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JP1 Version 11 JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド


6.2.9 ジョブを配信するエージェントホストの決定方式の設定

ジョブ(キューレスジョブを除くPCジョブ,UNIXジョブ,フレキシブルジョブ,HTTP接続ジョブ,アクションジョブ,およびカスタムジョブ)を配信する際に,優先順位とエージェント使用率が同一の実行エージェントが複数ある場合,均等に負荷分散を行うためには,未使用時間が最も長い実行エージェントを選択してジョブを配信する方式が有効です。

注※

フレキシブルジョブの場合,実行エージェントを中継エージェントに読み替えてください。

ジョブを配信するエージェントホストの決定方式を設定するための手順を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) 定義手順

  1. Windowsの[コントロールパネル]の[管理ツール]で[サービス]を選択し,次に示すサービスを停止する。

    • JP1/AJS3サービス

  2. 次のコマンドを実行して,「(2) 環境設定パラメーター一覧」の環境設定パラメーターを設定する。

    jajs_config -k 定義キー名 "環境設定パラメーター名"=定義内容
  3. JP1/AJS3を再起動する。

    設定した内容が反映されます。

(2) 環境設定パラメーター一覧

表6‒25 ジョブを配信するエージェントホストの決定方式環境設定パラメーター

定義キー

環境設定パラメーター

定義内容

  • スケジューラーサービス(共通)の場合

    [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJS2\SCHEDULER\QUEUE\MANAGER\Agent]

  • スケジューラーサービス(個別)の場合

    [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJSMANAGER\スケジューラーサービス名\QUEUE\MANAGER\Agent]

"LeastRecentlyUsed"=

ジョブを配信するエージェントホストの決定方式の定義

注※

{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定します。

環境設定パラメーターの定義内容の詳細については,「20.5.2(34) LeastRecentlyUsed」を参照してください。