ,判定ジョブは対象外です。
- 形式
-
"AlartContentJob"=dword:システム内の警告ジョブ数
- 指定できる値
-
16進数で1〜14000(10進数で1〜81,920)
- デフォルト値
-
-
スケジューラーサービス用ジョブ実行制御マネージャーの場合
dword:000012C0(10進数で4,800)
-
サブミットジョブ用および互換用ISAM構成のジョブ実行制御マネージャーの場合
dword:00000640(10進数で1,600)
-
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(14) ReceiveFileSizeStatus
ファイル受信サイズが上限値に達したときの動作を指定します。
詳細については,「6.2.7 ファイル受信制限をするための設定」(Windowsの場合)または「15.2.7 ファイル受信制限をするための設定」(UNIXの場合)を参照してください。
- 形式
-
"ReceiveFileSizeStatus"=dword:ファイルサイズが上限値に達したときの動作
- 指定できる値
-
- 0
-
ファイル受信サイズの上限値をチェックし,上限値に達した場合は次のメッセージを出力しますが,すべてのファイルデータを受信します。ファイル受信サイズが上限値を超えてもジョブの状態は変更しないで,エージェントホストでのジョブの終了状態を引き継ぎます。
-
結果ファイルの場合
メッセージKAVU2260-I
メッセージKAVU4294-I
-
転送ファイルの場合
メッセージKAVU2243-I
-
- 1
-
ファイル受信サイズの上限値をチェックし,上限値に達した場合はファイルの受信処理を中止して,ジョブの状態を変更します。
結果ファイルは,ファイルサイズの上限値(環境設定パラメーターLimitReceiveFileSize)まで受信し,上限値を超えたデータを破棄して,終了状態を「異常検出終了」にします。転送ファイルはすべてのファイルデータを受信しないで,終了状態を「起動失敗」にします。終了コードと状態については,「6.2.7(3) ファイル受信サイズが上限値を超えた場合の動作」(Windowsの場合)または「15.2.7(3) ファイル受信サイズが上限値を超えた場合の動作」(UNIXの場合)を参照してください。
上限値に達した場合は次のメッセージを出力します。
-
結果ファイルの場合
メッセージKAVU4296-E
-
転送ファイルの場合
メッセージKAVU2244-E
-
- 2
-
ファイル受信サイズの上限値をチェックし,上限値に達した場合はファイルの受信処理を中止して,ジョブの状態を変更します。
結果ファイルは,ファイルサイズの上限値(環境設定パラメーターLimitReceiveFileSize)まで受信し,上限値を超えたデータを破棄して,終了状態を「警告検出終了」にします。ただし,エージェントホストでのジョブの状態が「異常検出終了」だった場合はその状態を引き継ぎます。転送ファイルはすべてのファイルデータを受信しないで,終了状態を「起動失敗」にします。終了コードと状態については,「6.2.7(3) ファイル受信サイズが上限値を超えた場合の動作」(Windowsの場合)または「15.2.7(3) ファイル受信サイズが上限値を超えた場合の動作」(UNIXの場合)を参照してください。
上限値に達した場合は次のメッセージを出力します。
-
結果ファイルの場合
メッセージKAVU4295-W
-
転送ファイルの場合
メッセージKAVU2244-E
-
- 3
-
ファイル受信サイズの上限値をチェックし,上限値に達した場合はファイルの受信処理を中止します。
結果ファイルは,ファイルサイズの上限値(環境設定パラメーターLimitReceiveFileSize)まで受信し,上限値を超えたデータを破棄します。転送ファイルはすべてのファイルデータを破棄します。ジョブの終了状態は,エージェントホストでの終了状態を引き継ぎます。終了コードと状態については,「6.2.7(3) ファイル受信サイズが上限値を超えた場合の動作」(Windowsの場合)または「15.2.7(3) ファイル受信サイズが上限値を超えた場合の動作」(UNIXの場合)を参照してください。
上限値に達した場合は次のメッセージを出力します。
-
結果ファイルの場合
メッセージKAVU4294-I
-
転送ファイルの場合
メッセージKAVU2243-I
この指定をした場合,制限を超えてもジョブは「正常終了」になります。しかし,ファイルが完全に作成された状態ではないため,後続ジョブなどでファイルを参照する場合は,不完全なファイルでも問題ないことを確認して使用してください。
-
- デフォルト値
-
dword:00000000(10進数で0)
JP1/AJS3の新規インストール時に「dword:00000003」(10進数で3)が設定されます。
- 推奨値
-
dword:00000003(10進数で3)
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(15) LimitReceiveFileSize
ファイル受信サイズの上限値を指定します。
ジョブ実行時に使用する転送ファイルや結果ファイルのサイズが運用上の見積もり値を超えたときに,マネージャーホスト側で受信するファイルのサイズを制限します。運用に合わせて5メガバイト程度で上限値を設定することを推奨します。
この設定は,一回に送信する転送ファイルが複数ある場合,それらのファイルサイズを合計した値に対して上限値をチェックします。結果ファイルの場合は,標準出力ファイルと標準エラー出力ファイルのサイズを合計した値でチェックします。
なお,上限値に対して±数百バイト程度の範囲で誤差が生じることがあります。
ファイルサイズの見積もり方法を次に示します(単位:バイト)。
ファイル数 Σ(ファイル名長+ファイルサイズ+(12*ファイル行数)+100)
詳細については,「6.2.7 ファイル受信制限をするための設定」(Windowsの場合)または「15.2.7 ファイル受信制限をするための設定」(UNIXの場合)を参照してください。
- 形式
-
"LimitReceiveFileSize"=dword:ファイルサイズの上限値
- 指定できる値
-
16進数で80000〜40000000(10進数で524,288〜1,073,741,824)(単位:バイト)
- デフォルト値
-
dword:00500000(10進数で5,242,880)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
-
この設定は8000単位(10進数で32,768)で切り上げて設定されます。例えば,80001(10進数で524,289)を指定した場合,有効になる値は88000(10進数で557,056)です。
-
アクションジョブについては,JP1/AJS3が出力する情報としては指定できる範囲の下限値(524,288バイト)を超えて出力されません。ただし,UNIX上で実行したときに,システムやジョブ実行OSユーザーのログインスクリプトで標準エラー出力を出力した場合は,下限値を超えることがあります。
-
(16) ReceiveFileOption
ジョブの結果ファイルの二重受信防止を行うかどうかを指定します。
詳細については,「6.2.6 ジョブの結果ファイルの二重受信防止の設定」(Windowsの場合)または「15.2.6 ジョブの結果ファイルの二重受信防止の設定」(UNIXの場合)を参照してください。
- 形式
-
"ReceiveFileOption"=dword:ジョブの結果ファイルの二重受信防止定義
- 指定できる値
-
- 0
-
ジョブの結果ファイルの二重受信を防止しません。
- 1
-
ジョブの結果ファイルの二重受信を防止します。
- デフォルト値
-
dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(17) QueuingJobRecoveryTime
キューイング中のジョブに対するエージェントの障害回復待ち時間を指定します。
詳細については,「6.2.12 エージェントの障害回復待ち時間を短縮する設定方法」(Windowsの場合)または「15.2.12 エージェントの障害回復待ち時間を短縮する設定方法」(UNIXの場合)を参照してください。
- 形式
-
"QueuingJobRecoveryTime"=dword:キューイング中のジョブに対するエージェントの障害回復待ち時間
- 指定できる値
-
16進数で0000001E〜00000E10(10進数で30〜3,600)(単位:秒)
ジョブが実行されていない時間帯は,ジョブの異常を数十秒の間隔で監視しているため,ジョブの異常検知が数十秒遅れる場合があります。
- デフォルト値
-
dword:00000258(10進数で600:10分)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
ジョブ配信遅延の軽減機能を使用する場合,この環境設定パラメーターには,エージェント監視の環境設定パラメーターAGMERRAGTSTATRESETTIMEの指定値より小さい値を設定してください。
次に示す通信制御の環境設定パラメーターをデフォルト値で運用している場合は,環境設定パラメーターAGMERRAGTSTATRESETTIMEの指定値より300秒以上小さい値を設定してください。デフォルト値から変更している場合は,見積もり式で求めた値より小さい値を設定してください。
- 通信制御の環境設定パラメーター※
-
-
"ClientConnectTimeout"=dword:通信接続タイムアウト
-
"ClientRetryInterval"=dword:通信接続リトライ間隔
-
"ClientRetryCount"=dword:通信接続リトライ回数
-
- 環境設定パラメーターQueuingJobRecoveryTimeの見積もり式
a - b * (c + d) - 300
a:環境設定パラメーターAGMERRAGTSTATRESETTIMEの設定値
b:環境設定パラメーターClientRetryCountの設定値(通信接続タイムアウト)
c:環境設定パラメーターClientConnectTimeoutの設定値(通信接続リトライ間隔)
d:環境設定パラメーターClientRetryIntervalの設定値(通信接続リトライ回数)
- 注※
-
次の定義キーの環境設定パラメーターを変更していた場合に見積もりが必要です。なお,{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定します。
-
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJS2\HOST\NETWORK]
-
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJS2\HOST\NETWORK\QUEUEMANAGER]
-
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJSMANAGER\スケジューラーサービス名\NETWORK\QUEUEMANAGER]
-
(18) ExecutingJobRecoveryTime
実行中のジョブに対するエージェントの障害回復待ち時間を指定します。
詳細については,「6.2.12 エージェントの障害回復待ち時間を短縮する設定方法」(Windowsの場合)または「15.2.12 エージェントの障害回復待ち時間を短縮する設定方法」(UNIXの場合)を参照してください。
- 形式
-
"ExecutingJobRecoveryTime"=dword:実行中のジョブに対するエージェントの障害回復待ち時間
- 指定できる値
-
16進数で0000001E〜00000E10(10進数で30〜3,600)(単位:秒)
- デフォルト値
-
dword:00000258(10進数で600:10分)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
デフォルトの動作では,ジョブの異常検知までに実行中のジョブの状態確認を最大で3回実行します。また,実行中のジョブに対するエージェントの障害回復待ち時間をエージェント監視インターバル未満に設定した場合は,実行中のジョブの状態確認を実行する前に障害回復待ち時間に到達するため,実行中のジョブの状態確認を最大で2回実行します。障害検知までの合計時間の内訳は次のようになります。
障害検知までの合計時間 ≒ (エージェント監視インターバル * 1回) + (通信時間 * 2回) + 障害発生時間から最初の状態確認までの時間
また,エージェント監視インターバル,TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔,リトライ回数を短く変更すると,障害検知までの合計時間はさらに短くなります。
エージェント監視インターバルの設定については,「(28) ObserveInterval」を参照してください。
TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔,およびリトライ回数の設定の詳細については,「6.2.8 TCP/IP通信接続エラーの接続タイムアウト時間・リトライ間隔・回数の変更」(Windowsの場合)または「15.2.8 TCP/IP通信接続エラーの接続タイムアウト時間・リトライ間隔・回数の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
エージェント監視インターバルを使用したポーリングはエージェントホストごとに行います。したがって,エージェント監視インターバルの設定値を短くしてポーリング回数が増えるとエージェントホスト数に比例して通信回数が増えるため,設定を変更する場合は十分に注意してください。また,TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔,リトライ回数を変更する際にも注意事項を十分に確認してください。
(19) MaximumExecJobLogOption
ジョブ実行多重度到達を確認するメッセージを出力するかどうかを指定します。
詳細については,「6.2.13 ジョブ実行多重度到達を確認するメッセージを出力する設定」(Windowsの場合)または「15.2.13 ジョブ実行多重度到達を確認するメッセージを出力する設定」(UNIXの場合)を参照してください。
- 形式
-
"MaximumExecJobLogOption"=dword:ジョブ実行多重度到達を確認するメッセージを出力する設定
- 指定できる値
-
- 0
-
ジョブ実行多重度到達を確認するメッセージを出力しません。
- 1
-
ジョブ実行多重度到達を確認するメッセージを出力します。
- デフォルト値
-
dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(20) MaximumExecJobLogInterval
ジョブ実行多重度到達を確認するメッセージを出力する間隔を指定します。
最初にメッセージKAVU4310-Iを出力したあと,この設定値の間隔(デフォルト10分)の間は,ジョブのキューイング状態が続いてもメッセージKAVU4310-Iは出力されません。この設定値に指定した時間を過ぎてもジョブのキューイング状態が続いている場合は,再度メッセージKAVU4310-Iがこの設定値の間隔で出力されます。
詳細については,「6.2.13 ジョブ実行多重度到達を確認するメッセージを出力する設定」(Windowsの場合)または「15.2.13 ジョブ実行多重度到達を確認するメッセージを出力する設定」(UNIXの場合)を参照してください。
- 形式
-
"MaximumExecJobLogInterval"=dword:ジョブ実行多重度到達を確認するメッセージを出力する間隔
- 指定できる値
-
16進数で0000003C〜00015180(10進数で60〜86,400)(単位:秒)
- デフォルト値
-
dword:00000258(10進数で600:10分)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(21) PreventChangeJobOrder
サブミットジョブの実行順序の入れ替わりを防止するかを指定します。
詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 7.1.11 サブミットジョブの実行順序の入れ替わりを防止する設定」を参照してください。
- 形式
-
"PreventChangeJobOrder"=dword:サブミットジョブの実行順序の入れ替わりを防止する設定
- 指定できる値
-
- 0
-
サブミットジョブの実行順序の入れ替わりを防止しません。
- 1
-
サブミットジョブの実行順序の入れ替わりを防止します。
- デフォルト値
-
dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
サブミットジョブの実行順序の入れ替わりを防止するために環境設定パラメーターPreventChangeJobOrderに「1」を設定した場合に,ジョブを配信する処理が変更されますが,次の設定が行われていないと実行順序の入れ替わりを防止できません。
-
ジョブをサブミットしたキューに接続されているエージェント数は一つである。
-
エージェントのジョブ実行多重度が1に設定されている。
また,ジョブの実行順序を制御するために,ジョブ実行性能が数パーセントほど低下するおそれがあります。
-
(22) EnumJobSaveMemory
ジョブ情報列挙時にジョブ実行制御マネージャーのメモリー消費量を少なくするかを指定します。
詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 7.1.12 ジョブ情報列挙時にジョブ実行制御マネージャー(jpqman)のメモリー消費量を少なくする設定」を参照してください。
- 形式
-
"EnumJobSaveMemory"=dword:ジョブ情報列挙時にジョブ実行制御マネージャーのメモリー消費量を少なくする設定
- 指定できる値
-
- 0
-
ジョブ情報列挙時に,ジョブ実行制御マネージャーが列挙数に応じてメモリーを消費する場合に指定します。
- 1
-
ジョブ情報列挙時に,ジョブ実行制御マネージャーのメモリー消費量を少なくする場合に指定します。
- デフォルト値
-
dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
ジョブ情報列挙時のメモリー消費量の見積もりは,次のとおりです。
-
「0」を設定した場合
メモリー消費量は,ジョブ1件当たり最大で約100キロバイトです。
-
「1」を設定した場合
メモリー消費量は,ジョブの列挙数に関係なく,最大で約60メガバイトです。
-
(23) ExecutingJobChangeStatus
通信障害時に実行中のジョブをすべて終了状態にするかを16進数で指定します。
定義内容の詳細については,「6.2.20 通信障害時に実行中のジョブをすべて終了状態にする設定方法」(Windowsの場合)または「15.2.19 通信障害時に実行中のジョブをすべて終了状態にする設定方法」(UNIXの場合)を参照してください。
- 形式
-
"ExecutingJobChangeStatus"=dword:通信障害時に実行中のジョブをすべて終了状態にする設定
- 指定できる値
-
- 0
-
実行中のジョブのポーリング監視で通信障害が発生した場合に,ジョブの状態を1件ずつ終了状態にする場合に指定します。
- 1
-
実行中のジョブのポーリング監視で通信障害が発生した場合に,同じキューで実行中のジョブのうち,同じ実行先エージェントのジョブをすべて終了状態にする場合に指定します。
- デフォルト値
-
dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(24) ConnectTimeout(ジョブ実行制御マネージャー用)
ジョブ実行制御マネージャープロセスからジョブ実行制御状態通知プロセスへのTCP/IP通信の接続タイムアウト値を指定します。
定義内容の詳細については,「6.2.8 TCP/IP通信接続エラーの接続タイムアウト時間・リトライ間隔・回数の変更」(Windowsの場合)または「15.2.8 TCP/IP通信接続エラーの接続タイムアウト時間・リトライ間隔・回数の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
- 形式
-
"ConnectTimeout"=dword:ジョブ実行制御マネージャーのTCP/IP通信接続タイムアウト値の定義
- 指定できる値
-
16進数で00002710〜000927C0(10進数で10,000〜600,000)(単位:ミリ秒)
- デフォルト値
-
dword:00015F90(10進数で90,000:90秒)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
-
接続タイムアウトの値を小さくすると,接続が完了する前にタイムアウトとなり,TCP/IP通信の接続エラーが発生することがあります。
-
OSの接続タイムアウト仕様とその設定によって,この環境設定パラメーターに設定した値より前に接続タイムアウトが発生することがあります。
-
この環境設定パラメーターは,マネージャーホストからエージェントホストへのTCP/IP通信では使用しません。マネージャーホストからエージェントホストへのジョブの配信,ジョブの強制終了,ジョブの状態確認,およびエージェントホストの状態確認で使用する環境設定パラメーターの定義内容の詳細については,「20.8 通信制御の環境設定」を参照してください。
-
(25) CommunicateRetryCount(ジョブ実行制御マネージャー用)
ジョブ実行制御マネージャープロセスからジョブ実行制御状態通知プロセスへのTCP/IP通信の接続エラーのリトライ回数を指定します。
定義内容の詳細については,「6.2.8 TCP/IP通信接続エラーの接続タイムアウト時間・リトライ間隔・回数の変更」(Windowsの場合)または「15.2.8 TCP/IP通信接続エラーの接続タイムアウト時間・リトライ間隔・回数の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
- 形式
-
"CommunicateRetryCount"=dword:ジョブ実行制御マネージャーのTCP/IP通信接続エラーのリトライ回数の定義
- 指定できる値
-
16進数で00000000〜00000064(10進数で0〜100)
- デフォルト値
-
dword:00000002(10進数で2)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
-
リトライ回数の値を大きくし過ぎると,通信障害が回避できなくなり,TCP/IP通信の接続エラーが頻繁に発生することがあるため注意してください。
-
この環境設定パラメーターは,マネージャーホストからエージェントホストへのTCP/IP通信では使用しません。マネージャーホストからエージェントホストへのジョブの配信,ジョブの強制終了,ジョブの状態確認,およびエージェントホストの状態確認で使用する環境設定パラメーターの定義内容の詳細については,「20.8 通信制御の環境設定」を参照してください。
-
(26) CommunicateRetryInterval(ジョブ実行制御マネージャー用)
ジョブ実行制御マネージャープロセスからジョブ実行制御状態通知プロセスへのTCP/IP通信の接続エラーのリトライ間隔を指定します。
定義内容の詳細については,「6.2.8 TCP/IP通信接続エラーの接続タイムアウト時間・リトライ間隔・回数の変更」(Windowsの場合)または「15.2.8 TCP/IP通信接続エラーの接続タイムアウト時間・リトライ間隔・回数の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
- 形式
-
"CommunicateRetryInterval"=dword:ジョブ実行制御マネージャーのTCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔の定義
- 指定できる値
-
16進数で00000001〜0000012C(10進数で1〜300)(単位:秒)
- デフォルト値
-
dword:00000014(10進数で20)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
-
リトライ間隔の値を小さくし過ぎると,通信のリトライ間隔が短くなるため通信障害が回避できなくなり,TCP/IP通信の接続エラーが頻繁に発生することがあるため注意してください。
-
この環境設定パラメーターは,マネージャーホストからエージェントホストへのTCP/IP通信では使用しません。マネージャーホストからエージェントホストへのジョブの配信,ジョブの強制終了,ジョブの状態確認,およびエージェントホストの状態確認で使用する環境設定パラメーターの定義内容の詳細については,「20.8 通信制御の環境設定」を参照してください。
-
(27) MaximumAgent
定義をしているJP1/AJS3 - Managerから,ジョブを実行するエージェントの最大数を指定します。
マネージャーで定義するエージェントが推奨値で不足する場合,必要に応じてこの値を変更してください。
ここで指定した数を超えてジョブ実行エージェントと接続しようとした場合,接続できなくなります。
- 形式
-
"MaximumAgent"=dword:エージェントの最大定義数
- 指定できる値
-
16進数で1〜400(10進数で1〜1,024)
- デフォルト値
-
dword:00000032(10進数で50)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(28) ObserveInterval
ジョブ実行先のエージェントを監視する間隔を指定します。
エージェントの障害を監視する時間を調整した場合,必要に応じてこの値を変更してください。
- 形式
-
"ObserveInterval"=dword:エージェント監視インターバル
- 指定できる値
-
16進数で3C〜15180(10進数で60〜86,400)(単位:秒)
- デフォルト値
-
dword:0000012C(10進数で300)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(29) AutoCreate
エージェント自動定義機能を有効にするかどうかを指定します。
この設定は,ジョブネットに定義されたキューレスジョブを除くPCジョブ,UNIXジョブ,フレキシブルジョブ※,HTTP接続ジョブ,またはアクションジョブ,もしくはjpqjobsubコマンドに定義されたサブミットジョブに対して有効です。QUEUEジョブ,およびイベントジョブは対象外です。
- 注※
-
フレキシブルジョブの場合,実行エージェントを中継エージェントに読み替えてください。
ジョブの実行に失敗しても,実行エージェントまたはエージェントは作成されたままとなります。いったん作成された実行エージェントまたはエージェントは,JP1/AJS3再起動後も有効です。
-
作成される実行エージェントについて
作成される実行エージェントの属性は次のとおりです。
-
実行ホスト名:実行エージェント名と同じ
-
ジョブの実行多重度:24時間,実行多重度は5
-
受付配信制限の状態:有効
-
説明文:なし
実行エージェントの属性は,ajsagtaltコマンドで変更できます。ajsagtaltコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 3. 通常の運用で使用するコマンド ajsagtalt」を参照してください。
-
-
作成されるエージェントについて
作成されるエージェントの属性は次のとおりです。
-
ジョブの実行多重度:24時間,実行多重度は5
作成されるエージェントのデフォルトキューの属性は次のとおりです。
-
最大ジョブ数:100
-
最大警告数:80
-
キュー受付口状態:open
-
キュー取出口状態:open
-
接続エージェント:自エージェントホスト
-
エージェントの優先順位:1
エージェントおよびデフォルトキューの属性は,jpqagtalt,jpqquealt,jpqqueopen,jpqqueclose,jpqagtlink,およびjpqagtunlinkコマンドで変更できます。コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 4. 特別な運用で使用するコマンド」を参照してください。
-
なお,自動定義機能で作成される実行エージェントまたはエージェントの属性は,あらかじめ共通定義情報でカスタマイズできます。詳細については,「6.2.3 エージェント自動定義機能で作成される実行エージェントまたはエージェントの属性値をカスタマイズする設定」(Windowsの場合)または「15.2.3 エージェント自動定義機能で作成される実行エージェントまたはエージェントの属性値をカスタマイズする設定」(UNIXの場合)を参照してください。
この設定をすると,エージェント自動定義機能を使用して作成されるすべての実行エージェントまたはエージェントの属性値に対して有効になります。
- 形式
-
"AutoCreate"=dword:エージェント自動定義の制御フラグ
- 指定できる値
-
- 0
-
実行エージェントまたはエージェントを自動定義しません。
- 1
-
実行エージェントまたはエージェントを自動定義します。
「1」を指定した場合,このパラメーターを指定したジョブ実行制御マネージャーが扱うすべてのジョブに対して,エージェントの自動定義機能が有効になります。
- デフォルト値
-
dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
-
なし
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
-
この機能は,既存の実行エージェントまたはエージェント(ジョブ実行環境)に障害が発生したため,緊急に代替の実行エージェントまたはエージェントを作成し,ジョブを実行しなければならなくなった場合など,やむを得ない場合にだけ使用してください。通常の運用では,実行エージェントまたはエージェントはジョブ実行前に作成しておいてください。運用途中で実行エージェントを追加する必要が生じた場合はajsagtaddコマンドを,エージェントを追加する必要が生じた場合はjpqimportコマンドやjpqagtaddコマンド使用して追加してください。
-
エージェント自動定義機能を有効にしてジョブを実行するときは,JP1_JPQ_User権限だけでなく,JP1_JPQ_Admin権限を持つJP1ユーザーでジョブを実行してください。
-
(30) AutoCreateExecJobs
エージェント自動定義時に作成される実行エージェントまたはエージェントのジョブ実行多重度を指定します。
ここで指定した多重度は24時間共通の設定です。実行エージェントの実行多重度を30分単位で設定したい場合は,ajsagtaltコマンドを使用して変更してください。ajsagtaltコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 3. 通常の運用で使用するコマンド ajsagtalt」を参照してください。エージェントの実行多重度を30分単位で設定したい場合は,jpqagtaltコマンドを使用して変更してください。jpqagtaltコマンドの詳細については,「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 4. 特別な運用で使用するコマンド jpqagtalt」を参照してください。
- 形式
-
"AutoCreateExecJobs"=dword:エージェント自動定義時のジョブの実行多重度
- 指定できる値
-
16進数で1〜00000400(10進数で1〜1,024)
- デフォルト値
-
dword:00000005(10進数で5)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(31) AutoCreateMaxJobs
エージェント自動定義時に作成されるデフォルトキューのジョブの最大数を指定します。
- 形式
-
"AutoCreateMaxJobs"=dword:エージェント自動定義時のジョブ数の最大値
- 指定できる値
-
16進数で1〜FFFFFFFF(10進数で1〜4,294,967,295)
- デフォルト値
-
dword:00000064(10進数で100)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(32) AutoCreateWarnJobs
エージェント自動定義時に作成されるデフォルトキューのジョブの警告数を指定します。
- 形式
-
"AutoCreateWarnJobs"=dword:エージェント自動定義時のジョブ数の警告値
- 指定できる値
-
16進数で1〜FFFFFFFF(10進数で1〜4,294,967,295)
- デフォルト値
-
dword:00000050(10進数で80)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(33) AutoCreatePriority
エージェント自動定義時に作成されるデフォルトキューのエージェント優先順位を指定します。
- 形式
-
"AutoCreatePriority"=dword:エージェント自動定義時のエージェント優先順位
- 指定できる値
-
16進数で1〜00000010(10進数で1〜16)
- デフォルト値
-
dword:00000001(10進数で1)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(34) LeastRecentlyUsed
ジョブを配信するエージェントホストの決定方式を指定します。
詳細については,「6.2.9 ジョブを配信するエージェントホストの決定方式の設定」(Windowsの場合)または「15.2.9 ジョブを配信するエージェントホストの決定方式の設定」(UNIXの場合)を参照してください。QUEUEジョブ,サブミットジョブで指定する場合は,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 7.1.7 ジョブを配信するエージェントホストの決定方式の設定」を参照してください。
- 形式
-
"LeastRecentlyUsed"=dword:ジョブを配信するエージェントホストの決定方式
- 指定できる値
-
- 0
-
複数の接続エージェントが同じ優先順位で,さらにエージェント使用率が同じであった場合に,ジョブを最後に配信してからの未使用時間に関係なく,ジョブを配信します。
- 1
-
複数の接続エージェントが同じ優先順位で,さらにエージェント使用率が同じであった場合に,ジョブを最後に配信してから最も未使用時間が長いエージェントホストにジョブを配信します。
- デフォルト値
-
dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(35) MaximumResource
ジョブの同時実行を抑止するために使用する排他実行リソースの最大数を指定します。
JP1/AJS3サービス起動時に,ここで設定した値分の排他実行リソース情報領域がメモリーに確保されます。
なお,この指定で対象となるジョブにイベントジョブは含まれません。
排他実行リソースは,ジョブネットに定義したジョブでは使用できません。一方,jpqjobsubコマンドに定義したサブミットジョブでは使用できます。
コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 4. 特別な運用で使用するコマンド」を参照してください。
jpqresaddコマンドで追加できる排他実行リソースの最大定義数で不足する場合,必要に応じてこの値を変更してください。
- 形式
-
"MaximumResource"=dword:排他実行リソースの最大定義数
- 指定できる値
-
16進数で1〜2000(10進数で1〜8,192)
- デフォルト値
-
dword:00000032(10進数で50)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(36) WorkPath(エージェントプロセス用)
エージェントプロセス実行時のワークディレクトリ名です。このホストでジョブを実行する場合のワークディレクトリの名称をフルパスで指定します。
デフォルトで設定されているディレクトリがあるディスク容量に,空きがない場合,ディスク容量に空きがあるディレクトリを指定してください。
- 形式
-
"WorkPath"="エージェントプロセス実行時のワークディレクトリ名"
- 指定できる値
-
180バイト以内の文字列
- デフォルト値
-
- Windowsで,インストール先フォルダがデフォルトまたはシステムで保護されたフォルダ配下の場合
-
-
物理ホストのとき
%ALLUSERSPROFILE%\Hitachi\JP1\JP1_DEFAULT\JP1AJS2\tmp
「%ALLUSERSPROFILE%」のデフォルトは「システムドライブ\ProgramData」です。
「システムで保護されたフォルダ」とは,次のパスを指します。
・「システムドライブ\Windows」配下
・「システムドライブ\Program Files」配下
・「システムドライブ\Program Files (x86)」配下
-
論理ホストのとき
共有フォルダ\jp1ajs2\tmp
-
- Windowsで,インストール先フォルダが上記以外の場合
-
-
物理ホストのとき
JP1/AJS3 - Manager:JP1/AJS3 - Managerのインストール先フォルダ\tmp
JP1/AJS3 - Agent:JP1/AJS3 - Agentのインストール先フォルダ\tmp
-
論理ホストのとき
共有フォルダ\jp1ajs2\tmp
-
- UNIXの場合
-
-
物理ホストのとき
/var/opt/jp1ajs2/tmp
-
論理ホストのとき
共有ディレクトリ/jp1ajs2/tmp
-
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(37) IsHA(エージェントプロセス用)
ジョブ実行制御エージェントプロセスのクラスタ環境設定の定義を指定します。このパラメーターは,クラスタ運用をやめる場合だけ設定してください。
- 形式
-
"IsHA"=dword:エージェントプロセスのクラスタ環境設定の定義
- 指定できる値
-
- 0
-
クラスタ運用しない場合に指定します。
- 1
-
クラスタシステム運用時のセットアップを実行すると,物理ホストおよび論理ホストのパラメーターにこの値が自動的に設定されます。
- デフォルト値
-
dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
-
なし
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(38) IsExecFindExecutable
ジョブの実行ファイルをショートファイル名に変換しないでロングファイル名で実行するかどうかを指定します。
詳細については,「6.2.15 ジョブをロングファイル名で実行するための設定」を参照してください。
- 形式
-
"IsExecFindExecutable"=dword:ジョブをロングファイル名で実行するための定義
- 指定できる値
-
- 0
-
変換してショートファイル名で実行します。
- 1
-
変換しないでロングファイル名で実行します。
- デフォルト値
-
dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
-
ユーザー環境に依存します。
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(39) LoadUserProfile
ジョブを実行するOSユーザーのユーザープロファイル情報をジョブ実行時に読み込むかどうかを指定します。
詳細については,「6.2.16 ユーザープロファイルを必要とするジョブを実行するための設定」を参照してください。
- 形式
-
"LoadUserProfile"=dword:ユーザープロファイルを読み込むかどうかの定義
- 指定できる値
-
- 0
-
ユーザープロファイルを読み込みません。
- 1
-
ユーザープロファイルを読み込みます。
このパラメーターに「1」を設定した場合は,環境設定パラメーターIsAccessTokenCacheには「1」,または「2」を設定してください。
- デフォルト値
-
dword:00000000(10進数で0)
JP1/AJS3の新規インストール時に「dword:00000001」(10進数で1)が設定されます。
- 推奨値
-
dword:00000001(10進数で1)
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(40) IsAccessTokenCache
ジョブ実行時にアクセストークンを再利用するかどうかを指定します。
環境設定パラメーターLoadUserProfileに「1」を設定し,ユーザープロファイル情報を読み込む場合は,この値に「1」,または「2」を設定してください。
詳細については,「6.2.17 ジョブ実行時にアクセストークンを再利用するための設定」を参照してください。
- 形式
-
"IsAccessTokenCache"=dword:ジョブ実行時にアクセストークンを再利用するための設定
- 指定できる値
-
- 0
-
ジョブを実行するごとにアクセストークンを取得し,実行終了後に解放します。
この設定の場合,ジョブを実行するごとにデスクトップヒープ領域を確保して使用し,ジョブ実行終了後にデスクトップヒープ領域を解放します。
- 1
-
ジョブ実行時に「ユーザー名」,「ドメイン名」,「パスワード」が同一のアクセストークンが保存されている場合,アクセストークンを再利用してジョブを実行します。
この設定の場合,ジョブを実行するすべてのOSユーザーでデスクトップヒープ領域を共有して使用し,JP1/AJS3サービス停止時にデスクトップヒープ領域を解放します。
- 2
-
ジョブ実行時に「ユーザー名」,「ドメイン名」,「パスワード」が同一のアクセストークンが保存されている場合,アクセストークンを再利用してジョブを実行します。
この設定の場合,ジョブを実行するOSユーザーごとにデスクトップヒープ領域を確保して使用し,JP1/AJS3サービス停止時にデスクトップヒープ領域を解放します。
なお,どの設定でも,JP1/AJS3サービスを起動したユーザーと同一のOSユーザーでジョブを実行した場合は,JP1/AJS3サービス起動時に確保したデスクトップヒープ領域を共有して使用します。
- デフォルト値
-
dword:00000000(10進数で0)
JP1/AJS3の新規インストール時に「dword:00000002」(10進数で2)が設定されます。
- 推奨値
-
dword:00000002(10進数で2)
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(41) ENABLE_LONG_EXT(ジョブ用)
ジョブの実行先サービスに[標準]を指定している場合に,拡張子が4バイト以上の実行ファイルを,該当する拡張子に関連づけられたアプリケーションでジョブを実行するかどうかを指定します。
詳細については,「6.2.18 拡張子が4バイト以上の実行ファイルのジョブを実行するための設定」を参照してください。
- 形式
-
"ENABLE_LONG_EXT"=dword:設定値
- 指定できる値
-
- 0
-
実行ファイルの拡張子が4バイト以上でも,拡張子の先頭から3バイトまでの文字列に関連づけられたアプリケーションでジョブを実行します。
先頭から3バイトまでの文字列に関連づけられたアプリケーションがない場合,ジョブは起動失敗になります。
- 1
-
実行ファイルの拡張子が4バイト以上の場合,該当する拡張子に関連づけられたアプリケーションでジョブを実行します。
なお,ジョブの実行先サービスに[標準]を指定している場合で,拡張子が4バイト以上の実行ファイルを実行するときは,ロングファイル名のまま実行されます。
- デフォルト値
-
dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
-
ユーザー環境に依存します。
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(42) IsLimitCoreSize
JP1/AJS3から実行するジョブのプロセスごとのコアファイルサイズを制限するかどうかを指定します。
- 形式
-
"IsLimitCoreSize"=dword:プロセスごとの最大コアファイルサイズの制限フラグ
- 指定できる値
-
- 0
-
ジョブのプロセスごとのコアファイルサイズを制限しません。
- 1
-
ジョブのプロセスごとのコアファイルサイズを制限します。
- デフォルト値
-
dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(43) LimitCoreSize
JP1/AJS3から実行するジョブのプロセスごとの最大コアファイルサイズを指定します。
このパラメーターで指定した値は,最大コアファイルサイズの制限として環境設定パラメーターIsLimitCoreSizeに「1」を指定した場合に有効になります。
- 形式
-
"LimitCoreSize"=dword:プロセスごとの最大コアファイルサイズ
- 指定できる値
-
16進数で0〜7FFFFFFF(10進数で0〜2,147,483,647)
- デフォルト値
-
dword:7FFFFFFF(10進数で2,147,483,647)
- 推奨値
-
ユーザー環境に依存します。
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
0〜7FFFFFFFという指定範囲は,論理上の指定範囲です。実際の指定範囲は,OSのシステムコールsetrlimit()の設定範囲に依存します。
「dword:7FFFFFFF」を指定した場合,システムに設定されている上限値が上限になります。
また,「dword:7FFFFFFF」より小さくても,その値がシステムの上限値よりも大きい場合は,システムの上限値が上限になります。
設定に失敗した場合はメッセージが出力され,制限値は変更されません。
(44) IsLimitDataSize
JP1/AJS3から実行するジョブのプロセスごとのデータセグメントサイズを制限するかどうかを指定します。
- 形式
-
"IsLimitDataSize"=dword:プロセスごとの最大データセグメントサイズの制限フラグ
- 指定できる値
-
- 0
-
ジョブのプロセスごとのデータセグメントサイズを制限しません。
- 1
-
ジョブのプロセスごとのデータセグメントサイズを制限します。
- デフォルト値
-
dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(45) LimitDataSize
JP1/AJS3から実行するジョブのプロセスごとの,最大データセグメントサイズを指定します。
このパラメーターで指定した値は,最大データセグメントサイズの制限として環境設定パラメーターIsLimitDataSizeに「1」を指定した場合に有効になります。
- 形式
-
"LimitDataSize"=dword:プロセスごとの最大データセグメントサイズ
- 指定できる値
-
16進数で0〜7FFFFFFF(10進数で0〜2,147,483,647)
- デフォルト値
-
dword:7FFFFFFF(10進数で2,147,483,647)
- 推奨値
-
ユーザー環境に依存します。
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
0〜7FFFFFFFという指定範囲は,論理上の指定範囲です。実際の指定範囲は,OSのシステムコールsetrlimit()の設定範囲に依存します。
「dword:7FFFFFFF」を指定した場合,システムに設定されている上限値が上限になります。
また,「dword:7FFFFFFF」より小さくても,その値がシステムの上限値よりも大きい場合は,システムの上限値が上限になります。
設定に失敗した場合はメッセージが出力され,制限値は変更されません。
(46) IsLimitFileSize
JP1/AJS3から実行するジョブのプロセスごとのパーマネントファイルサイズを制限するかどうかを指定します。
- 形式
-
"IsLimitFileSize"=dword:プロセスごとの最大パーマネントファイルサイズの制限フラグ
- 指定できる値
-
- 0
-
ジョブのプロセスごとのパーマネントファイルサイズを制限しません。
- 1
-
ジョブのプロセスごとのパーマネントファイルサイズを制限します。
- デフォルト値
-
dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(47) LimitFileSize
JP1/AJS3から実行するジョブのプロセスごとの最大パーマネントファイルサイズを指定します。
このパラメーターで指定した値は,最大パーマネントファイルサイズの制限として環境設定パラメーターIsLimitFileSizeに「1」を指定した場合に有効になります。
- 形式
-
"LimitFileSize"=dword:プロセスごとの最大パーマネントファイルサイズ
- 指定できる値
-
16進数で0〜7FFFFFFF(10進数で0〜2,147,483,647)
- デフォルト値
-
dword:7FFFFFFF(10進数で2,147,483,647)
- 推奨値
-
ユーザー環境に依存します。
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
0〜7FFFFFFFという指定範囲は,論理上の指定範囲です。実際の指定範囲は,OSのシステムコールsetrlimit()の設定範囲に依存します。
「dword:7FFFFFFF」を指定した場合,システムに設定されている上限値が上限になります。
また,「dword:7FFFFFFF」より小さくても,その値がシステムの上限値よりも大きい場合は,システムの上限値が上限になります。
設定に失敗した場合はメッセージが出力され,制限値は変更されません。
(48) IsLimitMemorySize
JP1/AJS3から実行するジョブのプロセスごとのメモリーサイズ(物理メモリーとスワップとの合計サイズ)を制限するかどうかを指定します。
- 形式
-
"IsLimitMemorySize"=dword:プロセスごとの最大メモリーサイズの制限フラグ
- 指定できる値
-
- 0
-
ジョブのプロセスごとのメモリーサイズを制限しません。
- 1
-
ジョブのプロセスごとのメモリーサイズを制限します。
- デフォルト値
-
dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(49) LimitMemorySize
JP1/AJS3から実行するジョブのプロセスごとの最大メモリーサイズ(物理メモリーとスワップとの合計サイズ)を指定します。
このパラメーターで指定した値は,最大メモリーサイズの制限として環境設定パラメーターIsLimitMemorySizeに「1」を指定した場合に有効になります。
- 形式
-
"LimitMemorySize"=dword:プロセスごとの最大メモリーサイズ
- 指定できる値
-
16進数で0〜7FFFFFFF(10進数で0〜2,147,483,647)
- デフォルト値
-
dword:7FFFFFFF(10進数で2,147,483,647)
- 推奨値
-
ユーザー環境に依存します。
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
0〜7FFFFFFFという指定範囲は,論理上の指定範囲です。実際の指定範囲は,OSのシステムコールsetrlimit()の設定範囲に依存します。
「dword:7FFFFFFF」を指定した場合,システムに設定されている上限値が上限になります。
また,「dword:7FFFFFFF」より小さくても,その値がシステムの上限値よりも大きい場合は,システムの上限値が上限になります。
設定に失敗した場合はメッセージが出力され,制限値は変更されません。
(50) IsLimitStackSize
JP1/AJS3から実行するジョブのプロセスごとのスタックセグメントサイズを制限するかどうかを指定します。
- 形式
-
"IsLimitStackSize"=dword:プロセスごとの最大スタックセグメントサイズの制限フラグ
- 指定できる値
-
- 0
-
ジョブのプロセスごとのスタックセグメントサイズを制限しません。
- 1
-
ジョブのプロセスごとのスタックセグメントサイズを制限します。
- デフォルト値
-
dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(51) LimitStackSize
JP1/AJS3から実行するジョブのプロセスごとの最大スタックセグメントサイズを指定します。
このパラメーターで指定した値は,最大スタックセグメントサイズの制限として環境設定パラメーターIsLimitStackSizeに「1」を指定した場合に有効になります。
- 形式
-
"LimitStackSize"=dword:プロセスごとの最大スタックセグメントサイズ
- 指定できる値
-
16進数で0〜7FFFFFFF(10進数で0〜2,147,483,647)
- デフォルト値
-
dword:7FFFFFFF(10進数で2,147,483,647)
- 推奨値
-
ユーザー環境に依存します。
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
0〜7FFFFFFFという指定範囲は,論理上の指定範囲です。実際の指定範囲は,OSのシステムコールsetrlimit()の設定範囲に依存します。
「dword:7FFFFFFF」を指定した場合,システムに設定されている上限値が上限になります。
また,「dword:7FFFFFFF」より小さくても,その値がシステムの上限値よりも大きい場合は,システムの上限値が上限になります。
設定に失敗した場合はメッセージが出力され,制限値は変更されません。
(52) IsLimitCpuTime
JP1/AJS3から実行するジョブのプロセスごとのCPU時間を制限するかどうかを指定します。
- 形式
-
"IsLimitCpuTime"=dword:プロセスごとの最大CPU時間の制限フラグ
- 指定できる値
-
- 0
-
ジョブのプロセスごとのCPU時間を制限しません。
- 1
-
ジョブのプロセスごとのCPU時間を制限します。
- デフォルト値
-
dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(53) LimitCpuTime
JP1/AJS3から実行するジョブのプロセスごとの最大CPU時間を指定します。
このパラメーターで指定した値は,最大CPU時間の制限として環境設定パラメーターIsLimitCpuTimeに「1」を指定した場合に有効になります。
- 形式
-
"LimitCpuTime"=dword:プロセスごとの最大CPU時間
- 指定できる値
-
16進数で0〜7FFFFFFF(10進数で0〜2,147,483,647)
- デフォルト値
-
dword:7FFFFFFF(10進数で2,147,483,647)
- 推奨値
-
ユーザー環境に依存します。
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
0〜7FFFFFFFという指定範囲は,論理上の指定範囲です。実際の指定範囲は,OSのシステムコールsetrlimit()の設定範囲に依存します。
「dword:7FFFFFFF」を指定した場合,システムに設定されている上限値が上限になります。
また,「dword:7FFFFFFF」より小さくても,その値がシステムの上限値よりも大きい場合は,システムの上限値が上限になります。
設定に失敗した場合はメッセージが出力され,制限値は変更されません。
(54) IsLimitWorkSize
JP1/AJS3から実行するジョブのプロセスごとのワーキングセットサイズ(プロセスが使用する物理メモリーのサイズ)を制限するかどうかを指定します。
- 形式
-
"IsLimitWorkSize"=dword:プロセスごとの最大ワーキングセットサイズの制限フラグ
- 指定できる値
-
- 0
-
ジョブのプロセスごとのワーキングセットサイズを制限しません。
- 1
-
ジョブのプロセスごとのワーキングセットサイズを制限します。
- デフォルト値
-
dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
Solarisを使用している場合,このフラグは指定しないでください。JP1/AJS3が起動できなくなるおそれがあります。
(55) LimitWorkSize
JP1/AJS3から実行するジョブのプロセスごとの最大ワーキングセットサイズ(プロセスが使用する物理メモリーのサイズ)を指定します。
このパラメーターで指定した値は,最大ワーキングセットサイズの制限として環境設定パラメーターIsLimitWorkSizeに「1」を指定した場合に有効になります。
- 形式
-
"LimitWorkSize"=dword:プロセスごとの最大ワーキングセットサイズ
- 指定できる値
-
16進数で0〜7FFFFFFF(10進数で0〜2,147,483,647)
- デフォルト値
-
dword:7FFFFFFF(10進数で2,147,483,647)
- 推奨値
-
ユーザー環境に依存します。
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
0〜7FFFFFFFという指定範囲は,論理上の指定範囲です。実際の指定範囲は,OSのシステムコールsetrlimit()の設定範囲に依存します。
「dword:7FFFFFFF」を指定した場合,システムに設定されている上限値が上限になります。
また,「dword:7FFFFFFF」より小さくても,その値がシステムの上限値よりも大きい場合は,システムの上限値が上限になります。
設定に失敗した場合はメッセージが出力され,制限値は変更されません。
(56) IsLimitNoFile
JP1/AJS3から実行するジョブのプロセスごとのファイルディスクリプタ数を制限するかどうかを指定します。
- 形式
-
"IsLimitNoFile"=dword:プロセスごとの最大ファイルディスクリプタ数の制限フラグ
- 指定できる値
-
- 0
-
ジョブのプロセスごとのファイルディスクリプタ数を制限しません。
- 1
-
ジョブのプロセスごとのファイルディスクリプタ数を制限します。
- デフォルト値
-
dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(57) LimitNoFile
JP1/AJS3から実行するジョブのプロセスごとの最大ファイルディスクリプタ数を指定します。
このパラメーターで指定した値は,最大ファイルディスクリプタ数の制限として環境設定パラメーターIsLimitNoFileに「1」を指定した場合に有効になります。
- 形式
-
"LimitNoFile"=dword:プロセスごとの最大ファイルディスクリプタ数
- 指定できる値
-
16進数で0〜7FFFFFFF(10進数で0〜2,147,483,647)
- デフォルト値
-
dword:7FFFFFFF(10進数で2,147,483,647)
- 推奨値
-
ユーザー環境に依存します。
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
0〜7FFFFFFFという指定範囲は,論理上の指定範囲です。実際の指定範囲は,OSのシステムコールsetrlimit()の設定範囲に依存します。
「dword:7FFFFFFF」を指定した場合,システムに設定されている上限値が上限になります。
また,「dword:7FFFFFFF」より小さくても,その値がシステムの上限値よりも大きい場合は,システムの上限値が上限になります。
設定に失敗した場合はメッセージが出力され,制限値は変更されません。
(58) PipeComTimeout
パイプ通信タイムアウト時間を指定します。
詳細については,「15.2.15 エージェントのパイプ通信タイムアウト値の変更」を参照してください。
- 形式
-
"PipeComTimeout"=dword:エージェントのパイプ通信タイムアウト値
- 指定できる値
-
16進数で0000012C〜7FFFFFFF(10進数で300〜2,147,483,647)(単位:秒)
- デフォルト値
-
dword:0000012C(10進数で300)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
パイプ通信タイムアウト時間に長い時間を設定すると,ジョブの障害検知が遅くなるおそれがあるため注意してください。
また,パイプ通信タイムアウト時間には,最小値として1秒から設定できますが,300秒未満を設定するとパイプ通信のタイムアウトエラーが発生しやすくなり,ジョブが起動失敗となります。そのため,指定できる範囲を300秒以上としています。ただし,すでに300秒未満の値を設定して運用している場合でもエラーにはならないため,そのまま継続して使用できます。
(59) AfterForkPipeTimeout
ジョブプロセス実行準備完了通知のタイムアウト時間を指定します。
詳細については,「15.2.16 ジョブプロセス実行準備完了通知時のタイムアウト値の設定」を参照してください。
- 形式
-
"AfterForkPipeTimeout"=dword:ジョブプロセス実行準備完了通知時のタイムアウト値
- 指定できる値
-
16進数で00000384〜00015180(10進数で900〜86,400)(単位:秒)
最大値の00015180(10進数で86,400秒)は1日の秒数です。
- デフォルト値
-
dword:00000384(10進数で900)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
ジョブプロセス実行準備完了通知のタイムアウト時間に長い時間を設定すると,ジョブの障害検知が遅くなることがあるため注意してください。
また,ジョブプロセス実行準備完了通知のタイムアウト時間には,最小値として0秒から設定できますが,900秒未満を設定するとタイムアウトエラーが発生しやすくなり,ジョブは起動失敗となります。そのため,指定できる範囲を900秒からとしています。ただし,すでに900秒未満の値を設定して運用している場合はエラーにはならないため,そのまま継続して使用できます。
(60) IsCacheCmdSearchPath
ジョブ起動時に使用するコマンド検索パスの値をキャッシングするかどうかを指定します。
キャッシングする場合,検索パスの取得処理に時間が掛からないため,ジョブ起動時の性能が改善されます。ただし,キャッシングしていると,パスを変更したときに直ちに変更が反映されません。キャッシングする設定でコマンド検索パスを変更した場合は,5分以上経過してからジョブを起動することを推奨します。
- 形式
-
"IsCacheCmdSearchPath"=dword:コマンド検索パスの値のキャッシング指定フラグ
- 指定できる値
-
- 0
-
コマンド検索パスの値をキャッシングしません。
- 1
-
コマンド検索パスの値をキャッシングします。
「0」または「1」のどちらかではない値を指定した場合は,「1」が指定された場合と同じ動作になります。
ジョブ実行OSユーザーの環境変数PATHの値を頻繁に変更するような環境で,その変更をジョブ実行時に直ちに有効にしたい場合は「0」に変更します。ただし,「0」を指定した場合はジョブ実行性能が劣化します。
なお,06-71以前のバージョンの動作に合わせたい場合は,「dword:00000000」を指定してください。
- デフォルト値
-
dword:00000001(10進数で1)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 補足事項
-
コマンド検索パスは,実行OSユーザーのログインスクリプトに設定されている環境変数PATHです。
(61) IsUseWorkPath
ジョブ実行時のワークパスをJP1/AJS3のエージェントプロセス実行時のワークディレクトリにするかどうかを指定します。
- 形式
-
"IsUseWorkPath"=dword:ジョブ実行時のワークパスの変更フラグ
- 指定できる値
-
- 0
-
ジョブ実行時のワークパスをエージェントプロセス実行時のワークディレクトリにしません(設定を無効にします)。
- 1
-
ジョブ実行時のワークパスをエージェントプロセス実行時のワークディレクトリにします。
- デフォルト値
-
dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 補足事項
-
UNIXで実行するジョブの場合,ワークパス名の指定(jpqjobsubコマンドでは-wオプションの作業用パス名)を省略すると,実行ユーザーのホームディレクトリが仮定されます。ホームディレクトリが未定義の場合は,「/」(ルート)が仮定されます。
ジョブの実行時,ワークパスにはJPQ_EXECで始まる名称のファイルが一時ファイルとして作成されます(それ以外のファイルは作成されません)。ワークパス名の指定を省略していてジョブが異常終了した場合は,ジョブ実行ユーザーのホームディレクトリにこれらのファイルが残ってしまいます。ジョブ実行ユーザーのホームディレクトリにこれらのファイルが残らないようにするには,ジョブ実行時のワークパスをJP1/AJS3のエージェントプロセス実行時のワークディレクトリに変更する必要があります。
(62) IsSigchldDefault
SIGCHLDシグナルを受信するデフォルト設定(SIG_DFL)で実行するかどうかを指定します。
詳細については,「15.2.17 JP1/AJS3から起動される子プロセスを,SIGCHLDシグナルを受信する設定(SIG_DFL)に変更する方法」を参照してください。
- 形式
-
"IsSigchldDefault"=dword:JP1/AJS3から起動される子プロセスを,SIGCHLDシグナルを受信する設定(SIG_DFL)に変更する定義
- 指定できる値
-
- 0
-
SIGCHLDシグナルを無視する設定(SIG_IGN)でジョブを実行する場合に指定します。
- 1
-
SIGCHLDシグナルを受信する設定(SIG_DFL)でジョブを実行する場合に指定します。
- デフォルト値
-
dword:00000000(10進数で0)
JP1/AJS3の新規のインストール時および新規のセットアップ時に「1」が設定されます。
- 推奨値
-
dword:000000001(10進数で1)
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(63) FileAccessPermissionMode
UNIXジョブまたはLinuxホスト上でHTTP接続ジョブを実行するときに,次に示すファイルのアクセス権限についてチェックする方法を指定します。
-
スクリプトファイル※
-
環境変数ファイル※
-
標準入力ファイル※
-
標準出力ファイル
-
標準エラー出力ファイル
-
転送先ファイル※
- 注※
-
HTTP接続ジョブでは指定できません
詳細については,「15.2.18 ジョブ実行時のファイル権限チェックでアクセス制御リストやセカンダリーグループの設定を有効にする」を参照してください。
- 形式
-
"FileAccessPermissionMode"=dword:UNIXホスト上でジョブを実行するときのファイルのアクセス権限をチェックする方法の設定
- 指定できる値
-
- 0
-
各ファイルのアクセス権限について,ファイルパーミッションの設定に基づいてチェックします。アクセス制御リストやセカンダリーグループの設定に基づくチェックは行いません。
- 1
-
スクリプトファイルのアクセス権限について,ファイルパーミッション,アクセス制御リスト,およびセカンダリーグループの設定に基づいてチェックします。
スクリプトファイル以外のファイルのアクセス権限については,ファイルパーミッションに基づくチェックだけ行います。
- 2
-
各ファイルのアクセス権限について,ファイルパーミッション,アクセス制御リスト,およびセカンダリーグループの設定に基づいてチェックします。
- デフォルト値
-
dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
このパラメーターを「1」または「2」に変更する場合,デフォルトではアクセス制御リストやセカンダリーグループが設定されていても実行できていたジョブが起動失敗となることがあります。ファイルパーミッションと,アクセス制御リストやセカンダリーグループの設定との差異を考慮した上,ジョブの起動に影響がないように注意して設定してください。
(64) NotfyJobStateInterval
ジョブの結果ファイルの再送間隔を指定します。
詳細については,「6.2.5 ジョブの結果ファイルの再送間隔・再送回数の変更」(Windowsの場合)または「15.2.5 ジョブの結果ファイルの再送間隔・再送回数の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
- 形式
-
"NotfyJobStateInterval"=dword:ジョブの結果ファイルの再送間隔
- 指定できる値
-
16進数で0〜00015180(10進数で0〜86,400)(単位:秒)
最大値の00015180(10進数で86,400秒)は1日の秒数です。
結果ファイルの再送を行わないようにするには「0」を指定してください。
- デフォルト値
-
dword:0000012C(10進数で300:5分)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
このパラメーターに「0」を指定した場合は,結果ファイルの再送は行いません。このため,結果ファイルの転送に失敗するとジョブの終了通知を行わなくなり,マネージャーホスト側からのジョブ状態監視処理によってジョブの終了を検知します。ジョブ状態監視処理は通常5分間隔のポーリングで行っているため,ジョブの終了検知が遅れることがあります。
また次の場合は,エージェントホスト上のジョブの終了情報が削除されるため,マネージャーホスト上の統合トレースログにメッセージ「KAVU4597-W エージェント(エージェントホスト名)で消失したジョブを強制終了します」が出力されて,ジョブの状態は強制終了となります。
-
環境設定パラメーターNotfyJobStateCountの上限値まで再送を繰り返し,最終的に結果ファイルの転送が失敗したとき
-
マネージャーホストからのジョブの状態確認が行われる前にエージェントホストのJP1/AJS3サービスが停止したとき
-
(65) NotfyJobStateCount
ジョブの結果ファイルの再送回数を指定します。
詳細については,「6.2.5 ジョブの結果ファイルの再送間隔・再送回数の変更」(Windowsの場合)または「15.2.5 ジョブの結果ファイルの再送間隔・再送回数の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
- 形式
-
"NotfyJobStateCount"=dword:ジョブの結果ファイルの再送回数
- 指定できる値
-
16進数で1〜00000800(10進数で1〜2,048)
- デフォルト値
-
dword:00000120(10進数で288)
JP1/AJS3の新規インストール時に「dword:00000002」(10進数で2)が設定されます。
- 推奨値
-
dword:00000002(10進数で2)
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 補足事項
-
このパラメーターおよび環境設定パラメーターNotfyJobStateIntervalをデフォルトで使用した場合,5分間隔で24時間再送します。
(66) ConnectTimeout(ジョブ実行制御エージェント用)
TCP/IP通信の接続タイムアウト値を指定します。
定義内容の詳細については,「6.2.8 TCP/IP通信接続エラーの接続タイムアウト時間・リトライ間隔・回数の変更」(Windowsの場合)または「15.2.8 TCP/IP通信接続エラーの接続タイムアウト時間・リトライ間隔・回数の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
- 形式
-
"ConnectTimeout"=dword:ジョブ実行制御エージェントのTCP/IP通信接続タイムアウト値の定義
- 指定できる値
-
16進数で00002710〜000927C0(10進数で10,000〜600,000)(単位:ミリ秒)
- デフォルト値
-
dword:00015F90(10進数で90,000:90秒)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
-
接続タイムアウトの値を小さくすると,接続が完了する前にタイムアウトとなり,TCP/IP通信の接続エラーが発生することがあります。
-
OSの接続タイムアウト仕様とその設定によって,この環境設定パラメーターに設定した値より前に接続タイムアウトが発生することがあります。
-
(67) CommunicateRetryCount(ジョブ実行制御エージェント用)
TCP/IP通信の接続エラーのリトライ回数を指定します。
定義内容の詳細については,「6.2.8 TCP/IP通信接続エラーの接続タイムアウト時間・リトライ間隔・回数の変更」(Windowsの場合)または「15.2.8 TCP/IP通信接続エラーの接続タイムアウト時間・リトライ間隔・回数の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
- 形式
-
"CommunicateRetryCount"=dword:ジョブ実行制御エージェントのTCP/IP通信接続エラーのリトライ回数の定義
- 指定できる値
-
16進数で00000000〜00000064(10進数で0〜100)
- デフォルト値
-
dword:00000002(10進数で2)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
リトライ回数の値を大きくし過ぎると,通信障害が回避できなくなり,TCP/IP通信の接続エラーが頻繁に発生することがあるため注意してください。
(68) CommunicateRetryInterval(ジョブ実行制御エージェント用)
TCP/IP通信の接続エラーのリトライ間隔を指定します。
定義内容の詳細については,「6.2.8 TCP/IP通信接続エラーの接続タイムアウト時間・リトライ間隔・回数の変更」(Windowsの場合)または「15.2.8 TCP/IP通信接続エラーの接続タイムアウト時間・リトライ間隔・回数の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
- 形式
-
"CommunicateRetryInterval"=dword:ジョブ実行制御エージェントのTCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔の定義
- 指定できる値
-
16進数で00000001〜0000012C(10進数で1〜300)(単位:秒)
- デフォルト値
-
dword:00000014(10進数で20)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
リトライ間隔の値を小さくし過ぎると,通信のリトライ間隔が短くなるため通信障害が回避できなくなり,TCP/IP通信の接続エラーが頻繁に発生することがあるため注意してください。
(69) LogonUserRetryCount
ジョブの実行先サービスに[標準]を指定している場合に,アクセストークンの取得をリトライする回数を指定します。
詳細については,「6.2.19 ジョブ実行時のログオンリトライを変更する設定」を参照してください。
- 形式
-
"LogonUserRetryCount"=dword:ジョブの実行先サービスに[標準]を指定している場合に,アクセストークンの取得をリトライする回数
- 指定できる値
-
16進数で00000000〜00000064(10進数で0〜100)
- デフォルト値
-
dword:00000003(10進数で3)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
「0」を指定すると,リトライしません。
(70) LogonUserRetryInterval
ジョブの実行先サービスに[標準]を指定している場合に,アクセストークンの取得をリトライする間隔を指定します。
詳細については,「6.2.19 ジョブ実行時のログオンリトライを変更する設定」を参照してください。
- 形式
-
"LogonUserRetryInterval"=dword:ジョブの実行先サービスに[標準]を指定している場合に,アクセストークンの取得をリトライする間隔
- 指定できる値
-
16進数で00000001〜0000012C(10進数で0〜300)(単位:秒)
- デフォルト値
-
dword:00000001(10進数で1)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(71) 変数名
ジョブ実行時のワークパスを変数として定義します。
- 形式
-
"変数名"="値"
- 変数名
-
「$変数名$」で指定する文字列を入力します。なお,ここで定義した変数名は,ファイルパス名やパラメーターで使用できます。
- 値
-
変数名に対応した実行プログラムの,そのホストでのインストールパスを入力します。
- 注意事項
-
環境設定パラメーターを誤って設定した場合は,「付録B 誤った環境設定パラメーターを設定したときの回復方法」を参照し,手順に従って回復してください。
詳細については,「6.2.1 ジョブ実行時のワークパスを変数として定義する」(Windowsの場合)または「15.2.1 ジョブ実行時のワークパスを変数として定義する」(UNIXの場合)を参照してください。
(72) All Users
すべてのJP1ユーザーに対して検索パス名を指定します。
- 形式
-
"All Users"=転送元ファイルの検索パス
- 補足事項
-
JP1ユーザーごとの設定と,すべてのJP1ユーザーに対する設定の順序は任意です。
Windowsの場合,検索パス名を複数記述するときは,パス間を「::(コロン二つ)」で区切ります。また,「=」より後ろのパス名全体を「"」で囲みます。
設定が重複した場合の優先度は次のとおりです。
-
すべてのJP1ユーザーに対する設定より,JP1ユーザーごとの設定が優先されます。JP1ユーザーごとに設定された検索パスで転送ファイルが見付かった場合,すべてのJP1ユーザーに対して設定された検索パスでは検索されません。
-
JP1ユーザー名が重複している場合,あとに定義されている方が優先されます。
詳細については,「6.2.2 転送元ファイルの検索パスを定義する」(Windowsの場合)または「15.2.2 転送元ファイルの検索パスを定義する」(UNIXの場合)を参照してください。
-
(73) JP1ユーザー名
ジョブを実行するJP1ユーザーごとに検索パス名を指定します。
- 形式
-
"JP1ユーザー名"=転送元ファイルの検索パス
- 補足事項
-
JP1ユーザーごとの設定と,すべてのJP1ユーザーに対する設定の順序は任意です。
Windowsの場合,検索パス名を複数記述するときは,パス間を「::(コロン二つ)」で区切ります。また,「=」より後ろのパス名全体を「"」で囲みます。
設定が重複した場合の優先度は次のとおりです。
-
すべてのJP1ユーザーに対する設定より,JP1ユーザーごとの設定が優先されます。JP1ユーザーごとに設定された検索パスで転送ファイルが見付かった場合,すべてのJP1ユーザーに対して設定された検索パスでは検索されません。
-
JP1ユーザー名が重複している場合,あとに定義されている方が優先されます。
詳細については,「6.2.2 転送元ファイルの検索パスを定義する」(Windowsの場合)または「15.2.2 転送元ファイルの検索パスを定義する」(UNIXの場合)を参照してください。
-
(74) ConnectTimeout(ジョブ実行に使用するコマンドおよびスケジューラー用)
TCP/IP通信の接続タイムアウト値を指定します。
定義内容の詳細については,「6.2.8 TCP/IP通信接続エラーの接続タイムアウト時間・リトライ間隔・回数の変更」(Windowsの場合)または「15.2.8 TCP/IP通信接続エラーの接続タイムアウト時間・リトライ間隔・回数の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
- 形式
-
"ConnectTimeout"=dword:ジョブ実行に使用するコマンドおよびスケジューラーのTCP/IP通信接続タイムアウト値
- 指定できる値
-
16進数で00002710〜000927C0(10進数で10,000〜600,000)(単位:ミリ秒)
- デフォルト値
-
dword:00015F90(10進数で90,000:90秒)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
-
接続タイムアウトの値を小さくすると,接続が完了する前にタイムアウトとなり,TCP/IP通信の接続エラーが発生することがあります。
-
OSの接続タイムアウト仕様とその設定によって,この環境設定パラメーターに設定した値より前に接続タイムアウトが発生することがあります。
-
(75) CommunicateRetryCount(ジョブ実行に使用するコマンドおよびスケジューラー用)
TCP/IP通信の接続エラーのリトライ回数を指定します。
定義内容の詳細については,「6.2.8 TCP/IP通信接続エラーの接続タイムアウト時間・リトライ間隔・回数の変更」(Windowsの場合)または「15.2.8 TCP/IP通信接続エラーの接続タイムアウト時間・リトライ間隔・回数の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
- 形式
-
"CommunicateRetryCount"=dword:ジョブ実行に使用するコマンドおよびスケジューラーのTCP/IP通信接続エラーのリトライ回数
- 指定できる値
-
16進数で00000000〜00000064(10進数で0〜100)
- デフォルト値
-
dword:00000002(10進数で2)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
リトライ回数の値を大きくし過ぎると,通信障害が回避できなくなり,TCP/IP通信の接続エラーが頻繁に発生することがあるため注意してください。
(76) CommunicateRetryInterval(ジョブ実行に使用するコマンドおよびスケジューラー用)
TCP/IP通信の接続エラーのリトライ間隔を指定します。
定義内容の詳細については,「6.2.8 TCP/IP通信接続エラーの接続タイムアウト時間・リトライ間隔・回数の変更」(Windowsの場合)または「15.2.8 TCP/IP通信接続エラーの接続タイムアウト時間・リトライ間隔・回数の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
- 形式
-
"CommunicateRetryInterval"=dword:ジョブ実行に使用するコマンドおよびスケジューラーのTCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔
- 指定できる値
-
16進数で00000001〜0000012C(10進数で1〜300)(単位:秒)
- デフォルト値
-
dword:00000014(10進数で20)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
リトライ間隔の値を小さくし過ぎると,通信のリトライ間隔が短くなるため通信障害が回避できなくなり,TCP/IP通信の接続エラーが頻繁に発生することがあるため注意してください。
(77) CommunicateTimeout
通信タイムアウト時間を指定します。
詳細については,「6.2.14 ジョブ実行制御のマネージャープロセスに対する通信タイムアウト時間の変更」(Windowsの場合)または「15.2.14 ジョブ実行制御のマネージャープロセスに対する通信タイムアウト時間の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
- 形式
-
"CommunicateTimeout"=dword:通信タイムアウト時間
- 指定できる値
-
16進数で000927c0〜0036EE80(10進数で600,000〜3,600,000)(単位:ミリ秒)
- デフォルト値
-
dword:000927c0(10進数で600,000:10分)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(78) MacroOptionReplaceMode
前後に文字列がないマクロ変数の引き継ぎ情報がNULL文字列の場合に,マクロ変数名をNULL文字列に置き換えるかどうかを指定します。
詳細については,「6.2.11 マクロ変数の引き継ぎ情報がNULL文字列の場合の置き換え方法の設定」(Windowsの場合)または「15.2.11 マクロ変数の引き継ぎ情報がNULL文字列の場合の置き換え方法の設定」(UNIXの場合)を参照してください。
- 形式
-
"MacroOptionReplaceMode"=dword:マクロ変数の引き継ぎ情報がNULL文字列の場合の置き換え方法の設定
- 指定できる値
-
- 0
-
マクロ変数名をNULL文字列に置き換えないで,指定されたマクロ変数名をそのままの文字列として使用します。
- 1
-
マクロ変数名をNULL文字列に置き換えます。
- デフォルト値
-
dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(79) IsHA(ジョブ実行に使用するコマンドおよびスケジューラー用)
ジョブ実行に使用するコマンドおよびスケジューラーのクラスタ環境設定の定義を指定します。このパラメーターは,クラスタ運用をやめる場合だけ設定してください。
- 形式
-
"IsHA"=dword:ジョブ実行に使用するコマンドおよびスケジューラーのクラスタ環境設定の定義
- 指定できる値
-
- 0
-
クラスタ運用しない場合に指定します。
- 1
-
クラスタシステム運用時のセットアップを実行すると,物理ホストおよび論理ホストのパラメーターにこの値が自動的に設定されます。
- デフォルト値
-
dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
-
なし
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(80) PassingInfoUsePreRc
引き継ぎ情報設定ジョブで先行ジョブの戻り値を使用するかどうかを指定します。
詳細については,「6.2.25 引き継ぎ情報設定ジョブで先行ジョブの戻り値を使用するための設定」(Windowsの場合),または「15.2.23 引き継ぎ情報設定ジョブで先行ジョブの戻り値を使用するための設定」(UNIXの場合)を参照してください。
- 形式
-
"PassingInfoUsePreRc"=dword:引き継ぎ情報設定ジョブで先行ジョブの戻り値を使用するための設定
- 指定できる値
-
- 0
-
先行ジョブの戻り値に関係なく,引き継ぎ情報設定ジョブ自体の戻り値を設定します。
- 1
-
先行ジョブの戻り値が0の場合,引き継ぎ情報設定ジョブ自体の戻り値を設定します。先行ジョブの戻り値が0以外の場合,先行ジョブの戻り値を引き継ぎ情報設定ジョブの戻り値に設定します。
- デフォルト値
-
dword:00000001(10進数で1)
JP1/AJS3の新規インストール時に「dword:00000000」(10進数で0)が設定されます。
- 推奨値
-
dword:00000000(10進数で0)
- 設定が有効になるタイミング
-
即時(次回の引き継ぎ情報設定ジョブ実行時)
(81) ConnectTimeout(ジョブ実行制御状態通知プロセス用)
TCP/IP通信の接続タイムアウト値を指定します。
定義内容の詳細については,「6.2.8 TCP/IP通信接続エラーの接続タイムアウト時間・リトライ間隔・回数の変更」(Windowsの場合)または「15.2.8 TCP/IP通信接続エラーの接続タイムアウト時間・リトライ間隔・回数の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
- 形式
-
"ConnectTimeout"=dword:ジョブ実行制御状態通知プロセスのTCP/IP通信接続タイムアウト値の定義
- 指定できる値
-
16進数で00002710〜000927C0(10進数で10,000〜600,000)(単位:ミリ秒)
- デフォルト値
-
dword:00015F90(10進数で90,000:90秒)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
-
接続タイムアウトの値を小さくすると,接続が完了する前にタイムアウトとなり,TCP/IP通信の接続エラーが発生することがあります。
-
OSの接続タイムアウト仕様とその設定によって,この環境設定パラメーターに設定した値より前に接続タイムアウトが発生することがあります。
-
(82) CommunicateRetryCount(ジョブ実行制御状態通知プロセス用)
TCP/IP通信の接続エラーのリトライ回数を指定します。
定義内容の詳細については,「6.2.8 TCP/IP通信接続エラーの接続タイムアウト時間・リトライ間隔・回数の変更」(Windowsの場合)または「15.2.8 TCP/IP通信接続エラーの接続タイムアウト時間・リトライ間隔・回数の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
- 形式
-
"CommunicateRetryCount"=dword:ジョブ実行制御状態通知プロセスのTCP/IP通信接続エラーのリトライ回数の定義
- 指定できる値
-
16進数で00000000〜00000064(10進数で0〜100)
- デフォルト値
-
dword:00000002(10進数で2)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
リトライ回数の値を大きくし過ぎると,通信障害が回避できなくなり,TCP/IP通信の接続エラーが頻繁に発生することがあるため注意してください。
(83) CommunicateRetryInterval(ジョブ実行制御状態通知プロセス用)
TCP/IP通信の接続エラーのリトライ間隔を指定します。
定義内容の詳細については,「6.2.8 TCP/IP通信接続エラーの接続タイムアウト時間・リトライ間隔・回数の変更」または「15.2.8 TCP/IP通信接続エラーの接続タイムアウト時間・リトライ間隔・回数の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
- 形式
-
"CommunicateRetryInterval"=dword:ジョブ実行制御状態通知プロセスのTCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔の定義
- 指定できる値
-
16進数で00000001〜0000012C(10進数で1〜300)(単位:秒)
- デフォルト値
-
dword:00000014(10進数で20)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
-
リトライ間隔の値を小さくし過ぎると,通信のリトライ間隔が短くなるため通信障害が回避できなくなり,TCP/IP通信の接続エラーが頻繁に発生することがあるため注意してください。
(84) IsHA(ジョブ実行制御状態通知プロセス用)
ジョブ実行制御状態通知プロセスのクラスタ環境設定の定義を指定します。このパラメーターは,クラスタ運用をやめる場合だけ設定してください。
- 形式
-
"IsHA"=dword:ジョブ実行制御状態通知プロセスのクラスタ環境設定の定義
- 指定できる値
-
- 0
-
クラスタ運用しない場合に指定します。
- 1
-
クラスタシステム運用時のセットアップを実行すると,物理ホストおよび論理ホストのパラメーターにこの値が自動的に設定されます。
- デフォルト値
-
dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
-
なし
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(85) MergeEnvMode
システム環境変数とジョブ定義の環境変数が重複した場合に,ジョブ定義の環境変数を有効にするかどうかを指定します。
詳細については,「6.2.21 システム環境変数とジョブ定義の環境変数が重複した場合にジョブ定義の環境変数を有効にするための設定」を参照してください。
- 形式
-
"MergeEnvMode"=dword:システム環境変数とジョブ定義の環境変数が重複した場合にジョブ定義の環境変数を有効にするかどうかの定義
- 指定できる値
-
- 0
-
ジョブ定義に指定した環境変数がシステム環境変数と重複した場合に,ジョブ定義の環境変数を有効にしないときに指定します。
- 1
-
ジョブ定義に指定した環境変数がシステム環境変数と重複した場合に,ジョブ定義の環境変数を有効にするときに指定します。
- デフォルト値
-
dword:00000000(10進数で0)
JP1/AJS3の新規インストール時に「dword:00000001」(10進数で1)が設定されます。
- 推奨値
-
dword:00000001(10進数で1)
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(86) UACAdministratorsExec(ジョブ用)
ジョブの実行先サービスに[標準]を指定している場合に,UAC機能が有効なときにAdministrators権限でジョブを実行するかどうかを指定します。
詳細については,「6.2.22 UAC機能有効時にAdministrators権限でジョブを実行するための設定」を参照してください。
- 形式
-
"UACAdministratorsExec"=dword:UAC機能有効時にAdministrators権限でジョブを実行するかどうかの定義
- 指定できる値
-
- 0
-
UAC機能が有効なときにAdministratorsグループのOSユーザーから実行されるジョブをAdministrators権限が無効な状態で実行します。ただし,ビルトインAdministratorおよびJP1/AJS3のサービスアカウントと同一のAdministratorsグループのOSユーザーを除きます。
- 1
-
UAC機能が有効なときにAdministratorsグループのOSユーザーから実行されるジョブをAdministrators権限で実行します。
「1」を指定した場合,ジョブを実行するすべてのOSユーザー(標準ユーザーも含む)に「バッチ ジョブとしてログオン」の権限が必要になります。
- デフォルト値
-
dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(87) GetPasswd_RetryCount
OSのパスワードファイルからユーザー情報の取得に失敗した場合にリトライする回数を指定します。
通常,この値を変更する必要はありません。
詳細については,「15.2.20 ユーザー情報取得時のリトライを変更する設定」を参照してください。
- 形式
-
"GetPasswd_RetryCount"=dword:OSのパスワードファイルからユーザー情報の取得に失敗した場合のリトライ回数
- 指定できる値
-
16進数で00000000〜0000000A(10進数で0〜10)
「dword:00000000」を指定した場合,リトライしません。
- デフォルト値
-
dword:00000002(10進数で2)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(88) GetPasswd_RetryInterval
OSのパスワードファイルからユーザー情報の取得に失敗した場合にリトライする間隔を指定します。
通常,この値を変更する必要はありません。
詳細については,「15.2.20 ユーザー情報取得時のリトライを変更する設定」を参照してください。
- 形式
-
"GetPasswd_RetryInterval"=dword:OSのパスワードファイルからユーザー情報の取得に失敗した場合のリトライ間隔
- 指定できる値
-
16進数で00000000〜00002710(10進数で0〜10,000)(単位:ミリ秒)
「dword:00000000」を指定した場合,すぐにリトライします。
- デフォルト値
-
dword:000003E8(10進数で1,000)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(89) IgnoreResultFileError(ジョブ用)
ジョブの実行先サービスに[標準]を指定している場合に,ジョブの結果ファイル(標準出力ファイル,標準エラー出力ファイル)の転送処理でエラーが発生したときの動作を指定します。
詳細については,「6.2.24 ジョブの結果ファイル転送失敗時の動作の設定」(Windowsの場合)または「15.2.22 ジョブの結果ファイル転送失敗時の動作の設定」(UNIXの場合)を参照してください。
- 形式
-
"IgnoreResultFileError"=dword:ジョブの結果ファイルで転送エラーが発生したときの動作
- 指定できる値
-
- 0
-
ジョブの結果ファイルの転送処理でエラーが発生した場合に,ジョブの終了コードに「-1」を設定するとともに,ジョブの状態を「異常検出終了」にします。
- 1
-
ジョブの結果ファイルの転送処理でエラーが発生した場合に,ジョブの終了コードにジョブプロセスの終了コードを設定するとともに,終了判定に従ってジョブの状態を「正常終了」,「警告検出終了」,または「異常検出終了」にします。
- デフォルト値
-
dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
-
デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(90) PreventResultFileLack
ジョブが出力したデータが結果ファイルに出力されないことを防止するかどうかを指定します。
詳細については,「6.2.26 ジョブが出力したデータが結果ファイルに出力されないことを防止するための設定」を参照してください。
- 形式
-
"PreventResultFileLack"=dword:ジョブが出力したデータが結果ファイルに出力されないことを防止するための設定
- 指定できる値
-
- 0
-
この値を指定すると,JP1/AJS3が使用するメモリーがスワップアウトされるなどの理由で処理の再開に時間が掛かる場合や,ディスクへのアクセスに時間が掛かる場合に,ジョブが出力したデータが結果ファイルに出力されないことがあります。
- 1
-
この値を指定すると,JP1/AJS3が使用するメモリーがスワップアウトされるなど,処理の再開に時間が掛かる場合や,ディスクへのアクセスに時間が掛かる場合でも,ジョブが出力したデータが結果ファイルに出力されます。
- デフォルト値
-
dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
-
ユーザー環境に依存します。
ただし,引き継ぎ情報設定ジョブを使用する場合は「1」を推奨します。
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(91) SendFileSizeStatus
ファイル送信サイズが上限値に達したときの動作を指定します。
詳細については,「6.2.27 ファイル送信制限をするための設定」(Windowsの場合)または「15.2.24 ファイル送信制限をするための設定」(UNIXの場合)を参照してください。
- 形式
-
"SendFileSizeStatus"=dword:ファイルサイズが上限値に達したときの動作
- 指定できる値
-
- 0
-
ファイル送信サイズの上限値をチェックし,上限値に達した場合はメッセージKAVU3507-Iを出力します。
結果ファイルすべてのファイルデータを送信し,ジョブの終了状態を引き継ぎます。
- 1
-
ファイル送信サイズの上限値をチェックし,上限値に達した場合はメッセージKAVU3508-Iを出力します。
結果ファイルは,ファイルサイズの上限値(環境設定パラメーターLimitSendFileSizeの設定値)まで送信し,上限値を超えたデータを破棄します。そして,終了状態を「異常検出終了」にし,メッセージKAVU3510-Eを出力します。
終了コードと状態については,「6.2.27(3) ファイル送信サイズが上限値を超えた場合の動作」(Windowsの場合)または「15.2.24(3) ファイル送信サイズが上限値を超えた場合の動作」(UNIXの場合)を参照してください。
- 2
-
ファイル送信サイズの上限値をチェックし,上限値に達した場合はメッセージKAVU3508-Iを出力します。
結果ファイルは,ファイルサイズの上限値(環境設定パラメーターLimitSendFileSizeの設定値)まで送信し,上限値を超えたデータを破棄します。そして,終了状態を「警告検出終了」にしメッセージKAVU3509-Wを出力します。ただし,エージェントホストでのジョブの状態が「異常検出終了」だった場合はその状態を引き継ぎます。
終了コードと状態については,「6.2.27(3) ファイル送信サイズが上限値を超えた場合の動作」(Windowsの場合)または「15.2.24(3) ファイル送信サイズが上限値を超えた場合の動作」(UNIXの場合)を参照してください。
- 3
-
ファイル送信サイズの上限値をチェックし,上限値に達した場合はメッセージKAVU3508-Iを出力します。
結果ファイルは,ファイルサイズの上限値(環境設定パラメーターLimitSendFileSizeの設定値)まで送信し,上限値を超えたデータを破棄します。ジョブの終了状態は,エージェントホストでの終了状態を引き継ぎます。
終了コードと状態については,「6.2.27(3) ファイル送信サイズが上限値を超えた場合の動作」(Windowsの場合)または「15.2.24(3) ファイル送信サイズが上限値を超えた場合の動作」(UNIXの場合)を参照してください。
この値を指定した場合,制限を超えてもジョブは「正常終了」になります。しかし,ファイルの作成は完了していないため,後続ジョブなどでファイルを参照する場合は,不完全なファイルでも問題ないことを確認して使用してください。
- デフォルト値
-
dword:00000000(10進数で0)
JP1/AJS3の新規のインストール時に「dword:00000003」(10進数で3)が設定されます。
- 推奨値
-
dword:00000003(10進数で3)
- 設定が有効になるタイミング
-
JP1/AJS3の再起動後
(92) LimitSendFileSize
ファイル送信サイズの上限値を指定します。
ジョブ実行時に使用する結果ファイルのサイズが運用上の見積もり値を超えたときに,エージェントホスト側で送信するファイルのサイズを制限します。運用に合わせて3メガバイト程度で上限値を設定することを推奨します。
この設定は,結果ファイルの標準出力ファイルと標準エラー出力ファイルのサイズを合計した値でチェックします。
なお,マネージャーへの送信データに対してプラスマイナス数百バイト程度の範囲で誤差が生じることがあります。
ファイルサイズの見積もり方法を次に示します(単位:バイト)。
ファイル数 Σ(ファイル名長+ファイルサイズ+(12*ファイル行数)+116)
詳細については,「6.2.27 ファイル送信制限をするための設定」(Windowsの場合)または「15.2.24 ファイル送信制限をするための設定」(UNIXの場合)を参照してください。
- 形式
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"LimitSendFileSize"=dword:ファイル送信サイズの上限値
- 指定できる値
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16進数で00080000〜08000000(10進数で524,288〜134,217,728)(単位:バイト)
- デフォルト値
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dword:00300000(10進数で3,145,728)
- 推奨値
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デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
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JP1/AJS3の再起動後