8.6.2　新しい環境でプログラムの動作確認をやり直す

新しい環境で動作確認をやり直すときは，これまでのテストで蓄積された情報がカバレージ情報として残っているため，これをクリアします。

また，動作させるパスなどが変わる場合もあるため，COBOLソースファイルのパスなどの情報を変更する必要があります。

作業の手順

1. テストプロジェクトを，動作確認する場所にコピーします。

2. 移動先のプロジェクトを対象にして，プロジェクト情報ファイルを出力します。

   cbluts -TestProject -Export -OutputPath c:\work\setting.xml -Project sample.utsproj

3. 出力したプロジェクト情報ファイルの内容を，動作確認する場所に合わせて修正します。

4. 修正したプロジェクト情報ファイルを入力します。

   cbluts -TestProject -Import -InputPath c:\work\setting.xml -Project sample.utsproj

   プロジェクト情報ファイルは，テスト実行するときに指定することもできます。

5. カバレージ情報をクリアします。

   cbluts -TestResult -ClearCoverage -Project sample.utsproj

6. 確認のため，カバレージ情報を出力します。

   cbluts -TestResult -DisplayCoverage -Project sample.utsproj

7. テスト実行します。

   cbluts -Test -Run -Project sample.utsproj

8. 対象のプロジェクトが複数あるときは，プロジェクトごとに手順1〜7を繰り返します。

関連項目

• 「8.2.1 すべてのテストケースを実行する」

• 「8.4.2 プロジェクト情報ファイルを出力する」

• 「8.4.3 プロジェクト情報を設定する」

• 「8.5.1 カバレージ情報を表示する」

• 「8.5.2 カバレージ情報をクリアする」

• 「8.6.3 プロジェクト情報を変更する」

• 「11.2 プロジェクト情報ファイルの構成要素」

• 「cblutsコマンド − バッチモードで単体テスト支援を実行する」

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