15.2.18 ジョブ実行時のファイル権限チェックでアクセス制御リストやセカンダリーグループの設定を有効にする
ジョブ実行時のファイルのアクセス権限チェックで,ファイルパーミッションだけでなくアクセス制御リストやセカンダリーグループの設定も有効にする場合の設定手順について次に示します。
この設定は,エージェントホスト単位に行ってください。また,UNIXジョブおよびLinuxホスト上で実行するHTTP接続ジョブに対してだけ有効です。
なお,キューレスジョブ実行機能では,次に示す設定は必要ありません。キューレスジョブ実行時のファイルのアクセス権限チェックは,該当するファイルのパーミッションだけでなく,アクセス制御リストやセカンダリーグループの設定も有効です。
- 注意事項
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エージェントホストのJP1/AJS2 - Agent(またはJP1/AJS2 - Manager)のバージョンが08-10以前の場合は設定できません。
- 〈この項の構成〉
(1) 定義手順
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JP1/AJS3のサービスを停止する。
次のコマンドを実行して,プロセスがすべて停止していることを確認します。
# /etc/opt/jp1ajs2/jajs_stop※ # /opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd_status
- 注※
-
自動停止の設定がされていることを確認します。
-
次のコマンドを実行して,「(2) 環境設定パラメーター一覧」の環境設定パラメーターを設定する。
jajs_config -k 定義キー名 "環境設定パラメーター名"=定義内容
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JP1/AJS3を再起動する。
設定した内容が反映されます。
(2) 環境設定パラメーター一覧
定義キー |
環境設定パラメーター |
定義内容 |
---|---|---|
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQAGENT\Job]※ |
"FileAccessPermissionMode"= |
UNIXジョブおよびLinuxホスト上でのHTTP接続ジョブ実行時のファイルのアクセス権限をチェックする方法の設定 |
- 注※
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{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定してください。
環境設定パラメーターの定義内容の詳細については,「20.5.2(63) FileAccessPermissionMode」を参照してください。