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COBOL2002 Professional Tool Kit 単体テスト支援ガイド


8.6.1 大量のCOBOLソースファイルから一括でプロジェクトファイルを作成する

テスト対象のCOBOLソースファイルと,テストプロジェクトファイル(コマンドを実行することで作成される)を指定することで,テストプロジェクトを作成できます。大量のCOBOLソースファイルがあっても,簡単なスクリプトで作成できます。

また,作成するときに複数のプロジェクトで共有したい設定がある場合,プロジェクト情報ファイルをあらかじめ作成しておき,コマンドに指定することで,その内容を反映してテストプロジェクトを作成することができます。

作業の手順

  1. テストプロジェクトファイルを置くフォルダを決めます。

    プロジェクトは最外プログラム単位で作成します。

    1つのファイルに複数の最外プログラムがある場合は,いちばん上に定義されているプログラムがテスト対象になります。それ以外のプログラムをテスト対象にしたいときは,ソースを分けるか,単体テスト支援のGUI画面で作成してください。

    テストプロジェクトは,すでにテストプロジェクトファイルが存在する場所には作成できません。テストプロジェクトごとに決める必要があります。

  2. プロジェクト情報ファイルを作成します。

    特別なコンパイルオプションや,リンクするファイルなどがなければ,プロジェクト情報ファイルがなくてもテストプロジェクトは作成できます。

  3. 次に示すcblutsコマンドで,テストプロジェクトファイルを作成します。

    cbluts -TestProject -Create -Source C:\work\sample.cbl -InputPath C:\work\setting.xml -Project C:\work\sample.utsproj
  4. 作成したいCOBOLソースファイルの分だけ,手順1〜3を繰り返します。

関連項目